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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実用的な文書を作る方法が、わかりやすく解説されていて、よかったです。必要なことが伝わる工夫を、身につけたいです。
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書く前にテーマと見出しを意識しよう。
大事なことははじめに書く。
うまく書けないのは理解不足が原因
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ジュニア新書って結構想定読者が幅広いねえ。
時折高校三年生でもこりゃ理解できないぞってのもあれば、本書のように中学生にちょうど良さげなものもあって。
ま、内容としては常識的で、無難で、だからこそ中学生はじっくりと読んでほしい、というもの。
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著者が伝えたい事は普遍的であるが、本文のあちこちに旬の話題がちりばめられている。新国立競技場問題、LINEの話。一年後に読んだら古びて見えるかもしれない点で、正に今読むべき本。
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岩波ジュニア新書にて、平易でことばも、やさしいのが特長です。
気になったことは以下です。
・「伝える」ことと、「伝わる」ことは微妙にちがう。
・書いても読んでもらえないことがあるのが現実です。
・相手に応じて文章の書き方を変えるには、まず、書き始める前に相手のことを考えなければいけません。
・知らない人や特定できない相手に文書を送る際は、ふつう、目上の人に対して書くのと同じように、敬語と使います。
・忙しい人には、連絡を控えたり、負担を書けないような短い内容にするほうがいい。
・どうしたら相手に気持ちよく読んでもらえるかを考えることが大切です。
・形式よりも、大事なのは、相手を敬う気持ちです。
・書き手がどんなに気持ちを込めても、相手に伝わるのは書いた言葉(文字)がすべてです。
・伝える相手がわかったら、次に、伝える内容を明確にする、です。
・テーマを決めるとき、その範囲を正確に設定することが大切です。
・「見出し」は記事の要点やポイントを表したフレーズ(語句)です。
・文書で何かを伝えるとき、テーマをはっきりさせるとともに、文書の要点を言葉にして表すことは、読み手の理解を助けるだけでなく、書き手にともっても大切です。
・どのようなものでも、本文を書く前に見出しをつけることをお勧めします。
・文書を書き終えたら、改めてテーマと内容があっているかを確かめ、つづいて見出しも仮につけたものでいいかを確認する。
・さまざまな文書は、最後まで読まれるとはかぎらない。
・大事なことは最初に書いてあって、あとになるほど、重要度が低くなっていきます。
・まず、要点を伝え、そのあと詳細をつづける。
・ポイントを整理したら、形はぎこちなくてもいいので、まずはそのまま箇条書きのような形で並べてみる。
・見かけをよくするよりも、短く簡潔に伝えるほうがはるかに効果的です。
・文章を書くときは、読み手には文字になって表れた情報しか伝わらないのだ、ということを常に意識することが必要です。
・書いた本人にどのような深い考えや気持ちがあったとしても、読み手には文章として表されたこと以外の意味を読みとることはできません。
・文章を書くには、大事なことから先に伝えることです。まず全体的なことを示して、だいたいイメージをつかんでもらってから、細部に移ります。そして、わかりにくいところだけをあとから補足するのです。
・整理されていない あるいは ごちゃごちゃしすぎている という印象から読みずらいと感じられることがあります。
・文章には私の視点で書くものと、客観的な視点で書くものがあります。視点をまずないほうが安心。
・事実と気持ち(意見)は分けて書く
・肯定と否定もしっかり分けよう
・引用を頻繁にまぜると読みずらくなる
・書く前に、あいまいなことや疑問にのこる点は調べること
目次
はじめに
Ⅰ 「伝える」ための心得六カ条
心得その1 まず相手のことを考えよう
心得その2 テーマと見出しを意識しよう
心得その3 大事なことから先に伝えよう
心得その4 相手に見えるのは「文字」だけ
心得その5 文章の「仕分け」をしよう
心得その6 理解不足のことは伝わらない
Ⅱ ケース別・実践編
ケース1 質問・問い合わせ フェスの出番がわからない
ケース2 苦情 スマホがすぐ壊れた
ケース3 謝罪・お詫び 図書館の本をなくしちゃった
ケース4 返礼・お礼 受験の前に泊めてもらった
ケース5 依頼・呼びかけ 職業体験の受け入れをお願いする
ケース6 伝言 おじいさんのペンションで電話番を頼まれた
ケース7 報告 卒業生が講演にやってきた
ケース8 説明 学校案内をしよう
ケース9 企画・提案 イベントの企画書をつくってみよう
おわりに
ISBN:9784005007943
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2015年01月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ
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刊行日 2015/01/20
「社会や大学で求められるのが,レポートや企画書,礼状などの実用的な文書を書く力.学校の作文とは違って,まず「読んでもらえる」「伝わる」ことが必要とされます.そのためにはどんな工夫がいるのでしょうか? 本書では6つの心構えで基本を学び,「問い合わせ」「報告」「提案」など9つのケースで実践します.高校生に身近な例文を集めました.」
はじめに
I 「伝える」ための心得六カ条
心得その一 まず相手のことを考えよう
心得その二 テーマと見出しを意識しよう
心得その三 大事なことから先に伝えよう
心得その四 相手に見えるのは「文字」だけ
心得その五 文章の「仕分け」をしよう
心得その六 理解不足のことは伝わらない
II ケース別・実践編
ケース1 質問・問い合わせ ~フェスの出番がわからない~
ケース2 苦情 ~スマホがすぐ壊れた!~
ケース3 謝罪・お詫び ~図書館の本をなくしちゃった~
ケース4 返礼・お礼 ~受験の前に泊めてもらった~
ケース5 依頼・呼びかけ ~職業体験の受け入れをお願いする~
ケース6 伝言 ~おじいさんのペンションで電話番を頼まれた~
ケース7 報告 ~卒業生が講演にやってきた~
ケース8 説明 ~学校案内をしよう~
ケース9 企画・提案 ~イベントの企画書をつくってみよう~
おわりに
川井 龍介(かわい りゅうすけ)
1956年生まれ.慶應大学法学部卒.新聞記者などを経て独立,ノンフィクションや音楽コラムを執筆.主な著作に,学校では教えない実社会を生きる知恵をまとめた『社会を生きるための教科書』(岩波ジュニア新書)をはじめ,作者不詳の歌「十九の春」のルーツを探りながら沖縄・奄美などの戦後史秘話を追った『「十九の春」を探して』(講談社),青森の弱小高校野球部の青春像を描いた『122対0の青春』(講談社文庫)などがある.ブログは「夢の中で風が吹く」( http://ryusukekawai.com/ ).神奈川県茅ケ崎市在住.
書評情報