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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.7
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/321p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-06-211090-3
読割 50
紙の本
1492年のマリア
著者 西垣 通 (著)
1492年=コロンブスの新大陸発見。そして、ユダヤ人のスペイン追放。その時全ては始まった! 壮大なる歴史ロマンに秘められた、情報社会の功罪をめぐる「暗合の糸」。最先端の情...
1492年のマリア
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商品説明
1492年=コロンブスの新大陸発見。そして、ユダヤ人のスペイン追放。その時全ては始まった! 壮大なる歴史ロマンに秘められた、情報社会の功罪をめぐる「暗合の糸」。最先端の情報学者が挑む書き下ろし歴史小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
西垣 通
- 略歴
- 〈西垣通〉1948年東京生まれ。東大工学部卒。東京大学大学院情報学環教授。著書に「ペシミスティック・サイボーグ」「デジタル・ナルシス」(サントリー学芸賞)ほか。
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紙の本
帯コピー・紀田順一郎
2002/07/07 20:22
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1492年といえば、コロンブスの新大陸発見の年だが、スペインではその陰でユダヤ人の追放令が実施されていた。二つの出来事を、あたかも楕円の二つの焦点のようにして、物語は緊張に富んだ展開を示す。もう一つの仕掛けは情報学者としての著者の、独自な文明史的構想力にある。当時注目された思想家ルルスの「普遍の術」と、五百年後のアメリカの思考機械コンピュータとをつなぐ<暗合の糸>の解読こそが、この壮大なるロマンの琴線にあたるのを知るとき、読者は現代の情報社会に深く秘められた歴史的性格を直感することだろう。これまでの日本にはなかった、新しい歴史小説の誕生を祝したい。(紀田順一郎)