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神戸でかかりつけ医をなされている長尾先生と近藤誠氏による往復書簡のやり取りの形でまとめられています。
17通の往復書簡の内容をみると圧倒的に近藤誠氏の方に軍配があがります。
長尾先生も普通によい先生なのですが、やはり近藤氏の経験から導き出された考えの方に深みを感じます。
http://ameblo.jp/nancli/entry-12024370455.html
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著者の長尾和宏氏が今年「抗認知症薬の適量処方を実現する会」を立ち上げられたことを新聞の記事で読み、どんな先生なのか知りたくて読みました。
往復書簡という形で比較的読みやすかったです。
実家の父が認知症なので参考になる内容が多く、得るものが多かったです。
現在の介護事情についてもよくわかり、先行きのわからない認知症についての不安も多少晴れました。
超高齢化社会にもう入っています。少しでも多くの人に関心を持ってもらいたい、ぜひ手に取ってもらいたい本の一つだと思います。
共著者の近藤誠さんのお父様の日記にも胸を打たれます。
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認知症を怖がらない世の中を創っていくのは容易いことではありません。
認知症を社会全体で学ぶところから将来、日本に住んでいて良かったと思えるようなコミュニティーを増やしていけたら、100年時代といわれるこの時代も住みやすくなりますね。
ありがとうございました。
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「家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択」
https://booklog.jp/edit/1/4838732414
の本の中で、この本が紹介されていて、図書館にリクエスト。
認知症の早期発見は、良し悪し。
本人の症状を見ずに、杓子定規に薬を与えてしまって、かえってボケを進行させてしまうことも。
本人、実は家族が、何に困っているのか、それに対応して薬を使えるような医療が理想。
年をとれば、ボケるのはあたりまえ、老化現象。
施設に閉じ込めるのではなく、回りで共存して支える社会の仕組みが望まれる。
P37
トボトボと前屈みに歩く、まったく元気のないおじいちゃんが病院にやって来たなら…
・精神科の医者は、「うつ病」
・神経内科の医者は、「パーキンソン病」
・認知症専門医は、「レビー小体型ないしアルツハイマー型認知症」
・脳外科医は、「多発性脳梗塞」
診断名は、唯一絶対ではなく、医者によって、病気の時期によって大きく変わることがある。
母が81才、義父が82才、今のところ元気ですが、近い将来どうなるか…難しいですね。