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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.11
- 出版社: 小学館
- サイズ:20cm/95p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-386197-7
紙の本
星空放送局
思いを伝える3つの連作ショート・ストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】ハーイ。ボクDJ、サトザキ・宇宙。この番組はボクらの夜空をデザインする、空相アルメイダ、...
星空放送局
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商品説明
思いを伝える3つの連作ショート・ストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
ハーイ。ボクDJ、サトザキ・宇宙。この番組はボクらの夜空をデザインする、空相アルメイダ、18階特別ブースからお届けします−。表題作のほか「出さない手紙」「カラスは月へ」を収録した、イラスト+ピュアストーリー。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
出さない手紙 | 1−32 | |
---|---|---|
カラスは月へ | 33−57 | |
星空放送局 | 58−95 |
著者紹介
中村 航
- 略歴
- 〈中村航〉1969年岐阜県生まれ。「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。「ぐるぐるまわるすべり台」で野間文芸新人賞を受賞。他の著書に「100回泣くこと」「絶対、最強の恋のうた」など。
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紙の本
絵もいいし、お話も悪くはありません。でも、絵本の限界がある。それがすこしもったいない。でも、いつか原画をみてみた、そんな気にさせる本ではあります。
2009/02/11 19:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中村航は好きな作家ですが、この本は迷いました。分類としては絵本なんです。この本のNDC分類は 726.5 です。726 は漫画、挿絵、童画なんですが、さらに細かくなっているらしく、 726.5 が意味するところは挿絵、絵入、絵本です。児童、という分類をしようとするともっと細かくなるらしい。しかも宮尾和孝を知りません。出版社のHPには
ある町に住む少女から、毎日、牛乳を配達してくれる青年への、届かない手紙の形式で構成された「出さない手紙」。月に帰るつもりの元気のないうさぎと、でも空を飛ぶことができない彼のために満月=パールを探そうと夜を翔けるカラスの話「カラスは月へ」。DJの軽妙な語りと共に、リクエストに応じて星を流すふしぎなラジオ放送局を描いた「星空放送局」。この3話は、手紙・月・星というそれぞれ異なるモチーフで描かれていますが、いずれも「祈り」=「願い」をこちら側から向こう側へ届ける、というピュアな思いに満ち溢れた3つの連作ショート・ストーリーです。
とあります。ショート・ストーリー、じつはこれも苦手。長編命なんです、私。自慢じゃありませんが中里介山『大菩薩峠』を全巻読んでます。げ、未完かよ、なんて思いはしましたけれどあそこまで長くなれば、話なんて終んなくてもいいや、なんていう気になるから不思議です。そういう人間にとってショート・ストーリーっていうのは少しも魅力ではありません。
ということで手にするまで一年かかってしまいました。で遅ればせながら気付いたんです。宮尾和孝って、河出書房新社から出ている中村本のカバー画を描いている人なんですね。長女なんか、見るたびに可愛い、って言ってましたし、私もどちらかというとあの線が好きなんです。いかにも人が描いている、っていう手の跡を感じさせる線が。
この本ではさらにアートディレクション 川村哲司(atmosphere ltd.)、デザイン 川村洋介(atmosphere ltd.)と書いてあります。同じ苗字で所属会社も同じ。兄弟なんだろうか、それとも親子? 仲はいいんだろうか、なんてことを思ってしまいます。無駄話はこのくらいにして各話を説明しましょう。
・出さない手紙 :ある町に住む牛乳好きの少女・星崎美紀の夢は、月の砂漠で、あるいはモンゴルの平原で、もっと身近な場所でもいい、好きな人と牛乳を飲むこと。引っ越していく少女が、毎日、牛乳を配達してくれる青年への、届かない手紙・・・
・カラスは月へ :満月になったら月に帰るという元気のないうさぎと彼が食べようとしないニンジンのことで知り合ったカラスは、空を飛ぶことができない風邪気味のウサギのために満月=パールを探そうとどこまでもどこまでも夜空を飛んで・・・
・星空放送局:ハーイ。ボクDJ、サトザキ・宇宙、とDJの軽妙な語りと共に、リクエストに応じて星を流すふしぎなラジオ放送局。空相アルメイダの面々が総力を結集して繰り広げる天体ショー・・・
叙情性では「出さない手紙」、悲しさで「カラスは月へ」、若さで「星空放送局」という区分けで評価しますが、若い人の恋愛が好きな私には、「出さない手紙」がベスト。中村がこういう話も書くんだ、と感心したのは「カラスは月へ」でしょうか。でも長編ほど感心したわけではありません。
宮尾の絵では、一番好きなのは「出さない手紙」のもの。少女が可愛い、というのもありますが、色合いがいいです。特に2,3,22,23,24,25,30,31頁の色は抜群です。次が「星空放送局」の77~85頁。その二つに比べるとモノクロの「カラスは月へ」は、絵としては弱い・・・
紙の本
素晴らしいイラスト
2015/03/26 06:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
初の中村航作品。何気なく表紙で判断して借りてきた本だったけど、これで中村航にはまってしまった。イラストと話がうまく溶けあった作品だった。 なかでも『星空放送局』のDJがかっこいい。