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・幼稚園時代に基礎をつくる…幼稚園のときに遊びでよいので何かに没頭するのがいちばん重要。没頭するという回路構成を乳幼児の頃につくることができれば大成功。
・3歳から10歳がポイント…体内時計が本格的に固まる。体内時計を安定したものにしておかないと、あとで困ることになる。子どもの脳みそは結構パワフルなので多少睡眠不足であっても、頭を働かすことができるが、体の疲れは残る。その結果、小学校の高学年で燃え尽きてしまい、不登校の原因になる。睡眠不足の疲れは蓄積する。睡眠の乱れだけでなく、就寝時刻が不順であることも含めて。
・読書と習い事…大きくなってから読書が好きになったという人もいるが、それだと東大には届かない。遅くとも小学校5~6年には本の虫のようになっているということが合格の条件の一つ。また、東大生に過去の習い事の調査をすると定番は公文式とピアノ。
・東大に対する意識について、割と知られていないが、東大入学者の60%近くは関東圏、東北は5%、近畿で13%、九州は10%弱。
・常識を疑え…大人たちが勝手な感動のネタにして、将来の大リーガーをつぶしにかかっているように思う。所謂日本のごく普通の価値観が子どもをだめにしてしまっていることを私は主張したい。一般的な人の価値観では、たくさん眠るということが学力向上につながるということが信じられないようだ。遅くまで起きていて、頑張って勉強することによって学力を高めるものだと信じ切っているが、実はぐっすり眠る力というのが学力の源泉。世の中で常識として信じ込まされていること一つひとつについて一度疑いの心で検証し、いわば「マインドコントロール」ともいうべきものから解放されていかなくてはいけない。