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資料を見て考えるホロコーストの歴史 ヴァンゼー会議とナチス・ドイツのユダヤ人絶滅政策 みんなのレビュー
- ヴァンゼー会議記念館 (編著), 山根 徹也 (訳), 清水 雅大 (訳)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:横浜市立大学学術研究会
- 発売日:2015/11/25
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紙の本
「国防軍神話」が抜けきっていない感じ
2015/11/19 00:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴァンゼー会議の翻訳は貴重だが、意外と書かれていないのがドイツ軍の果たした役割だ。「髑髏の結社SSの歴史」を読んでいれば出て来るセルビアでの虐殺と年表にある「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」を読んでいれば出て来る「ロードス島からアウシュヴィッツへギリシャ・ユダヤ人移送」という記述(ただし実行したのが陸軍中将ウルリヒ・クレーマンに率いられた陸軍のロードス突撃師団だとは書かれていない)が目立つ程度だ。それと陸軍の将軍が警察部隊の兵士に勲章を授与している写真ぐらいか。
「ナチからの脱出」の解説に出て来るユダヤ人を可能な限り救ったバッテル中尉の写真と説明があるが、これならばロードス島のユダヤ人をアウシュヴィッツに送ってユダヤ人の財産を奪ったロードス突撃師団の師団長ウルリヒ・クレーマンの写真も一緒に掲載すべきだ。某マニア向けライターの本で、これもクレーマンとロードス突撃師団の戦歴の一部なのに、一言も触れないで書いているのだから。こういう馬鹿げた事がマニア向けの本でまかり通るのだから、ドイツ軍の負の面ももっと取り上げてほしかった。
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