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紙の本
本物の名湯ベスト100 (講談社現代新書)
著者 石川 理夫 (著)
登別、蔵王、草津、熱海、別府、道後は何位? 泉質、提供法、街並み情緒、自然環境、歴史文化の「5つの客観的指標」でランキングした名湯ベスト100を紹介する。全国名湯マップ、...
本物の名湯ベスト100 (講談社現代新書)
本物の名湯ベスト100
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商品説明
登別、蔵王、草津、熱海、別府、道後は何位? 泉質、提供法、街並み情緒、自然環境、歴史文化の「5つの客観的指標」でランキングした名湯ベスト100を紹介する。全国名湯マップ、評価指標別ランキングベスト30も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
温泉ファンが納得して、温泉地選びの参考にしてもらえるような、客観的指標を五つ設定。それは「源泉そのものを評価する指標」「源泉の提供・利用状況を評価する指標」「温泉地の街並み景観・情緒を評価する指標」「温泉地の自然環境と周辺の観光・滞在ソフトを評価する指標」「温泉地の歴史・文化・もてなしを評価する指標」。読み進めるうち、どんな効果・効能が見込まれ、どんな満足感が得られるかなどが、明確にわかる!
「名湯○○選」とか「名湯の宿ベスト○○」といった、名湯選びや広い意味での温泉ランキングをテーマにした書籍には、大きな問題点が三つあった。
第一には、その多くが温泉地選びというよりは、温泉宿選びに偏っていたこと。
温泉宿選びイコール温泉地選びではない。宿選びに終始する風潮をこれ以上蔓延させては、温泉地というもののトータルで奥深い魅力や歴史を重ねて培われた存在意義、ましてや〈名湯〉を理解するには決して至らない。
二番目の問題は、温泉のセレクション本がいったい、どのような客観的な基準、説得力ある根拠をもって選んだのかわからないこと。名湯の宿選び本の類も、多くは選ぶ基準が明確ではない。著者の主観や嗜好、ときには当の宿とのつながりから選んでいるケースがある。
三番目の問題は、選ばれた名湯(宿) と言うのに、それを裏付ける、肝心の温泉そのものにかかわる基本データすらきちんと記載されていないこと。説得力ある根拠、検証過程が示されていないのである。
こうしたこれまでの問題点をふまえ、多くの読者、温泉ファンが納得して、温泉地選びの参考にしてもらえるような、温泉地を評価し、ランク付けするのに客観的な指標をまずきちんと明示した。
そして同時に、温泉地全体にかかわる源泉数、すべての泉質、泉温、pH、総湧出量、湧出状況(自然湧出・掘削自噴・噴気造成・動力揚湯の各状況表示)の基本温泉データをできるだけ正確に調べた。
具体的には、温泉地を評価する客観的な指標を、次のように五つ設定した。
一 源泉そのものを評価する指標
二 源泉の提供・利用状況を評価する指標
三 温泉地の街並み景観・情緒を評価する指標
四 温泉地の自然環境と周辺の観光・滞在ソフトを評価する指標
五 温泉地の歴史・文化・もてなしを評価する指標
本当の温泉ファンが納得するランキングを読み進めるうち、名湯はどこにあって、どんな効果・効能が見込まれ、どんな満足感が得られるかなどが、明確にわかってくるだろう。と同時に、「あの温泉にはこんな楽しみ方もあったのか」「次の休日には、この温泉に行って見ようかな」などと思いを巡らせられるだろう。【商品解説】
登別、蔵王、草津、熱海、別府、道後は何位? 泉質・提供法・街並み情緒・自然環境・歴史の5つの指標でベスト100がついに決定!【本の内容】
目次
- はじめに 本書はこれまでの「名湯」本とどう違うのか?
- 本物の「温泉力」を求める人へ/「名湯」「名湯の宿」本の問題点/温泉の基本データがわかる/どんな効果・効能があるかもわかる
- 名湯をランキングする指標はこれだ! ~凡例にかえて
- 豪華な施設や設備は評価対象ではない/1源泉そのものを評価する指標/自然湧出泉や自噴泉を評価する/卓越した療養泉の泉質、特色ある源泉を評価する/2源泉の提供・利用状況を評価する指標/源泉かけ流しは基本だが、すべてではない/3温泉地の街並み景観、情緒・を評価する指標/伝統的な旅館・共同浴場建築、石畳街、広場/4温泉地の自然環境と周辺の観光・滞在ソフトを評価する/国立公園・国定公園内であるか/国民保養温泉地に指定されているか/5温泉地の歴史・文化・もてなしを評価する指標/地産地消の努力も評価したい/温泉情報、基本温泉データ公開の現状/本書〈温泉データ〉の典拠について/本書の構成と記述方針について/
- 名湯ベストランキング 一〇〇位~八一位
- 【コラム・温泉を理解する1】温泉とは何か――ふつうの湯水とどう違う?
- 名湯ベストランキング 八〇位~六一位
- 【コラム・温泉を理解する2】療養泉の泉質と分類、その効果
- 名湯ベストランキング六〇位~四一位
- 【コラム・名湯を知る、味わう1】名湯は五感全体で楽しむ
著者紹介
石川 理夫
- 略歴
- 〈石川理夫〉1947年生まれ。東京大学法学部卒業。温泉評論家。日本温泉地域学会会長。温泉評論・執筆・メディア出演の傍ら、共同湯、温泉文化史等の研究に携わる。著書に「温泉法則」「温泉巡礼」など。
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紙の本
温泉を読む
2017/01/16 21:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ikuo - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道で数年暮らしていたことがあり、その間はずいぶん遠方の温泉を何か所も訪ねたものだ。人は、なぜ温泉にハマってしまうのだろうか?最近は、海外からの旅行者の温泉好きも多くなった。
では、訪ねるべき温泉はどこにあるのか。これまでは旅行ガイドと知人の経験談に頼っていた・・この本を手にするまでは。
著者独自の評価基準に沿ってランク付けされているので、まぁ、そういう視点で見れば、そんなものかなぁという思いで読み進むことができる。著者独自とはいっても、全国の温泉を踏査している著者ならではの妥当な基準設定だと思う。ただ、著者は大手資本が無理な開発をしている現状を憂いており、それがいくばくか評価に影響しているようにも思える。
ランキングは、100位から遡って1位まで記載されているが、それほどランクに拘る必要もなかろう・・・「日本百名山」と同じことではないか。目次に温泉名は記載されていないし、温泉の索引のページもないので、どのページから読んでも理解に支障はない。読み進むうちに、自分の訪ねたことのある温泉が登場すると、なんだかとっても嬉しくなる。
温泉ウンチクをお望みの読者には、著者のサービス精神満載のコーナーもある。むしろ、そちらの方が読みごたえがあるといえる。
紙の本
温泉の選び方の参考になる
2023/02/26 01:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
温泉好きです。
これまでは、「景色が良さそう」とか「近くに○○があるから
近くで入れる温泉を探してみよう」という具合に、ザックリした
理由で温泉を選ぶことが多かったですが、この本を読むと
温泉の選び方にこれまでと違う視点が入るように思います。
知ってる温泉でも知らないことがあり、全然知らない温泉にも
入ってみたくなり。
結局入ってみたい温泉は増える一方となりました。