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お地蔵さまだけかと思いきや、羅漢やら観音さまやらいろいろな石仏が出てくる。地域がちょっと偏っている気もするけれど、色々なお顔や形があって面白い。
2017/12/25
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全国58のお地蔵さま、観音さま、羅漢さん、お狐さま、狛犬さまなどの写真と有難いお言葉、とてもいいですよ。著者の吉田さらささんは、寺と神社の旅研究家。「あっ、このお顔いいわあ!」て言いながら、全国を旅してるんだろうな。楽しそうです。その中から一つ。「外見ほど当てにならぬものはない。世の中、えらぶっているヤツは、たいていはこけおどし。デキるヤツほど、見かけは案外さりげないものだ。ほら、僕みたいにさ。」(東京都調布市深大寺角大師)ーなんか宇宙人みたいで愉しい石仏ですよ。
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近頃あまり見かけなく
なったお地蔵さま。
みちばたにちょこんと
佇むお姿を見かければ、
思わず立ち止まり手を
合わせたくなります。
賽の河原で子供を守る
地蔵菩薩。
いつ頃か菩薩の形から
僧侶の姿へと変わって
いきました。
柔らかなお顔と優しい
お言葉で、
まるでお地蔵さまから
語りかけられているか
のような内容です。
『忘れるって、すてきなこと』
おまえ、角が取れて丸い顔になったじゃないか。
あなたは、考え深そうな顔になってきたわね。
それぞれに、心の奥底に抱えてきた秘密もあるけれど、それが何だったかも、だんだん思い出せなくなった。われわれほど長くここに立ち続けていると、
人生に起こることの大半は、忘れてもいいんだとわかってくるのさ。