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ペイパルの創業メンバーの1人でその後も数々の起業を成功させ、また投資家としても活躍している著者による起業論・社会論。起業家的な生き方を勧める啓発本でもある。競争のある世界に参入してはいけない。スタートアップの買収の場合、価格は高すぎるか安すぎるかのどちらか。創業期がぐちゃぐちゃな会社はあとで直せない、販売はとても重要など。当初のぶっとんだイメージではなく、極めてまともなことが書いてある本。
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20141027 実績を作っている人の話なので説得力がある。基本は自分で考える事だと言うがそこに気づかせてやれるかが難しい。教育論に出来ないのもその辺が影響しているからだろう。
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言うほど面白いかあ?というのが第一の感想。
まず対象としている読者が狭すぎる。
ハーバードやスタンフォードでMBAを優秀な成績で修めることができるのは"当然として"、さらに世の中を変えることができるイノベーションのアイデアを持ち(またはそういったことを成し遂げようとしている企業数社に1000万円単位で投資でき)、世の中の大半が間違っていて自分が正しいという確固たる意志を持った超天才には得るものが多そうだが、僕のような小賢しい皮肉屋には難解すぎた。
タイトルでZero to Oneと言っているが要は破壊的イノベーション。市場を独占すれば競争から解放されて高い利益率を得られるということだが、年々短くなっている後発企業登場後のアドバンテージの守り方は書かれていない。なぜならこの本を読む天才はそんなこと書かずともわかるからである。
成功企業の実例も多数載せているが、現状そこへ至ろうとしている企業は記載されていない。なぜなら(ry
21世紀のベンチャーキャピタル事情を知ることができるということで星2つ。いつもなら本棚にも載せないが、関さんの見事な翻訳と丁寧な脚注で星1つ追加。
追記:
日本のamazonでも高評価ばかりだったがamazon.comで見つけたこのレビューが秀逸。
"もしピーターに「賛成する人がほとんどいない大切な真実は何だろう?」と聞かれたらこう答えるんだ「この本はクソ」ってね。"
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幾つかの意味での「向こう」の話を聞けて面白い。
負ける可能性も大なんだろうけど、大きく勝つとすればいかにやるか、な話。
技術的にはマイケル・ニールセンの本と共通する部分があるなー。
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世間が真としないが、自分は真だと信じてやまないところに突き進む。目指すのは、差別化ではなく「独占」。
というのが、なんとも気持ちのいい主張。
さて、うちの会社は、どこを独占できるだろう。
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VCが一読すべき本
ドットコムバブルがはじけ、シリコンバレーでは次のようなことが起業の「新しい常識」となった。
1. 漸進主義
2. リーンスタートアップ
3. 革新より改良
4. 販売よりも製品
ティールはこのすべてに反論して以下のように主張する。
1. 大きな賭けをしろ
2. 成功するための計画を持て
3. 競争するな
4. 販売は製品と同じくらい大切
本書ではなぜ彼がこのように考えるのかを簡潔かつ明解に説明している。もっとも刺激的なのは、競争は「存在しないチャンスがあるかのような妄想を抱かせる」イデオロギーであり、資本主義の対極にあるという主張だ。そして「独占」こそすべての成功企業の条件であると言い、独占状態を永続的に維持するには先行優位ではなく後発優位に着目すべしと説く。
未来は不透明だという「常識」に甘んじる態度にもティールはがまんがならない。彼は人間を次の二軸で四つのタイプに分類する。一つの軸は未来に対して曖昧なイメージを持っているか、具体的なイメージを持っているか。もう一つの軸は楽観主義か悲観主義か。結論から言うと、世界を変えるビジョナリーは「未来に対して具体的なイメージを持った楽観主義者」だという。未来に対して曖昧なイメージしかもっていないと無為か無謀に陥り、未来に悲観的だと享楽か逃避に走る。起業家はまず、「偶然」という不公平な暴君を拒絶しなければならない、というのがティールの考えだ。一言で言えば「人生は宝くじじゃない」ということ。「人生はポートフォリオじゃない」という名言も出てくる。そのこころは、人は自分の人生を分散することはできないから、圧倒的な価値を生み出すものにすべてをつぎ込む覚悟でやれということである。どんなに能力があっても起業向きでない人間が起業する必要はなく、超優良企業に入ったほうがリターンが大きい場合だって往々にしてあるのだからよく考えた方がいい、というわけだ。
ティールの考え方が気持ちいいのは目的と手段の混同がどこにもないからだ。競争や起業が目的化することの無意味さをこれでもかと突き付けてくる。彼にとってビジネスは人類のためにかつてないほどの価値を生むことであり、誰かを叩き潰すことではない。目的は何か? そのために競争や起業がどうしても必要なのか? ほかにベストな道はないのか? 起業家にかぎったことではない。個人から国まで、私たちは目的と手段をいとも簡単にすり替えて目的化した手段の奴隷となっている。たとえば「便利になればなるほど時間が足りなくなる」「効率化すればするほどデフレが悪化する」といった現象は、「時間の余裕を生み出す」「利益を出す」という目的が「便利」「効率化」という手段にいつのまにかとってかわられることによって起きているのではないか。競争は善、という思い込みから離れると、これまで道理だと思っていたことが簡単にひっくりかえる。
ほかにも本書には、機械は人間を代替するか? ダイバーシティはいいことか? 社会起業家は社会の課題を解決できるか? 製品がずばぬけてよければ営��は必要ないか? といった興味深い問いがちりばめられている。もちろんティールはそのすべてに明快な答えをもっている。ティールはわれわれがいま常識と思っているものはイデオロギーにすぎないと言い切る革命的思想の持ち主だが、自らの情熱に酔いしれて人を煽るタイプではない。その真逆だ。弁護士か教師のようにロジカルで冷静、ただ彼らと違うのは、彼は判例や教科書に依らず、徹頭徹尾、自分の頭画で考えたことを自分の言葉で喋っているという点だ。
本書のメッセージは世の中の常識を疑え、ということに尽きる。そこからしか世の中を変えるものは出てこない。ティールは「本当に社会のためになるのは、これまでと『違う』ものだ」と考えている。当然のことながら、これまでと同じように考えた延長にこれまでと「違う」ものがあるはずはない。世の中を変えようなんて思ってない人にもこの本は読んで損はない。世の中は変えられなくても自分は変えられる。これまでと「違う」自分になるためのスイッチが、この本のいたるところに埋め込まれている。
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PayPalマフィアと呼ばれるYouTube,テスラモーターズ、LinkedInなどの企業家集団の中心人物である著者がスタートアップについて語る。古典や哲学からの引用やビジネス事例などの紹介などもとても分かり易く簡潔、かつスピーディな展開であっと言う間に読ませます。他社のできないことをどれだけやるか、すなわち、独占こそが全ての成功企業のの条件として未来を見据えて計画を立て終盤を制しろと主張し、返す刀で米国のベビーブーマーを何もしなくても豊かになった世代なので、計画の無い部分的な改良で物事がうまいいくと信じているが、これからは違うと切り捨てる。自分たちで自分たちの未来を切り拓こうとするとても熱い一冊、今年のビジネス書海外部門金メダルです^^/
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【独占にこそ意味がある!】
独占と聞くと、独占禁止法などの規制を思い浮かべてしまう。確かに独占によって取り締まられている企業がいることは事実だ。しかしながら、ではなぜGoogleやアップルは独占禁止法に引っかからないのだろうか?それは政府としても独占を推奨しているからである。
市場が伸びているうちは独占は問題にならない。むしろ新たな創造(Innovationと呼ぶ?)をその企業に期待し、特許などで守ろうとする。
折角やるのであれば、独占、ぶっちぎりの一番にならなければいけない。マーケットのパイオニアになる必要はない。ラストムーバーでも良いのだ。終盤で支配し、常に「新」を創造し続けさえすれば。
『隠れた真実』という「創造」を見つけ、「べき乗則」で成長していく。そうすることで独占の地域を築くことができる。
これを読んで実行できる人がどれくらいいるのだろうか?と心から思う一冊だ。漸進主義、リスク回避、現状への満足、フラット化により、未だ発見されてない真実への探究心を我々は失っている。
ビジネス書ながらも人生の本質を捉えている哲学書とも言えると私は思う。
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スキル形成においてもポートフォリオ(マルチにこなす)ことになりがちなことを改めて反省。
成功する確率はべき乗則にのっとるので、一つのものが全てに勝る。
一点集中、足りないことがあるからパートナーが必要になる。
あと、これも印象に残った。
「世の中は驚くほど変わっていない。変わったのはコンピューターと通信のみ。前の世代が思い描いた未来が自動的にやってくるという根拠なき楽観が大きな間違い、我々は、今後をより平和な繁栄の時代にしてくれる新たなテクノロジーを思い描き、それを作り出すべき。」
後からも読み返す価値あり。
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いわゆるペイパルマフィアと呼ばれる、起業家の影のエンジェルといわれすティール氏の大学での講義内容。さすが自分で起業してきた大御所だけあって内容に説得力があります。同じ経営者として勉強になります。競争するより独占と選ぶというのはまさしくその通り。なかなか実践では難しんですが、、、
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【印象に残ったフレーズ】
隠れた真実は、探さなければ見つからない。難しいだけのことを不可能だと思っていたら、解決への努力を始めようとも思わない。隠れた真実の存在を信じることこそが鍵。隠れた真実の存在を信じ、それを探さなければ、目の前にあるチャンスに気づくことはできない。
新しいものを生み出す一度限りの方法を見つけ、ただこれまでと違う未来ではなく、より良い未来を創ること-つまりゼロから1を生み出すことだ。そのための第一歩は、自分の頭で考えることだ。古代人が初めて世界を見た時のような新鮮さと違和感を持って、あらためて世界を見ることで、僕たちは世界を創り直し、未来にそれを残すことができる。
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言っていることは単純で、それを難しく言ってるような気が…正直、僕には分からなかった。
少なくとも分かりにくいからイヤ
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みんな揃って絶賛している「ゼロトゥワン」だけど、戦略論部分は競争より独占、差別化とか戦略論の教科書そのままだよね。教科書なんてみんな読んでないんだなぁと。
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けっこうな内容をすぐ忘れてしまった。
いいこと言ってるんだろうけど、ぶっ刺されたりはシなかった感じ。
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レビューはブログにて
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