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商品説明
太平洋戦争中に起きた非道な捕虜殺害事件。
戦後、BC級戦犯裁判で浮かび上がった、驚愕の真実。
法の正義はどこにあるのか――。
一人の若き弁護士が、“勝者なき裁判”に挑む。圧巻の歴史小説!
昭和19年3月、大日本帝国海軍の重巡洋艦「久慈」は、インド洋でイギリス商船「ダートマス号」を撃沈。救助した捕虜を殺害した。
敗戦後、「久慈」艦長であった乾と、「久慈」が所属していた第16戦隊の司令官・五十嵐は、戦犯として起訴される。戦犯弁護人として香港にやってきた若手弁護士の鮫島は、裁判資料を読み込むうちに、この事件の――大日本帝国海軍の――抱える闇に気づいていく。
【著者略歴】
伊東 潤(いとう・じゅん)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。2011年『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を受賞。
【商品解説】
太平洋戦争中に起きた非道な捕虜殺害事件。
戦後、BC級戦犯裁判で浮かび上がった、驚愕の真実。
法の正義はどこにあるのか――。
一人の若き弁護士が、“勝者なき裁判”に挑む。圧巻の歴史小説!
昭和19年3月、大日本帝国海軍の重巡洋艦「久慈」は、インド洋でイギリス商船「ダートマス号」を撃沈。救助した捕虜を殺害した。
敗戦後、「久慈」艦長であった乾と、「久慈」が所属していた第16戦隊の司令官・五十嵐は、戦犯として起訴される。戦犯弁護人として香港にやってきた若手弁護士の鮫島は、裁判資料を読み込むうちに、この事件の――大日本帝国海軍の――抱える闇に気づいていく。
【本の内容】
著者紹介
伊東潤
- 略歴
- 〈伊東潤〉1960年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業。「国を蹴った男」で吉川英治文学新人賞、「峠越え」で中山義秀文学賞受賞。ほかの著書に「男たちの船出」など。
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紙の本
納得できない
2019/08/02 12:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうして五十嵐中将が死刑なのか。どうしても気持ちの整理がつかない。そこには指揮系統の最高位から順に特定できた者をまさしく処理するという戦勝国の狙いがもろに読める。
本来は、実行犯の最高位である乾が死刑になるべきではないのか。
戦犯裁判のむつかしさ、複雑さそして戦争に負けた日本はこんなつらいことを受け入れなければならないということを痛感したと同時に戦争捕虜に対する考え方の違い(日本の特異性)を思い知った。
紙の本
真実の航跡
2019/03/22 17:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋戦争末期、インド洋上での商船拿捕を試みるが撃沈させてしまう。救助した捕虜を後日処刑してしまう。この行為を戦後、イギリス人の戦犯裁判にて真実を明らかにするという、法廷ミステリー的な構成。和久俊三ばりの検事と弁護士の主張は、スピード感あり読み手を飽きさせない。重巡妙義というフィクションと大和や長門という実名艦が交錯するので、戦記物に詳しくない読者は、ノンフィクションと間違えるかも。著者作品は、武田家滅亡のデビュー作から継続して読んでいるが、時代小説からの新境地開拓意欲には脱帽したい。ただ、結末が悲しい。