紙の本
入門として最適。
2020/01/13 23:16
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームズを思わせる名探偵を軸にした展開力がある一方、登場人物に妙に味があるところはTHE日本の刑事/探偵モノ。およそ10~20年前の推理小説だけど今読んでも遜色なく楽しめるってちょっとすごい。入門者向けに表紙デザインを一新したところも良い。
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〈作家アリス〉 面白いじゃないか!
2017/08/20 22:17
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投稿者:新田なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
幾作か読んだっきり、苦手意識を持って手を伸ばせずにいた〈作家アリス〉シリーズ。本短編集を読んで、こんな面白いものを読まずにいたなんてと後悔しきりです。
〈学生アリス〉シリーズに比べてやや暗めだなと感じたのが苦手意識の始まりだったけれど、火村先生とアリスの掛け合いがテンポ良くてよい。ちょっと影のある火村先生もそこが良い。
この本をきっかけに〈作家アリス〉シリーズをどんどん読んでいこうと思います。
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図書館で。初めて読む物語。再読だった、物語。どれも読み応え抜群で本当に楽しい読書時間。国名シリーズきちんと読んでみたくなったな。そのうちの何冊かはお家に有るんだ♪これから時間見つけて少しづつ読もう。今回の短編集にも収録されていた『スイス時計の謎』の中の、【時間は不思議だ。伸び縮みしたり、反復したりして人をたぶらかす。時計の針が一定の間隔で一回転しているなんて、事実であっても事実じゃないよ。】とても印象に残った2行です。
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プロ厳選短篇集! 名探偵・火村英生、巧妙なトリックに挑む!
臨床犯罪学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖のコンビ、選りすぐりの短篇集。火村と怪人物との丁々発止の対決を描く「ジャバウォッキー」、犯人を論理的に割り出す「スイス時計の謎」他、全6篇を収録。
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火村ベスト短編集にしては収録作のラインナップがアレ?と思うところもあったのですが、編者の解説によると、角川ビーンズ文庫収録の全三冊の撰集とは極力被らないようにすること・国名シリーズ短編集から1作ずつを採ること、とした結果らしいです。ナルホドね。(通りでアレとかアレとか本来入りそうなやつが入ってないのはそういうわけか、と)
まぁ久しぶりにスイス時計とか再読でしたので新鮮でした。(一応、国名シリーズは全作読んでますので、収録作は全て既読。30周年記念ということで買いました。編者解説もいいけど、せっかくなので作者からもエッセイみたいなの入れて欲しかったなぁ……)
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講談社の「新本格ミステリ30周年記念」企画で刊行された短編集。この企画いい!探偵の名前は知ってるけど、読んだことはない人への入門書としてありがたい。
(火村英生は過去にも読んだことがあるけど、幸い収録作はかぶらず。)
今回収録の6編の中では、「ブラジル蝶の謎」が一番好き。古典ミステリみたいな美しさがあると思う。
「助教授の身代金」はドラマで見たような気がするけど、完全に内容忘れてたので、楽しめた。
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確実に全部読んでるし、たぶん持ってるのに買ってしまった。
解説読みながら読み返したらやっぱどれもいいな!
特に初読のときにはサラッと読んだスイス時計がよかった。
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3冊同時に出た名探偵傑作短篇集の、これは火村英生篇。国名シリーズから1編ずつセレクトされていて、3冊の中では選び方に一番納得がいく短篇集だった。尤も、火村シリーズは角川でも傑作選が出ているので、それになるべく被らない様に選んだそうで、アレが入っていれば、と思う事もあるにはあった。『スイス時計の謎』がやはり素晴らしい。著者の全短篇の中でもトップクラスの名作だろう。
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もちろんすべて再読だったけれど、カナリア向かしに読んだもののもあったので新鮮に読み進められました。なんだか、全作品を再読したくなってしまいました。
個人的に名探偵も大事なんだけど、助手のキャラクターが際立つ作品はとにかく面白い!!
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傑作編だけあってキレが良いなぁ
最後の一言がキレている。単に解決するだけではないキレがあるのが良い。エンドロールまでが物語って感じかな。
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探偵には相棒がつきもの!と思わせてくれる火村と有栖川の付かず離れずの仲。推理自体は、本格的なトリック!と驚くものではないと思うけど、キャラクターの描写のうまさでサクサク読み進められるのがいい。
今回は特に短編集だったので気軽に読めて良かった。旅行などのちょっとした移動時間などで気軽に読める本としてうってつけではなかろうか。
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論理をひとつひとつ積み重ねて真相にたどり着く、派手さはないが堅実で深みのあるミステリーという感じ。特に「スイス時計の謎」が面白かった!論理立てて犯人を暴く展開はともすれば複雑で難解な文章になりそうだけど、作家目線の語り口調も手伝ってか読みやすく、理解しやすい。
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どれも読んだことはあったけど、だいぶ前に読んで内容忘れているのもたくさん。
個人的には言葉遊びあふれる「ジャバウォック」が好き。
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読み応えのある短編集。短時間で火村先生を堪能するのにちょうどいい。
どれも読んだことのある話だけど、結構トリックを忘れているので、とても楽しめた。どれも論理的な話だけど、特に論理で論破していく「スイス時計の謎」が好き。
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火村英生×有栖川有栖シリーズ、私的4冊目。
各ストーリーの長さや種類のバランスが良く、一番読んでて楽しかったかもしれません。
読んだ人はどなたも印象に残るであろうスイス時計の謎はとても面白く読ませてもらいました。
ジャバウォッキーが有栖川先生の描かれるいつもの小説とは違っていて、疾走感のある、でも謎解きも楽しい新感覚のお話でした。
映像化して欲しいなこれは!と思いましたが、映像にしても10分くらいで終わりそうなとても短い短編です笑