紙の本
ユーモアとシュールな作風
2015/03/01 20:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:瑠尾 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「鳥獣戯画」は学生頃、日本史で初めて目にしたとき、豊かな動物の表情に親しみを感じましたが、この作品には実はユーモアだけでなく、シュールな一面があるということを本品で知りました。どんな6つのミステリーが隠されているのか楽しみです。また、この本を読んだ上でこれから開催される国立美術館での展示に行ってみたいです。
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誰もが一度は目にしたことのある、国宝『鳥獣戯画』。いまだ多くの謎に包まれた非常にミステリアスな作品である。本書では高山寺所蔵『鳥獣戯画』絵巻のほか、現在国内外に散らばっているコレクションも一挙に紹介。たくさんのビジュアルとともに、わかりやすく丁寧な解説でその謎に迫る。
東博での鳥獣戯画展の前に読みました。価格のわりにとても丁寧で、ただ可愛いから好き!というだけのライトファンである私でも十分に理解できる分かりやすい作りとなっています。薄いですがムック本なので出先でめくるには向きませんが、予習用の入門書としては最適なのではないでしょうか。断簡等も「甲巻」としてまとめられており、大変ストーリーを追いやすく面白かった。自由に想像をめぐらせながら楽しめる鳥獣戯画、素敵だなあ。
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国宝に隠された6つのミステリー。
100年ぶりに復元された絵巻を一挙掲載。
誰が、何のためにこの不思議な世界を描いたのか。
(2015年刊)
・はじめに
・第一章 「鳥獣戯画」の名場面
・第二章 「鳥獣戯画」の謎
・第三章 「鳥獣戯画」鑑賞のポイント
・第四章 「鳥獣戯画」の全貌
本書は、国宝「鳥獣人物戯画」の甲巻を完全収録した本である。オリジナルと写本を交えて復元したものを収録している。
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これを買うのなら上野国立博物館での開催図録を買った方が良い。
今でもネットで買えるんじゃないかな。
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巻き物の一部しか見たことがなかったので、ずらっと並べたものを見られるのが良かった。
謎と題しながら謎が多いままですが、様々な着眼点で鳥獣戯画を見られたので面白かった。
一度は本物を見てみたいです。
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専門をかじった人間が、美術の研究書として読むには、ややもの足りない。謎って言うほどの謎解きではなかった。
一般向けだし、雑誌の別冊だからまあ仕方がない。
全面カラーで眺める資料として、かな。
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世界最古の漫画、鳥獣戯画。
うさぎやかえる、サルなどの動物たちが、生き生きと描かれ、ユーモラスで、観ていると楽しくなってきます。
小さい時から、大好きでした。
本書は、誰が何のために描いたのか、何を訴えているのがなど、さまざまな角度から探っていきます。
高山寺の鳥獣戯画だけではなく、国内外にもコレクションがあるんですね、知りませんでした。
また観に行きたくなりました。
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この伸びやかな線にはいつも救われる。謎解きが見たいわけでもないけれど、復元版を見るにはこれの本がいい。