紙の本
とっても面白い
2015/09/16 21:21
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投稿者:かばやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
次回のNHK朝ドラの主人公の一生を書いた本です。広岡浅子の豪快な生き方が面白くて一気に読んでしましました。娘婿がヴォリズ満喜子の兄と知ってびっくりしました。玉岡かおるさんの『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種まく日々』にも広岡浅子が生き生きと描かれていました。市川房江、村岡花子と登場し、交友関係の広さに感心しました。たった14行の人物評から取材を重ね、一冊の本にまとめ上げた努力に敬意を表したい。
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広岡浅子の生涯
2015/08/29 09:26
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投稿者:読書豆小僧 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性実業家の小説は結構読みますが今回初めて女性実業家の生涯を読破しましたが実に活動的で明治の女はさすがに強いし、事業、家庭、子育てと現在でもそこまでやれた人物はいないと思う。三井に生まれお金の使い方、育て方が生まれながらに身についていると思わせます。
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励まされる物語
2016/07/20 20:39
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投稿者:伊良湖 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は実業家・広岡浅子の人生を小説化したものです。
どのような困難があっても決して負けない彼女の生き方は清々しく感じられ、励まされます。
また、小説の長さは短めなので、簡単に読むことができます。ただ、小説の世界にどっぷり浸かると、物足りなく感じられるかもしれません。
紙の本
よく書けている
2016/04/13 14:23
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投稿者:よしくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしは観ていなかったが、朝ドラ「あさが来た」の原作らしい。
内容は広岡浅子の産まれたときから死ぬまでのはなし。
内容はたいへんわかりやすく、よく書けている。
関係ないが、この広岡浅子という人物、すごいビジネスウーマンだと思う。
今で言ったらソフトバンクの社長が女になったような感じ、いやそれ以上だと思う。
おすすめの本だと思う。
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三井の血筋をひき、鉱山買収、銀行設立までもこなした女性。
日本女子大の設立にも大きな寄与。パワフルな女性だ。
そう言えば、私の上司も目白の女子大卒。だから、パワフルなんだ。
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「信用です。加島屋さん、銀行にとって最も必要なのは、信用がおけるかどうかということなのです。信用がつくと、自然に人が金を運んでくる。」
「自分の器を大きゅうして、誠実に飽きないして、第一に信用つけなあかんのどすな。金を集めよう思うより、そちらが先決やてようわかりました」「これからは自分が大きゅうなろう思て努めます。自分の幅広げた分だけ商いも大きゅうなりますのや」
朝ドラ原作。
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小説というよりも伝記なのかな?
広岡浅子の一生が一冊になった本。
「自分の人生の参考になる」とか「励みになる」とかそうゆう感じではなかったけ。
やはり時代が違うからなのか、家の階級が違うからなのか、多々理解できないところはあったけれど、物語としておもしろかった。
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朝ドラ「あさがきた」の原作本。
一時も留まることなく駆け抜けたという感じの広岡浅子の生涯。
ただ商才があるだけではなく、儲けたらそれを社会に還元していくところが良かった。
女性は学がないのが当たり前、周りに従って生きるのが当たり前の時代に自立していく道を作っていくのは大変なことだったろうと思う。
作品も駆け抜けていく感が強くてやや掘り下げ方が足りなかったが、小説として楽しめた。
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NHKの連続テレビ小説「朝がきた」の原作ということで、期待して読み始めました。
NHKのドラマの台本が面白すぎるらしく、こちらはどちらかというと、事実を羅列しているような印象を受けました。
でも、浅子の明治維新という激動の時代に女性実業家として、いろいろな偏見を跳ね飛ばしながら、痛快に生きる、生き方を私も参考にしたいと思いました。
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NHKの連続ドラマの原作
ドラマがとても面白いので原作はいかほど?と借りてみた
ドラマはあくまでも ドラマであり、原作とは違うとは思っていたものの
原作は作者が少ない資料のもと掘り起こした一冊、というだけあって
小説でも自伝でもなく 彼女がどれだけ仕事に人生を注いだかだけが判る本
もう少し 普段の彼女の生活やら 楽しみやらも肉付けて欲しかった
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負けたらあかんで。九転び十起き。広岡浅子氏の言葉には魂がこもっている。自分の生き方、考え方について、じっくりと考えながら読んでおりました。とてつもないパワーがもらえる一冊でした。
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先端をイッた女性でも
ここまで割りきらないと
人生は歩めなかったのか…。
浪速の商人ものは好きだけど
実話だけに、女はツライよ!って
ちょっと思いました。
わざと軽めに書いてみました(笑)
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「自分で出遭うた悲しみ、苦しみをこやしにして、どこまで這い上がれるか、勝負や。忍耐づよう努力を積めば、必ず道は開ける」
女はともすれば小さな自分の我にこだわって、大きな視野からものを見ることを忘れる。浅子は、自分が雑誌に書いた、真我ということについて房枝に話した。エゴを克服して、もっと大きな真実なるもの、普遍なるものに近づいた生き方ができぬものかどうか。
「環境が悪い、条件が悪いいうて不満いうたかて、人間大きゅうはならん。自分を深めるためには、悪い条件の中でうんと苦労することや」
(262頁)
これは浅子が、若き市川房枝に女性の生き方を諭す1コマ。男たる者もかくありたい。
――― AKB48の「365日の紙飛行機」を聴きながら。
♪人生は紙飛行機
願い乗せて飛んで行くよ
風の中を力の限り
ただ進むだけ
その距離を競うより
どう飛んだか どこを飛んだのか
それが一番 大切なんだ
さあ 心のままに
365日
2015年度nhk後期連続テレビ小説「あさが来た」の原案本。1988年初版本の2015年改訂新装版。
(内容紹介)
近代日本の夜明け 未だ女性が社会の表舞台に躍り出る気配もない商都大坂に溌剌たる女性がいた!
常に全力、七転八起を超える九転十起のがんばりで、大坂の豪商加島屋を切り盛りし、命の重さに想いを馳せ大同生命を興す。女性教育にも心血を注ぎ、日本女子大学の創立にも関わったさっそうたる女性の一代記!!!
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こんなにも一生懸命に生き抜いた女性がいたなんて。
ドラマで知り、次々と事業を広げていくさまを一気に読んでしまった。
こんなにも強い女性が。本当に圧倒される。
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期待していたものとは違った。が、読んで良かったとは思う。
朝ドラのアサのイメージで読むとだいぶ違う。この本を元にああいう脚本を書いた人はすごいなあと思った。
朝ドラの中では、梅が大番頭のガンスケさんとの淡い想いにドキドキしたのだけど…。事実(をもとにしたこの小説)では、何ていうか今の私の感覚したら「酷い」ものであった。小藤(=梅)の在り方がこの時代には普通だったのかもしれないけれど。そして円満に暮らしていたようだし、最後の最後まで小藤は浅子に尽くしたので、それはそれで“正しい”生き方なんでしょうね。
後半の仁蔵と出会って女子大学創立へ向けて奔走する辺りから、スカッとしながら読んだ。
あぁもしかしたら、後半は朝ドラになっていなかったから違和感を感じなかったのかもしれない。