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最後のトリック みんなのレビュー

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みんなのレビュー275件

みんなの評価2.8

評価内訳

264 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

面白いがチョット無理がある

2014/12/23 12:24

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とんとろり - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の帯に「読者全員が犯人」と書いてある。それに帯の裏に解説者が「島田荘司」であれば本格推理と誰でもわかる。
本格推理ファンはこの本の「題名」では買わないがこの「帯」で買ってしまう。
どうやってこの本を読む私が犯人になりうるのか論理的に知りたいと思う。
誰が犯人がで有名なもので「本の著者」が犯人というものがあった。一人称で書かれており、つまり語り部がアンフェアかフェアかで世界で問題になった。

小説はある新聞推理小説を書き出した作家の一人称で書かれたものである。
この大まかなストーリーはこうである。(ネタばらしはしない)
この作家のもとに「香坂誠一」という人物から「読者が犯人」トリックのアイデアがあるから、貴殿に買ってもらいたいという手紙が送られてくる。そのトリックを使って小説に書いてほしいというのである。
但し、住所は書かれていない。そこには近いうちに詳細を書いた手紙を送るから考えて欲しいとある。作家は興味があるものの無視をするが酒の場で友人「有馬」にこのことを話す。「有馬」もいたずらだという。
この作家は「超能力」を信じてはいないが、その手の話は嫌いではない。
仕事の参考にするため超心理学の研究をしている古瀬博士のもとを訪ねたりしている。

そんな時に「香坂誠一」から2通目の手紙が来る。何とそこに教えるトリック代は2億円だという。
封筒の中には手紙の他に香坂の「覚書」という私小説が同封されていた。
ある少年の5歳の時の好きな少女「恵利佳」との短編小説である。
ただ「香坂誠一」は自分の文章はこの短編小説のように稚拙だから推理小説は書けない、その為にトリックを売ろうと考えたと書いてある。作家は「覚書」読み「香坂誠一」には才能があると思う。

作家はこの手紙と「覚書」をやはり友人の「有馬」に見せる。
この後、手紙と「覚書」の続きは再三送られてくる。手紙の文面は作家の日常をよく知っているものが書いた感がある。
「覚書」は少年が中学生に至るまでの簡単な「恵利佳」エピソードが続く。
このエピソードの中で宇宙の天体について多く書かれている。

ある時になってこの「香坂誠一」が警察に追われ逃げた先の借家で内側から鍵を閉めた中で心筋梗塞で死ぬのである。
この死を「この本を読んだあなた」が殺したという小説なのである。

小説自体は読みやすく、内容も面白い、超能力についての古瀬博士の実験も面白く読める。
私は「宇宙」の話も好きだから「覚書」に書かれた少年の話も面白かった。
ストーリーも本格推理小説としての楽しさもある。
しかし、種明かしを読んでこの本を読んだ私が犯人だと思えないのである。
何故か論理的に見えるが現実的でないのである。

「読者全員が犯人」と迄は難しいが「この新刊本を買った人は犯人」だったらトリックがある程度現実的に作れるのではないかと思う。
本は売れると「印税」が入る。一冊何円とかである。これをある編集者の男と幾等「印税」が入るか賭けをする。
この場合書いた本人はそこまでは本は売れないといい。男の方はとんでもないもっと売れるよと喧嘩迄になる。
売れなかったらその差額を男は払うといい。売れたらお前の彼女を貰うということにする。
実際は男のいうように本の人気がでて売れてしまう。書いた男は馬鹿な約束をしたことを悔やむ。
彼女は狂って自殺。男もそれを知って自殺。
「この本を貴方が買った為に作家は死んだ」である。面白くない話ではあるがこの最後のトリック より現実的ではないかな。

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紙の本

読者が犯人

2015/07/23 21:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あらら - この投稿者のレビュー一覧を見る

読者が犯人という帯に惹かれて、手に取った。
最後に「こうきたか?!」という展開。
本の所々に伏線がはりめくらせてる。
しかし、ミステリーとしては邪道と思う人も多いかもしれません。面白かったけど…

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紙の本

読者が犯人

2015/04/05 17:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukiti - この投稿者のレビュー一覧を見る

読者が犯人のミステリとしては鯨統一郎の方が良かったかな。
100万人が本を読んだら100万人が自分が犯人だと思うことが「読者が犯人」を成立させる条件なら、自分は犯人だと思えなかった。
鯨統一郎は自分が殺した実感があった、まああちらはメタミステリだけども。
多分自分が殺したと思えなかったのは、自分が犯人であるには特殊な条件(ネタバレの為割愛)に更に仮定が必要だからだろう。
駱駝の背骨を折った藁はあったかもしれないが、自分は駱駝の墓に藁を添えただけだと思う。
あるいはこうも言えるかもしれない、そんなものは無く単なる自意識過剰と。

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紙の本

よく考えられてはいますが…

2016/07/05 00:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たかやま - この投稿者のレビュー一覧を見る

よく考えつき、うまく構成したなあと感嘆しました。しかし、手放しに褒める気にはなれませんでした。超能力が存在することのほのめかしがあったから一応フェアかな? とは思いましたが、コアとなる事件が終わり間際にしか顕在化しないのはいかがなものかと思います。犯人は読者と言っているわけですから、冒頭にでかい事件が提示されてほしいものです。 「犯人は読者」というワードだけで最後まで読んでしまったのでそこは流石です。人物の描写がもうちょっと欲しかったですね。

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2014/10/08 18:38

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2014/10/18 12:14

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