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大手銀行から出向し、三百億円もの累積赤字にまみれていた老舗の専門商社をたった二年で再建した敏腕社長、滝本。高卒という自身の学歴コンプレックスをばねに、未踏のビジネスを開拓し、出身銀行の頭取から依頼された汚れ仕事をも引き受け、日本経済界を伸(の)し上がっていく。剥き出しの人間ドラマ、開幕!
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仕事が出来るかどうかは、学歴に関係ないが、
それなりの立場になるには、学歴が必要になる。
大きいと言われる企業ほど、今もこの傾向は変わらないんでしょうね。
のし上がろうとする主人公の姿や考えのドロドロ感が、とてもリアルで面白い。
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感想は単純に面白かった。
イトマン事件の事も改めて勉強する事ができた。
ただ、これまで読んできた楡周平の実話を元にした痛快なビジネス小説と違い、この作品が生々しく感じられ、胸のすくようなスッキリ感を得られなかったのは、やはり金に纏わる詐欺事件であるからだろう。
熱くはなれず、ギラギラしすぎる男達の話。
(上・下同じ感想)
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今の社会的な風潮からは考えられないギラギラとした男の世界。なんとなく先が読めるかもとは思いながらも先が気になる。
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面白かった!
バブル時代のイトマン事件をベースとした物語。
読み終わった後、イトマン事件を調べると、描かれている構図がほとんど一緒。
イトマン事件も勉強になる物語でした。
上巻では
300億の累積赤字をもつ専門商社の浪花物産にいずみ銀行から出向し、2年で再建した凄腕社長の主人公滝本。
再建プランは、ノルマ縛りの厳しい物で、社員達の反感を買いながらも増収増益を繰り返します。
高卒の学歴コンプレックスをもつ滝本は、浪花物産の社長のイスにこだわり続け、さまざまなビジネスを開拓、いずみ銀行からの汚れ仕事も引き受け、のし上がっていきます。
しかしながら、その強引なビジネスが少しずつほころびが出始めます。
損失が出始め、増収増益が難しくなってきたところでは、不動産取引で損失を埋め合わせます。
自らの保身のために、さまざまな手段を行使する滝本。
このガツガツした感じがまさにバブル全盛期といったところです。
このような状態の中で滝本はどうなるのか?
浪花物産はどうなるのか?
といった展開です。
イトマン事件をよく知らなかったので、次の展開が読めませんでした。
でもバブルがはじけるんだよねぇ。
下巻に続く
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イトマン事件をモデルにした小説。
バブル時代の様子がよく分かる。
かなり無理な投資をしているが、バブルは弾けるまでは誰も分からないというのが、登場人物の行動や心情を通じて描かれている。
銀行の学歴偏重主義も勉強になる。これは殆どの大手企業はどこも同じだろうが。
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なんか艶めかしいと思いながら読み進めていましたが、元ネタの事件があるんですね。
後半どうなっていくのか楽しみです!