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身近な存在じゃないと分からない、コワイ、怪しい。誤解で閉ざされる関係ほどモッタイナイものはない。特に「NPO=ボランティア(=非営利)」という認識が多いので説明になぐれる。今の仕事でも「非営利」という意味合いがヤクバに理解されず無償地域団体のジレンマでまいっている。人権啓発の取り組みしかり、相手に届けるメッセージ、PRに億劫となり怠るは本末転倒なんだと痛感。仕事力、そこがあっての思いの実現。
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NPOも、株式会社などの会社も、組合も、財団法人や社団法人も。
第一義的には、ファンドレイジング(資金集め)のための仕組みだということ。
もう一点だいじなのが、利害調整をするための仕組みだということ。
金集めなら、個人でもできます。極端ですが、違法に詐欺などで集めることもできるでしょう。ただ、違うのは、金集めをする発生する利害関係を調整する機能が、法律で規定されているってことです。ここがすごく重要。
株式会社でいうとコーポレートガバナンス。
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乙武洋匡さんと佐藤大吾さんの掛け合いで整理されたNPOのイロハ、これまでの20年についての話。NPOの存在が今後普通になっていくであろう、課題先進国日本において、課題の解決のみならず、課題の根源である問題の発生を防ぐNPOに、まず関わってみようよ、というNPOを知ってもらう始めの1冊。以下メモ。
(1)世の中の活動には利益を受ける人と費用を負担する人が異なるケースがある。受益者負担の原則が成立しない事業こそNPOが活躍するフィールドである。
(2)財団というのはお金の集まり。…社団は人の集まり。社団は営利目的か非営利かの基準で2つに分かれる。営利目的の社団は株式会社。非営利の社団法人は、目的が公益か共益かで分かれる。公益は不特定多数の利益。共益は特定のグループ内の利益。
(3)公益目的の社団は、一般社団法人とNPO法人。…NPO法人は所管庁の認証、決算情報の開示が義務。一般社団法人は登記するだけで、設立。情報公開は義務ではない。
(4)日本の認定NPO法人数は785団体。英国は20万団体、米国は100万団体。
(5)NPOで働く最大の醍醐味。直接お客様と接するから感謝される事が多い。
(6)自分以外の誰かをハッピーにする事が自分の幸せのために必要不可欠だと思っている人はNPO向きかもしれない。
(7)NPOには2種類の顧客がいます。一人目の顧客は困っている人です。二人目の顧客は寄付者やボランティアです。…green birdは人手が足りないからボランティアで来てね、ではなくて、ゴミ拾いに参加して貰う事でポイ捨てしない人を増やしている。
(8)日本。認定NPOと公益法人に寄付した場合、寄付額の約半分が返ってくる様になった。英国は2割程度。米国は所得の控除があるだけ。
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勉強になった。読みやすくなっとる。
ただ残念なのは、誤植が多いこと。もう少し校正してもいいんじゃね?ってぐらい、ひどい誤植が何ヵ所か。
ま、内容とは関係ないで☆は4つにしとこうかな。
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音楽バンド、顧客管理で盛り返す
NPOに関しては
よくわからん、というのが正直なところ
設立や運営が意外と面倒くさいということが
分かった時点で、自分の中で
関心が冷めてしまう
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NPOことはじめ。
乙武さんがNPOの大御所?に、初歩の初歩からNPOについてインタビューしていく形式の本。読みやすいので、わかりにくいNPOについて初めて知るにはいい本です。非営利団体という非常にとらえどころの難しい団体を、明快に説明してくださるので参考になりました。
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いままでにもありそうで、なかった本、だと思った。あったとしても、話し手がこのお二人やと、みんな参考にしたくなるやろうなぁ。当たり前の話やけど、NPOで働くかどうか、切実に迷ってるひとが読むべき本。
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NPOについての初歩的な事柄から、運営方法までを乙武君がNPO法人運営中である佐藤大吾氏に質問し、佐藤氏がそれに答えるというQ&A方式で理解できる本。そもそもNPOって何?とか、どうやって運営しているの?という初心者レベルの疑問を持っていた私にはおあつらえ向きの本だった。NPOは儲けてもよいが、その利益を配分してはいけない、ということを初めて知った。
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NPOそのもの、NPOと社会の関わり、NPOの雇用、NPOの調べ方など、ざっくりとNPOについて知るのによいテキスト。まさしく教科書。NPOを立ち上げたい人より、NPOで働きたい人向けという印象。
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NPOに関する基本的な知識から身につく良書。佐藤大吾さんの実践的な回答から乙武さんの初歩的な質問がうまく構成されています。NPOって何?っていう人も勿論、知識の再確認する書としてもいいと思う。ただし誤植などの基本的なミスはなくして欲しかった。良書だけにもったいない。
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NPOについてゼロから学べるとてもわかりやすい入門書。
誤解していたことや知ったかぶりをしていたことがいかに多かったかが判明。これを多くの人が読んでくれたら、NPOへの偏見はなくなるかも。と同時に、NPOに関わっていてビジネスに偏見を持っている人にも読んでほしい。世の中、公共性の強い会社もあって、NPOとそう変わらないよってことがやさしく伝わるはず。
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NPOで働いている方と会う機会があって、その前にと思って読みました。対話形式で読みやすいわかりやすいという反面、会話を追っていかなければいけないので、きちんと理解する、振り返って確認するとかにはもう少し図解とか整理されたページがある方がいいなぁと思いました。ただNPOを言葉ぐらいしか知らないという人にとっては、読みやすい要領を得た本です。
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NPOの概要を知るのに良い。対談形式で分かりやすい。
NPOとは、非営利団体。
特徴は余剰金(利益)や残余財産(解散した後に残るお金)を寄付者達に分配するのではなく、新たな事業等に使う。
「NPOと企業の違い」
事業活動から生まれた利益を、株主や事業をやっている人たちで分けて良いのが企業、サービスを安価にするなど利用者に対して向けていくのがNPO
「受益者負担からの考え方」
受益者負担とは、利益を受けるものがその費用を負担する。世の中の活動の中には、利益を受ける人と費用を負担する人が異なるケースもある。(お金のある人が、お金を払えない人を負担する)。NPOは受益者負担の原則が成立しない事業でもある。
「社団法人と財団法人」
財団とは「お金の集まり」出資者が出したお金で、株や国債を買ったりすることで、運用利益が生まれ、その利益で活動する。一般財団法人と公益財団法人などがある。
社団は「人の集まり」 人がたくさん集まり、会費を払ってその資金で活動する。株式会社、NPO法人、一般社団法人など
「営利法人と非営利法人」
営利法人は構成員へ利益の分配
株式会社、合名会社、合資会社など
非営利法人は構成員への利益分配以外
NPO法人、一般社団法人、一般財団法人、社会福祉法人など
「保険」
NPOでも基本的には社会保険。けどその団体による場合もある。退職金は積み立てし退職時に返済するなど団体による。
「海外のNPOの存在」
アメリカでは就職ランキングの上位10位の中に、NPOが3つ入っている。日米英の中で、個人寄付の金額は日本が1番少ない。寄付税制が整ったが認知度が低く、うまく活用されていない。
「NPOに寄付する場合」
個人で寄付するよりは、会社で寄付した方が、税額控除の面で特になる。
「ボランティア」
ボランティアを扱うことはとても難しい。ボランティア側は無給だし、やりたいことだけやる!というスタンスの方も結構いる。それだとうまく回らないことも多い。あらかじめエントリーマネジメントとして、NPO側のニーズとボランティア側のニーズを理解する事が大事。