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何だかすごいシリーズが発刊されていた。
その名も「のぞいてみようウイルス・細菌・真菌図鑑」。
それぞれ、ウイルス、細菌、真菌を紹介する3冊組。現在、2冊目の細菌まで刊行済みで、真菌は年末に出る予定。
本書は1冊目のウイルス編。
「図鑑」というから、淡々とウイルスの電子顕微鏡写真が続くのかと思ったら、これは相当の本格派である。
表表紙見返しは人体図で、まずはヒトの器官がどんな働きを担っているかを俯瞰。
そして微生物とは何かを定義してシリーズ全体の導火線を作り、本文では、ヒトとウイルスの関わり、ウイルスの構造、ヒトに感染するウイルスをタイプ別に紹介という充実ぶり。
裏表紙見返しはウイルスがこれまでに巻き起こした歴史上の重大事件が世界地図に記されている。いやぁなかなかスリリングな作りである。
肝心のウイルスの姿は写真ではなくイラストで、また「想像」で着色しているということだが、まぁ白黒の電顕写真よりも子どもにはわかりやすいかもしれない。
RNAとかDNAとかカプシド、スパイクなんて専門用語が平気で出てきてしまうが、本当に興味を持った子なら結構読めてしまうようにも思えてくる。
怪獣事典や昆虫図鑑を暗記してしまうような子の中には、この本が、がちっとツボにはまる子がいるのではないかと思う。
さまざまな種のウイルスがどこから感染して、症状はどんなで、重箱の隅を突っつくかのような細かい構造や性質の紹介。そして致死性のあるものにはドクロマークがつくサービスぶり。
将来のウイルス・細菌博士がこの本の読者の中から生まれるかも知れないぞ。
*まったく余談ですが、「ウイルス」の正式表記はウ「イ」ルスで、ウ「ィ」ルスではありません(イを小さくしない)。私は数十年前の学生のとき、先生に指摘されて初めて知ったのですが、意外に知らない方も多いのではないかと・・・? そうでもないかな・・・?
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ウィルスのビジュアルがあるので記憶しやすい。
子供用の絵本だが、書いてある事は割と専門的で貴重な本である。
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ウィルスや細菌など微生物に関する図鑑。子供向けの図鑑ではあるが、記載が詳細でよくまとめられている。知らなかったことも多く、とても役立った。1巻はウィルスについてであったが、2巻、3巻も見てみたい。
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ウィルスの取りつき方の図説は分かりやすい。
注釈をバンバン付けて専門用語を使っている。大人も勉強になる。子どもには読みにくいかも知れないが、知らない言葉は興味を持つかも。電子顕微鏡の画像や説明画は眺めているだけでも面白いと思う。
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S3y7m
免疫について知る
体の中に入ってきたわるーいお風邪とたたかう免疫!という観点をなんとなく理解した様子