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「ゲーム理論」「行動経済学」「機会費用」「リスクと期待」「政治と経済」「医療と経済」など、11のテーマについてそれぞれ20ページ程度で解説してくれている初級者向け解説本。興味を持ったテーマについては各章に本格的な勉強のためのおすすめ本がついている。
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経済学の本当の入門書として知識ゼロから読み始められる一冊。
経済学のさまざなジャンルの考え方の基礎に触れることができ、
深い学習のための本も紹介されている。
とりあえず、ゲーム理論と行動経済学についての理解を深めていきたい。
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経済学をもって社会事象を捉えることを目的としています。ただ、非常に平易でビジネス雑誌を読む感覚でページが進みます。
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○日経新聞朝刊に連載されたコラム「身近な疑問を読み解くやさしい経済学」をもとに、数々の経済学者が、それぞれの研究テーマを中心に解説した作品。
○数々の古典的な理論から最近の研究まで、実際の社会における様々な出来事を経済学的手法を用いて分析したもの。
○文章の内容やレベル、おもしろさなどは、著者によって様々であるが、全体的に分かりやすい内容となっている。また、詳細な勉強を行うために、参考書を紹介している点がとてもうれしい。
○身近なできごとがテーマである分、理解もしやすく、経済学に対して興味をもつことができた。
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複数の視点で、経済学の応用が取り上げられている。
そのそれぞれが、非常に興味ふかくまた役立つ内容となっている。
ブックガイドの情報が豊富で的確なのも非常に助かる。
こういうところからアプローチできると、経済学というものの見方も大きく変わってくるのだろうな。
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経済学にまつわる様々な問題や謎を各解説者が読み解いた一冊。
行動経済学やゲーム理論などのミクロやマクロ経済学を学ぶうえで基礎的な事柄から政治や電力、医療など特定の事柄に至るまでを経済学の観点から解説されており、新たな視点や考え方が発見できる一冊でした。
今、話題の電力自由化についてや医療についてや厚生経済学の問題は考えさせられるものがあり、ゲーム理論をエスカレーターでの話でナッシュ均衡を解説したり、ダイエットを事例に行動経済学を解説したりとタイトル通り身近な事例を使って解説も多くあり、理解が進みました。
また章末にはブックガイドもあり、知識を深めるための一助となる仕様になっていることも好感が持てました。
世の中で行われていることを経済学の観点での視点が本書で多く学ぶことができました。
本書で学んだことが実生活で新たな気付きになり、経済学において一段レベルアップしたと感じた一冊でした。
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「経済学」
この言葉の前に、他の語句がついて「ナントカ経済学」と称するジャンルが多数あることはご存知でしょうか?
ゲーム理論の解説に始まり、そんな「ナントカ経済学」のうちから9領域を選び、それぞれの第一人者の方に解説いただいたのがこの一冊。
身近な例を示しながら、それぞれの「ナントカ経済学」を一般の方にもわかりやすく解説されていました。
9つの「ナントカ経済学」は下記のとおりです。
比較政治経済学
交通経済学
公共経済学
医療経済学
経済地理・地理情報科学(経済学が付きませんがご勘弁を)
厚生経済学
応用経済学
労働経済学
行動経済学
医療経済学、行動経済学等の既に耳にしたことのある言葉もありましたが、知らないものも多数ありまして、中でも労働経済学の領域ではこれに関連して人事経済学なんてものもあるそうで、興味深く読ませていただきました。
付箋は22枚付きました。
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大型合併=規模の経済
ゲーム理論と談合。
リニエンシー制度で談合の摘発が高まった。
岡田章「ゲーム理論(新版)」
「銀行は裸の王様である」
自分だけ行動を変えても特にならない状況=ナッシュ均衡。
エレベーターの片側に並ぶ。ウインドウズを使う。QWERTY配列。残業のジレンマ。
映画「ビューティフルマインド」
岩井克人「貨幣論」
コンドルセの「陪審員定理」=多数決の正しさを証明した。現実は、情報の不足と「独立に」は判断できないので、その通りにはなるとは限らない。
合理的無知=正確な知識を持っても選挙でその通りになるとは限らないので、知識を得るコストをかけないことは合理的。だれかの判断にただ乗りする誘惑がある。
少数派が多数派を撃破するのは、少数派の一人一人の利益が大きく、政治的な活動ができる一方、多数派は一人一人の利益が小さく、その活動をしないから。
直接民主制は、合理的無知な有権者が多く、危険。
むしろ抽選のほういい。古代アテネの成熟期は抽選だった。
「公共選択の経済分析」「日本政治の経済分析」「選挙の経済学」「民主主義のジレンマ」「みんなの意見は案外正しい」
低所得者ほど宝くじを買う=一発逆転を狙う。
所得格差を嫌うのは、変動リスクを嫌うから。
教育に対する需要は、子どもの学力の不確実性があるから。
「金融工学の悪魔」
都市ができる原因=同一産業で集積したほうが有利=シリコンバレー、
多様な産業の集積=東京など。
パレード最適=パレード効率性=誰かの満足を下げないで改善できない状態。必ずしもパレード最適がいいとは限らない。
「アマルティア・セン 経済学と倫理学」
変動料金で需要を均等化。デマンドレスポンス。
電気は、1%のクリティカルピーク(盛夏の15日間程度)に備えるために10~15%のコストがかかっている。スマートグリッドで需要を把握する。
マルチタスク問題=成果が評価される仕事に集中する。
ゲーミング=ノルマを超えないことが分かった月は仕事をセーブする。
日本は「遅い昇進」でやる気を喚起している。長時間労働、女性の昇進が遅いことの原因。
ジョブローテーション、分権的体制もその原因。
選好の逆転=どちらも遠い先のときは良い選択に目が行く(セルフコントロールができる)が、近づくと、近視眼的な選好が勝つ。=手前の木と奥にある大きなビル。
目標を立てるときに、大きなビルばかり見ていないか。近づいたときにビルが大きいことを忘れない。
予期しない自制は消耗を早める。自制には参照点があり、それを超えると意志力を消耗する。
そのために習慣化する。
目先の面倒を過大視する=デフォルトに従う傾向。
「実践行動経済学」(キャスサスティーン)、
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経済の初心者、雑学を深めたい人にオススメ。
・身近な内容をネタに経済学的な考察が書かれている。
・「そーだったんだ」「へーー」という内容が多く、浅く浅く広く学べる。
・それぞれの章の章末にさらに学びたい人に向けたブックリストがついているのがありがたい。