紙の本
サクッと
2019/01/30 21:26
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投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえず有名作品のあらすじだけ知っときたい、というのに便利。
でもやっぱり泉鏡花はあの文体があってこそなので現代語訳されてしまうと何とも微妙・・・
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旅する修行僧が、飛騨の奥深い山中で出会った艶かしい婦人との、奇妙な怖い体験を語る(『高野聖』)。男に裏切られた婦人の、執念の恐ろしさを描く(『黒壁』)。幻想文学のパイオニア泉鏡花の怖い話。
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女性の色香に惑わされず、まさに高野の聖、ですなあ。
スラ読み!は本当にスラスラ読めて、でも原作のイメージを崩さない。(私が昔読んだイメージと違って感じるのは、私自身が年を取ったから…昔はもっと官能的な気がしたんだけども。ハレ?)
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昔、家に泉鏡花全集があり、読んだのだが、口語文で、何か分かりづらかった事を思い出した。
名前は女性らしいが、男性の作家であり、母親は美人薄命で、20代でなくしている。
だから、彼の作品の中で、美人で年上の女性が、登場することが多い。
「高野聖」は、僧侶が、語り部で、夢のような 怪奇的であり、妖艶な女性の誘惑が、書かれているけれど、信仰的な部分も含まれているようにも思える。
「黒壁」は、男に恨みを持つ嫉妬心の女性が、「丑の刻参り」で、一本杉に釘を打つという話である。
昔読んだ時と、違って、現代語訳になっているので読み易いが、この時代の風景も必然的に必要だと思いながら読み終えた。
亡き母は、泉鏡花では、「婦系図」(おんなけいず)が、昔 新聞の連載でもあって、読んだわ!と、言っていたので、今度は、この本も読んでみようと思っている。
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ある店で見かけた「高野聖」、
読んだものの記憶に残ってないなぁ、と思ったので、
買うことに。
途中までだった、読んだのは。
ということで、あっという間に読んでしまった。
こういう、通常ではない世界が描かれているものに、
引き込まれる。「山怪」という、古老や漁師達の体験談を
集めた本を読んだ時も、ものすごく引き込まれた。
宇宙は3次元レベル程度ではないというのが、僕の思い。
宇宙関連の本を読んでも、かなりの次元レベルなくして、
説明出来ない現象がいっぱいあるらしい。
3次元の背後に広がっている更に深い次元に思いを馳せながら、
異次元の世界も楽しんでいきたい。