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6冊目~初めて櫻子に会ったのは,永山の祖父母を訪ねた帰り,隣のアパートに住む谷内というおばあちゃんがホームを抜け出して,神社の桜の下を掘っている時だった。かのお婆ちゃんは自分が埋めた父親の遺体を掘り出したかったのだ。学校の放送部の怪談話の真相を知りたいとの依頼に,夜一人で過ごすのが嫌で幼馴染みを遊びに誘ってすっぽかされ,男たちに乱暴されそうになったのに,連れを置き去りにした記憶が消えない。入院中にSNSで通信していたphantomは櫻子ではなく,花房だった~櫻子の弟・ソウタロウは15年前に姉を追い掛けて失踪し,遺体で発見された
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図書館で。
櫻子さんの過去や弟のお話が出てきて少しシリアス展開。それにしてもお母さんに内緒とかってリスクが高い気もしないでもない。櫻子さんの事は嫌いではないけれどもあの人は普通ではない、と言った先生の言葉が一番しっくりくるかも。
そして蝶形骨ハンターさんは結構な暇人と見た。
画家ってヒマなのかなぁ?(偏見)。どうやって生計立ててるんだろう。絵が売れてるのかな。
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シリーズ6作目、櫻子さんと正太郎との出会いが書かれている。正太郎が入院中、あるSNSでPHONTOMなる人物とやり取りが櫻子さんとの関係を戻したい表れだと感じる。PHONTOMは櫻子さんかと思ったが、事件を追う内に実は違うというどんでん返しな感じである。二人の関係は以前と同じくなるか蟠りが残ってしまうのか、くっつきすぎずの関係が良いかと思う。彰子さんの事件とそれに関連する人物らの行為、それに対する反省の弁がなく、冷酷さと意識のなさに憤慨である。花房も少しずつ関わりを見せ、今後二人にどう関わるのか気になる。
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相変わらず櫻子さんの洞察力に感服です。罪悪感から正太郎と会おうとしなかった櫻子さん。でもこの二人はもう離れられないんですよね。櫻子さんにとっても正太郎は既に誰かの替わりでは無くなってるはず。phantomの正体は騙されました。絶対櫻子さんだと思ってました。谷内さんの悲しい過去も読みごたえありましたが、やはり難しい年頃の女の友情の脆さ。相手次第でどうにでも変わる危うさ。余りにも軽く扱われた命。腹立たしさの中で読み終えました。櫻子さんの言葉は正しい、けれど直球すぎて鋭利。回りの人に助けられる櫻子さんですね。
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櫻子さんと正太郎の出会いの話と正太郎退院後の「友達の友達から聞いた話」。メールの相手にはすっかり騙された。花房は何者なのか?櫻子さんのことをこんなによく知っているなんて・・・。後半の話は腹立たしい。「そんなつもりはなかった」軽はずみ、想像力の欠如、自分のしたことの罪深さがわからないのか・・・?
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文庫書き下ろしのシリーズ第6作
第1話「土を掘る女性(ひと)」は、中3の秋に正太郎が櫻子さんと出会って初めて事件を解決した話。正太郎の永山の祖父の家の隣に住んでいて今は老人ホームに入っている女性が2度も行方不明になり、正太郎たちが見つけるが、女性が神社で探していた少女の頃埋めたものも発見する。
第2話「亡霊メール」は鴻上の友人から「7月25日、観音台の墓地でマサヒロの幽霊が出た」という都市伝説の出所を探すよう頼まれ、櫻子さんは狂言と見破る。しかし婦女暴行未遂事件だったことが分かり、その事件の直後に自殺した女性との関連も分かり、首謀者の店に乗り込むタイミングで、花房からのメールにあおられて櫻子さんが逆上する。正太郎が言った「姉さん、僕はこの世で、貴方にだけは絶対に、そんなことをしてほしくない。」は惣太郎くんが言わせたんだろうな。
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舞台が函館で、馴染みのモノが出てきて面白く読めた。
まさかの犯人、妹で結構驚き。
叔父さん素敵だ。
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女性に有りがちとされる本音と建前の乖離。友でありながら、どうにも理解しがたい関係と歪み、他者を陥れていく少女の様は、感傷を排した櫻子さんとは対極だ。
とはいうものの、正太郎と出会った頃の櫻子の特異な歪さも否定できまい。つまり、形は違えど、歪さとは人間誰もが必然的に抱える業のごときものかも知れない。こう感じさせながらも、人が悪魔に魅入られずに生活し得る理由を、正太郎の身を呈した諫言で、櫻子にも読者にも気づかせるのは見事なストーリーテリングと言わずにはいられない。
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第6巻め
プロローグ
第壱骨 土を掘る女性(ひと)
インターミッション
第弐骨 亡霊メール
エピローグ
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少しづつ真実に迫ってきた!なかなか進まないけど、基本的に一つ一つの事件の解決は早いから、サッサと読み切れるので、本初心者向きかも!
すぐ読み終われるもんなぁー今回も相変わらず。紅茶の美味しいホットケーキのお店がかなりきになる。
前回、あまりにも気になって、櫻子さんが好きなケーキやさんに行ってみたけど、旭川にあるこの紅茶専門店?なのかな?きになる。
毎回でてくるし、多分本当にありそうな気がする。
次回、旭川に行くのは正月だけど、やってるかなー?やってたらぜひ食べたいパンケーキ!!!!!
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行方不明の老婆を探す中三の舘脇と櫻子の出会いと、離れず見守る約束からの、都市伝説を探る話。前々巻で触れ前巻で明かされた惣太郎の事は意外性がなくて拍子抜けしたけれど、彼を挟んで通じ合う二人が丁寧で良い。何かとデートを繰り返し婚約者はそっちのけな二人だけれど、あくまでも姉弟みたいな関係という事なのかな。
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正太郎と櫻子さんの出会いが描かれたシリーズ6作目。 キレイなお姉さんを追いかけてたはずが、臭気を放つ箱を受け取り、骨を引き出す櫻子さんにそりゃぁ正太郎君、ビビったろうね(笑) もう1編女の子たちのありがちな友情決裂物語…のはずがやはり花房につながっていく。。。 Phantomの衝撃!負けるな正太郎!!
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「土を掘る女性」
彼と彼女の出会いと現在。
二人の出会いというのは最悪な物であっただろうし、偶然彼女の仕事や彼女自身を知る機会がなければ彼は彼女を勘違いしたまま過ごしていだろうな。
自分が誰かの代わりとして受け入れられていたと知った時のショックは大きかったろうが、全てがそうであったわけではないと信じたいな。
「インターミッション」
彼が預かった手紙の主。
他人宛の手紙をその場で開封するなど非常識だからこそ、彼は彼女に渡すまで誰からの手紙なのか知らなかったのだろうが近くに居ると思うと恐ろしいな。
相手の顔や雰囲気など少しでも知っていたとしても、きっとちょっとした変装で誰だか分からなくなるだろうから彼が気付いて記憶を辿っても難しかったろうな。
「亡霊メール」
彼がメールしてた相手は。
普段共に行動していた彼ですら見破れない程、言葉巧みに書かれていたら顔の見えないSNS上の出会いだからこそ信じてしまったのかもしれないな。
まさか彼が彼女に対して過去を書き連ね、一番の傷口を抉る様な内容を送り暴走させ自分の傀儡の一人にさせようとするなんて予想外すぎたな。
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145~146ページの磯崎先生のセリフを読んで、櫻子さんは犯罪に手を染めていないだけで、自分の価値観の元に行動するというのは花房と同じだと思った。
自分の価値感を元に行動することは周囲に流されない強さだと思っていた。世の中のルールや周囲に流されない状態を、「不変の価値観でいられる」ことだと思っていた。だが、個人の価値観や判断の可否はホルモンバランス、健康状態、たった今置かれている状況、空腹か満腹か、起き抜けの朝か1日活動したあとの夜か、周囲に自分以外の人間がいるのか・その人との関係性はどうか、など、たくさんの要素が変えている。そう考えると、一見意味や目的の分からない世間の善悪は個人の暴走を止める大切なものなのだと思った。
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正太郎と櫻子さんの馴れ初めと、退院後の都市伝説の調査…櫻子さんの為人をクローズアップした今回は、正太郎の甘ちゃんさが際立ったなぁと。「惣太郎」に対する引っ掛かり、phantomの件など、思い込みで暴走するな~(-_-;)と突っ込みどころ満載。これも若気の至りというやつかw
櫻子さんの欠点をありのまま受け止めるには、まだまだ経験値が足りないぞ。不貞腐れてないで、しっかり真実を見つめて冷静に行動しなさい!…叱咤しながら次回へ続く。
ばあやさんの美味しそうな料理とヘクターが変わらず「癒し」でした^^