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著者はウナギ研究の第一人者。
著者と共に研究活動をしている青山潤氏の「アフリカにょろり旅」を読んだときにウナギ研究の苦労を知った。
この本からは、小中生に研究の夢や楽しさを伝えようという著者の気持ちが伝わってくる。
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面白さなら教え子の青山さんの方が上のようだけど、これは中学生向けの理科的な読み物だからこれでいいのかも。
幼魚から、だんだん卵に近づいていくところ、最新の研究成果が書かれているところは良い。
でもこの本が物語に匹敵するほど面白いかと聞かれると、そうでもないなと答えざるを得ない。
『シロアリ』なんか物語並みに面白かったものね。
これをわざわざ感想文の本として選ぶ子は、よほどのうなぎ好きか、ライバルが少ないだろうという賞狙いの子か。
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日本人にとって夏を乗り切る食材として欠かせないウナギ。そのウナギ研究の第一人者が、子ども向けにウナギ研究について著した本。
これまでに分かったこと、解明していくことが分かりやすく述べられており、大人が読んでも参考になります。
将来研究者を目指す子ども達に読んでほしい1冊です。
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養殖のうなぎ。
天然ものに比べて劣るとかなんとか言われますが、でも、うなぎの養殖は元天然。卵から育てているわけじゃない。
身近でありながら知られていない、そして分かっていないうなぎの生態。
これからもうなぎを好きな日本人で居続けるなら、知らないでは済まされないのでしょうね。
言葉遣いや用語が小学生にはちょっと難しいかもしれないですが、読める範囲だと思います。
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小・中学生向けに書かれたうなぎ産卵場調査、40年間の軌跡。人類の祖先は5百万年前に誕生と言われるが、うなぎの祖先はおよそ1億年前に存在。
2013年2月環境省が、2014年6月国際自然保護連合がニホンウナギを絶滅危惧種に指定。
「研究は楽しくやらなくちゃならない」
「自分が好きなことを、力いっぱいやり続けよう」
いつか必ず、夢は叶う。
生涯作品で最高傑作はどれか、と聞かれたチャップリンの答「Next one」
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土用の丑の日に欠かせないうなぎ。
しかしその生態は長い間なぞに包まれていました。
…ということは知っていました。
うなぎ博士こと塚本勝巳先生が、世界で初めてうなぎの卵を発見したことはニュースで知っていましたが、この本はその記録であるだけではなく、好きなもの、興味のあるものを追い求める楽しさが溢れています。
ひとつの研究の成果が、わからなかった世界に光を当て、次の研究への道が作られます。
ひとつの研究の成功が、協力してくれる人たちを連れてきてくれます。
そしてどんどん世界は広がっていくのです。
子どものころから「海底2万マイルごっこ」や「十五少年漂流記ごっこ」など、冒険ごっこが好きで、大学で文化人類学に出会い、船にのって古代遺跡を発見することを夢見ていた先生が、なぜかうなぎの専門家に。
うなぎの卵の発見だけではなく、最初のうなぎはどこで発生したのか?とか、うなぎの仲間は何種類あるのか?とか、興味はどんどん広がっていきます。
「アフリカにょろり旅」という愉快なうなぎ本を書いた青山潤さんも、先生の教え子だったのですね。
世界中どこへ行っても、時間さえあればうなぎを釣ったりうなぎを買ったりしている師弟の様子も、ほほえましく楽しいです。
“わたしはそもそも「研究は楽しくやらなくちゃならない。」と思っています。(中略)研究こそが、研究者にとっては最高の遊びなのです。でも誤解しないでくださいね。遊び半分で研究しているわけではありません。一生懸命に研究して、ときには苦しいこともあるけど、研究者にとって研究しているときこそ、最高の時間なのだという意味です。”
読書感想文コンクールの中学生の部課題図書です。
しかしこの本も、読める子ならば小学校中学年くらいから読めると思います。
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調査船で探索を続けるところが、とても面白かったです
テーマを絞ってそのあたりをノンフィクションで読んでもいいな
児童書なので幅広いテーマと口絵があって分かりやすかったです!海洋生物学の勉強になりました!
調査船って大きいんですね!耳石って小さいのに重要な情報が!
昔うなぎ関連の本を読んだ時に、遠く旅することと平べったい稚魚にびっくりしたなー
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どこかでうなぎ研究者の塚本さんの存在を知って、読んでみようと思った1冊。子ども向けに書かれた本ということで、読みやすさを意識しながら、研究のおもしろさを伝えようとした想いが伝わってくる1冊でした。ごほうびとして食べることの多いうなぎの生態、特に海で生まれた直後の話は知らなかったことばかりで、知的好奇心を刺激されますね。いつか、深海にまで潜ってこういう調査をしてみたいと思わされました。まだまだ知らない世界、やったことのないことがたくさんあるなぁと刺激になった1冊でした。
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てっきり一般向けかと思って手にとったら、実は小学生向けだった。でも、科学的であることに対して記載の手が抜かれてないし、確かに生物学的にも面白い。
著者の一般向けの方を読みたくなった。
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丑の日のうなぎを食べないことにしたので。面白かった。やっぱり第一人者の子ども向けの本は、わかりやすくていい。
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冒険ごっこが好きで、大学で文化人類学に出会い、船にのって古代遺跡を発見することを夢見ていた先生が、なぜかうなぎの専門家に。
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小学生向けでしたが大人が読んでも面白かったです。表面部分しか知らなかったウナギ研究の苦労を知る事ができて良かった。
そしてエピローグの塚本先生の学ぶマインドにも大変感銘を受けた。
そして個人的な意見だが土用の丑の日は無くなれば良いと思う笑
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他の方と重複するかもですが、小学生向けの本ですが、大人が読んでもとても勉強になります。研究者としての心得や大変さなど、冒険小説を読んでいるような感覚でした。また鰻の生態についてとてもわかりやすく説明されていて、最後には考えさせられる内容になっている非常に良い本でした。