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キプロス島にユダヤ人の国を築く……。
16世紀のヴェネツィア、コンスタンティノープルを舞台に見果てぬ夢を追い続けた男たちの姿を描く、歴史エンターテインメント巨編。
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『Q』が本国でベストセラーになった、イタリアの創作プロジェクト『ルーサー・ブリセット』がペンネームを変更して発表した歴史小説。
作品発表の背後関係は色々とややこしいが(詳しくは「Q」、本作の「訳者あとがき」で触れられている)、作品そのものは純粋に面白い。『Q』同様、主人公は見果てぬ夢を見、決してハッピーエンドとは言えない結末を迎えるが、読み終えるとこれしか無かったのだと思えるから不思議だ。
余談だが、今作では一部でメンバーの脱退があったとか……って、何だかバンドみたいだなw
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「Q」の著書グループ、登場人物も一部重なってたりするけど完全に独立した物語。「Q」先に読んでると「こいつどんなんだっけ?」みたいに読み返したり、「レパントの海戦」ってどんなだっけ?と塩野七生読み返したり副読本みたいの多い。いや、単独でも十分おもしろいんだけど。
「Q」に比べると、ストーリー展開に謎を隠してる訳ではないので話はわかりやすい。話が短い分、「Q」の最大の魅力やった敗者の絶望感みたいなところはちょっと薄くなってるけど、それでもホンマにおもろいわ。
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2016 4 だめだ。私にとっては叙情的すぎて面倒くさい本でした。最初の50頁で脱落しました。と、言いながら最後まで読みました。やはり自分にはあいませんでした。
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前半はなかなか進まない感じだったけど、
後半は畳み掛けるように話しが進んだ。
主人公マヌエルの最期はあっけない。
鷹匠に手懐けられ、偵察の役目を果たした
アルタイはマヌエルそのもの。
前作Qとからの流れを汲み、
架空の人物を史実の中で活躍させているが、
こちらはより教訓的。
Qほど壮大ではないが、
歴史の様々な側面を考えさせられる物語。
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4名のイタリア人作家が「ウー・ミン」なる作者として著作されたという時点で、興味がわく。
内容は。中世ヨーロッパの史実をからめたフィクション。ヴェネツィア共和国とオスマン帝国のにらみ合いを軸に、ユダヤ人の立ち位置が描かれており興味深く読み進めた。