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巻を増すごとに、ワクワク感が膨らむストーリーは、正に少年漫画のど真ん中を突き進んでいる、ひたすらに何があっても一直線に
最高、最悪、最低、そして、最強の敵であるB-B-0のトップ4「陽炎(カゲロウ)」の濁りなき、悪役としての凄まじい存在感が、主人公である壱松たちの持つ光を更に烈しくしてくれる
また、この(弐)の冒頭では、私がこの『MIXIM11』の中で特に好きな竹蔵が活躍してくれるから、ますます、世界観に引き込まれる
加えて、トンガリの豪力〔ストロンガリ〕、ミスターダンディの武具化〔ダンディズム〕、そして、NOVA(ノヴァ)がこれまた、星座が深く関連してくる少年漫画らしい必殺技のデザインと威力で、読み手を滾らせてきた
先述した「陽炎」とは違った意味で、悪役らしい下衆のヴァルカンと、若さゆえの真っ直ぐな怒りに突き動かされる壱松との激闘には、手に汗握るモノ
弱いままでは、自分が死ぬだけでなく、守りたい大事な誰かも守れない、その怖さを確かに感じていた三人は、双子座の加護を受ける、謎多き少女・高屋敷桃子の特訓を受ける事に
さぁ、シャレになんないくらいキツい内容の特訓で、壱松、小梅、竹蔵はどれほど強くなり、どんな新しい「誰かを守るため」の力を得るんだろう?
この台詞を引用に選んだのは、私が好きな竹蔵が、正しい勇気を発揮しているから。やる気があったからって、何でも出来る訳じゃない。でも、その気になれば、可愛い女の子を救う事“くらい”は、誰にだって可能なんだ