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ネタ的には段々苦しくなるだろうから、柳さんも資料集めとか大変だろうなあーとか余計なことも考えてしまうのですが、今巻もかっこいかったです!
瞬読。
どんどん続いてください。
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D機関が暗躍する「ジョーカー・ゲーム」シリーズ最新作。
時代は確実に動いている。
情勢は刻々と変化している。
ああ今回も面白かった。
騙されたし、騙されなかった。疑ったし、信じてた。
「アジア・エクスプレス」のような列車閉鎖状況って好き。
そろそろシリーズを初めから読み返して、彼らの諜報活動をもう一度振り返りたい。
歴史の大きな流れにそって。
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ジョーカー・ゲームシリーズ、4作目にして相変わらずのクオリティの高さです。今回もスパイたちの騙し騙されの激しい頭脳戦に、ワクワクドキドキさせてもらいました。ほんま切れ者揃いやわ、D機関の面々。
しかし物語の中に確実に時間は流れており、日本の情勢は大分苦しくなってきております。このシリーズ、日本が敗戦するところまでやるのでしょうか・・・。
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てっきりコナンくん的に半永久的に続いてくものと思ってたので、時間軸をはっきりさせたことに少しの驚き。戦争の終結、D機関の終焉をどう描くのか、俄然興味がわいた。結末を期待できる本があるというのは幸せなものですね。
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シリーズ全部好き。D機関の人がたまに人間味が出るところと、こいつ絶対Dの人だと思ったらミスリードのときが好き。
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んーふふふふ。たまりませんなぁ。
ったくスパイってどうしてこんなにかっこいいんでしょうねぇ。
舞踏会の夜に、若かりし中佐と踊りたいもんだ。
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今回もおもしろかった。
「ワルキューレ」の映画俳優の言葉、あれはこの本が出版された少し後に公開された映画「ジョーカー・ゲーム」のことを言っているのかな。また、ラストにD機関らしからぬ行動を・・・、と思ったら、「そういうことか!」とびっくりさせられると同時に切ない彼が姿を少しだけ見せました。
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ジョーカーシリーズ最新作。
ますます冴えていきます。
舞台も、日本から海外もあり、本当に楽しめます。
このシリーズ続いてほしいです。
どの作品も秀逸です。
とにかく面白い!
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列車、舞踏会、撮影所と、設定がなかなかステキ。舞台劇を見てるような吸引力の強さと展開の面白さで一気に読了。作中の騙し合いと、読者に対する謎掛けで二重に楽しめる。相変わらず、サスペンスとして洗練されてます。一話目からヒッチコックを連想し、そのままモノクロームな世界観をイメージして楽しめた。
これぐらいのページ数だったら短編でも厚みがあると思う。長編を読みたい願望はあるが、中短編数本でも色んな味が楽しめて、それはそれでお得かな。
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今季春アニメで始まったジョーカーゲームの
今出てる中では一番新しい続編。
一作づつ読み切りの短編という体を取っているので
気軽に読める。今回も「雰囲気に浸るための」読書。
娯楽という意味では一番面白く…。
満州鉄道の華やかな客車の中を舞台にした、
アジアン・エクスプレスと、
孤独で扇情的な華族の奥方と結城の恋を絡めた
舞踏会の夜、がどちらも秀逸。
女性にスパイの協力者をやらせるって、あるだろうけど。
華やかで…せつなくて…懶惰で…。
昭和初期。戦争までにあった、クラシカルな雰囲気が
作品に生きていて格好がいい。
日曜に紅茶飲みながら楽しむ読書としては
なかなか良かったかな。
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柳広司さんの『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第4作。屈指の人気シリーズに成長したスパイ活劇は、今回も安定しながらマンネリを感じさせない。
シリーズ第4作に至り、戦乱の足音がさらに近づいている描写が目につく。平時でこそスパイの出番がある。彼らD機関の精鋭たちも、敏感に時代の空気を感じ取っている。端から日本の分が悪いことはおそらく承知しているが、任務を遂行するのみ。
「アジア・エクスプレス」。満州特急〈あじあ〉号の車内で、取引予定だったソ連のスパイが殺害された。ソ連の秘密諜報機関の暗殺者が、車内にいる…。敵のみならず、読者の裏もかくこの演出は見事。子供たちを騙すのはいただけないが。
「舞踏会の夜」。D機関メンバーの視点で描かれることが多いこのシリーズだが、今回は陸軍幹部夫人の視点である。戦時統制化にあって何不自由なく暮らす夫人だが、心は決して満たされない。うら若き日の記憶を、いつまでも追い続ける。スリルと緊張感に溢れたこのシリーズにあって、珍しくロマンティックな1編。
初出は前篇・後篇に分けて掲載された「ワルキューレ」。舞台はナチス体制下のドイツ。表向きは日本と友好関係にあるが、情報戦で常に後手を踏む日本は、信用されていない。そんな中での男の任務は、ドイツ側スパイのあぶり出し。
ナチスの宣伝大臣・ゲッペルスが実名で登場したり、女癖の悪い日本人俳優と絡んだり…いかにも映画的な演出が目立つ。俳優自ら、主演映画について言っていたではないか。実際のスパイはもっと地味だし、目立ってはいけないと…。
読者がこの1編に感じるであろう違和感の正体は、最後に明らかになる。彼だってプロであり、任務は果たした。余計な詮索は身を滅ぼすことを、彼も知っている。彼の行動は、もしかしたら戦況に影響を及ぼしたかもしれない。
『ラスト・ワルツ』と題されているが、完結編のような演出はない。このシリーズはまだまだ続くのだろうか。いずれ本格的に開戦するとして、スパイにできることとは何だろう。
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シリーズ4作目、最新作です。
収録作の構成は、短編2本、中編1本です。
短編の1本目は、旅情ミステリー系でしたが、
独特の世界観を持つ、本シリーズにおいても、
旅情ミステリーは鉄板の面白さがありました。
中編は、前作と同様、
謎もスリルも、しっかりと描かれており、
加えて、エレガントな雰囲気に意外性もあり、
適度な読み応え感もあって、面白かったです。
ただ…、本作品は、少しポップな印象もあり、
ダークな世界観や、ミステリアスな世界観が、
少し薄まっていた印象もあったかも、です…?
安定した面白さは、変わらず健在でしたが…、
少しばかり、原点回帰も、期待したぃかも…。
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『ワルキューレ』二重三重の任務を引っさげて在独日本大使館の映画界に潜り込んだ海軍スパイの暗躍と、ちょいちょい接触する陸軍スパイ(D機関)の驚異。恐ろしく優秀なスパイ人材たちから見た、祖国の暗い行く末。
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映画化されたジョーカーゲームの最新作。本作はトリックよりも、戦時中の日本と日本を出たスパイを通してみる世界がテーマ。日常から出た皇族の暮らし、舞踏会、ロシア、中国、ドイツの様子が描かれている。
敵国との頭脳戦を制するために行う準備と思考に思わず唸るような展開で、短編ストーリーがD機関の大きな動きや役割を頭に入れながら読み進めていく形なのですっと入ってくる。
それぞれにテーマがあって、ダンスや映画などにまつわる伏線と本線が絡み合う展開が秀逸。思わず、温度や部屋の様子が頭の中で可視化できてしまう。
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「ラスト・ワルツ」のタイトルから、もう終戦なのかと思いましたが、まだ戦争は続きます。終幕へと近づきつつありますが、まだ続きます。
しかし、D機関が終戦に際してどのような姿勢をとるのか。盲目的な忠誠なんてものは持ち合わせていない彼らが、終戦にあたってどうするのかが気になるところ。終戦の予想すら確実にしている結城中佐は、どう動くのか。
さて、どうなる?