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ずっと楽しみにしてた「結婚物語」「新婚物語」の続編。
結婚25周年を迎えた陽子さんと正彦さん。25年で山あり谷ありの人生だっただろうけど、でも二人が変わりなく穏やかで天然で笑、本当に良かった。相変わらず突っ込みどころ満載な陽子さんだけど。作者の文体もすこーし大人になったような!?
ぜひぜひ、「金婚式物語」を書いてください。絶対読みます!
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まぁ何て言うか幸せな夫婦だなぁと思った。もちろん何も心配事がないわけじゃないし、決して順風満帆ではないんだけど、それでもやっぱりこの夫婦は幸せだよね。
このお話で最も得心したのは家を建てるくだりです。これはかなり極端な例ではありますが、1フロアをまるまる書庫にするっていうのは、本読みの理想ですよねぇ。
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んっと。
久々に新井素子さんの新刊を拝読しましたが、いわゆる神の声、作者のツッコミがこんなに挟まれる作者だったっけ?
いや、その傾向は前からあったとは思うけれど、今回はほとほとしつこい。
作者を投影した主人公故に思い入れがあったり自分ツッコミしたくなったりするんだろうけど、それは読者に任せるべきなんじゃないのかなぁ?
そういう意味では内輪受け小説って感が拭えない。
ジュブナイル小説の先駆けとして一斉を風靡した作家さんの久々の新刊として楽しみにしていただけに、ちょっと不満。
ただ、事件が特に起きるわけもない淡々とした結婚生活の回顧録としては面白く読めたとは思います。
まぁそんなもんよねー。結婚生活なんて。
そして感謝できるのも凄いことよね。
お幸せに。
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『2014年 10月 25日 初版 発行』版、読了。
以前に単行本で読んだ本でしたが…文庫化されて何か真新しい追加収録がないかと思って、改めて読了してみた一冊です。
内容的には、なんの変更もなかった本編でしたが…文庫版あとがきが新たに追加されていました。そしてその内容が割りと近い将来「物語」シリーズの最新刊が刊行されるんじゃあ…なんて、期待値があがった内容となってました。
ただ…「結婚物語」や「新婚物語」のような、読み終わると「あー、楽しかった!」というような雰囲気ではなさそうなので「次のシリーズ最新刊が刊行されたら読んでみたいけど、ある程度の心の準備がいる、か…?」なんて、思わせる内容の雰囲気を感じたので…実際、刊行されていざ手にするかどうかは、その時の気分次第かと(^-^;;
とはいえ…「結婚物語」と「新婚物語」を踏まえての、この三作目にあたる「銀婚式物語」は若い頃を描いた前二作のシリーズとは異なり、一冊の単体として、割りと「濃ゆい」内容に変化していたことに改めてビックリでした。
物語の大半が、陽子さんが現在から思い返しながら描かれる過去のエピソード紹介なので、エピソード内では、もう一人の主人公である正彦さんや、前作で登場していた方々の「その後」だったりが描かれますが…現在で登場するのは陽子さんと正彦さんの二人だけという構成(しかもエンディングで現在の正彦さん登場という)には、やっぱり驚きました。
作者夫婦がモチーフになっている感がかなり強いので、全部実話なんじゃあ…なんて、思うこともしばしばでしたが、この作者の「物語」シリーズが好きだった人なら、思わず手にとって読んでしまうでしょう。自分もそうでしたww
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結婚物語、新婚物語を読んだのはいつだったかな?もう20年以上前?懐かしいなぁ、洋子さんと正彦さん。二人の25年間のお話。ファージ、覚えてるよ〜。二人の建てた家、うらやましい。書庫があるなんて。私も書庫のある家、欲しいです。結婚記念日を忘れちゃう洋子さん、洋子さんならそうだろうなぁ、と思うけどたまには覚えていてあげて(笑)とっても楽しめました。介護物語なのか定年物語なのか、他のなんとか物語なのかわからないけど、続編を楽しみにしています。
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子どもの頃、大好きだった作家さん。ほぼ全ての作品を夢中になって読んでいた。もちろん「結婚物語」も、「新婚物語」も。
大人になって、その続きのような「銀婚式物語」を見つけ、懐かしくなって手に取った。
すごいな、あれから25年も経っているとは。
25年も年月が経っているのに、この人の作風、文体はちっとも変わっていなくて。いや、むしろ勢いづいてる?
25年も年月が経っているからか、私はそれを受け入れられなくなっており……。面白さが感じられない。
クスッと笑ってしまうシーンもあるんだけど、いまいち楽しみ切れないのは、やっぱり自分が歳を取ったからかなぁとしみじみ思う。
何となく淋しさを感じてしまった。
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久し振りに新井素子の本を読みはじめて、その素子節に「あー、めんどくさい」と思いつつ、独特の感性に入っていきました。
特に一軒家を建てる処が面白かった。大きな書庫を建てて、その片隅に生活スペースを作ればいいんだ、なんて。なんて、素晴らしく素敵なんだろう。
扱う題材は年相応に変わってきますが、このシリーズ、続きが読みたいです。
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中学高校と大好きだった素子姫。新刊が出るたび買い求めていました。
あれから○○年も経ったけれど、あのころと変わらぬ文体に読み進めるのが正直つらい・・・。 あの頃大好きだった思い出は大切に。でも、本棚の奥に残してある本は卒業させようかな。
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ふとしたことから「結婚物語」シリーズを思い出して読んでいて、その本たちの登録をしようとしていたところで見つけた本。そう、あのシリーズの25年後。「結婚物語」の頃から、自分が数年後にたどってきているので、銀婚式もちょうど数年後をたどっている感じ。あの頃も同じではないけれど自分に重なる(え、どこが?なところがほとんどなのになぜか)部分を感じながら読んでいて、25年過ぎてもやっぱり自分に重なるところがあるのがびっくりで、でもだからこそ面白い。
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小説の体をとっているが,ほぼ著者自身の実話のよう。衣食住のうち,「食」(料理や美食)には興味津々だが,「衣」にはまるで無頓着で夫に呆れられる有り様,興味深いのは大量の蔵書(とぬいぐるみ)を床を抜かすことなく保管することを第一として巨大な書庫のある家を建てた件の「住」。
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懐かしの『新婚物語』から四半世紀が経過した。猫や人は入れ替わり、家も変わる。けれども、大切なことや人生の手触りは変わらない。素朴で等身大で何気ない手触りの日常で一生を過ごすことの喜び。肯定感に満ちている。
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単行本で読んでいたが、まっっっったく思い出せなかった。
そして他の方も言っているが、この文体でこの量はキツい。
「結婚物語」リアルタイムで読んでる時からそう思ってたけど。
やっぱりこの人はSFとかサイコホラーの方が好きだわ。
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『結婚物語』『新婚物語』に続く『銀婚物語』。同じ世代、あるいはその前後の世代は、自分たちの生活、過ごしてきた日々と重ねわせ、共感してしながら楽しみながら読んでいることでしょう。家の購入、かくばあちゃん、お父さんの逝去、そして光子お母さんの認知症等々。そう50歳代とは、まさにそういう年代なのです。次なる『金婚物語』の前に、文庫版「あとがき」に書かれているように、「定年物語」「大腸ポリープ物語」そして「介護物語」が計画通り出版され、また読者に勇気と元気を与えてくれるのを期待しています。