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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/01/01
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/468p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-203766-2
文庫

紙の本

死ぬ瞬間 死とその過程について (中公文庫)

著者 エリザベス・キューブラー・ロス (著),鈴木 晶 (訳)

死ぬ瞬間 死とその過程について (中公文庫)

税込 1,153 10pt

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みんなのレビュー69件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

「死に至る過程」

2008/04/18 14:30

19人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る


 ロングセラーであり、書名もよく知られたものである。 私自身も、1971年読売新聞社刊のハードカバー(手許のものは1995年5月第93刷)、1993年刊の原書ソフトカバー、そして2001年1月発行の中公文庫版(新訳)を所有している。 考えてみると、私が初めてこの書を手にとってから約13年経っていることになる。 今、読み返してみて、その頃から比べると、あらためて、自分自身の「死」が現実問題として近づいてきていることを感じざるを得ない。 そもそも、私自身が「死の瞬間」の概念についていささかでも考えたきっかけは、法学徒であったころ、「死亡による逸失利益の損害賠償請求権」に関する大審院判例(大判昭和3年3月10日)に出会ったことであった。同判例は次のように述べている。

「夫レ生死ノ境ハ間髪ヲ容レズ、所謂即死ノ場合タルト爾ラザル場合トヲ問ハズ総テ一如タリ。故ニ死ソノモノヨリ観レバ死ハ常ニ即死ナリ。即死ナラザル死ハ之ヲ想像スルヲ得ズ。某ノ所謂即死ナルモノハ、致死ノ原因ト致死ノ結果トノ間ニ極ハメテ僅少ナル時間ヲ存セル場合ヲ云フモノニ過ギズ。」

 たしかに、理論的には「即死ナラザル死ハ之ヲ想像スルヲ得」ないだろう。この判例を読んだ時には、かなり“感心”したが、それはあくまでも“観念的に”であった。若輩であり重病の経験がなかった自分にとっては、「死」はまだまだ遠いものとしか感じられなかった。 しかしながら、「死」はその「瞬間」が問題なのではない。重要なのは(その他の多くの事柄と同様に)それに至る「過程」であろう。本書も、翻訳書名は「死ぬ瞬間」とされこの書名が有名になってしまっているが、原題は ”ON DEATH AND DYING” であり、「死とその過程について」となっている。そして、原書名が示すように、内容の中心は「死の瞬間」というよりも「死に至る過程」についてであって、有名な死に至る5段階(Denial and Isolation, Anger, Bargaining,Depression,Acceptance)について述べられる。

ロス女史は、本書の結びとして、「“言葉をこえる沈黙”(silence that goes beyond words)の中で臨死患者(a dying patient)を看取るだけの強さと愛情をもった人は、死の瞬間(this moment)とは恐ろしいものでも苦痛に満ちたものでもなく、身体機能の穏やかな停止(peaceful cessation of the functioning of the body)であることがわかるだろう。人間の穏やかな死(a peaceful death)は、流れ星を思わせる。広大な空に瞬く百万もの光の中のひとつが、一瞬輝いたかと思うと無限の空に消えていく。・・・・・・・・70歳を過ぎるまで生きられる人は多くないが、ほとんどの人はその短い時間の中でかけがえのない人生を送り、人類の歴史という織物に自分の人生を織り込んでいくのである。」と述べておられる。

ロス女史自身は2004年8月24日、78歳で亡くなられているが、 Economist誌2004年9月2日号によると、彼女自身の死は、それほど安楽な(easy)なものではなかったようである。 心臓発作に悩まされながらも数年間生きながらえた彼女は、晩年をアリゾナで過ごされたのだが、太陽は発作の原因にもなるので、一日に18時間も、暗い部屋で、音声を消したテレビを見ながら過ごされたという。そして、簡単に死ねないことを神に対してぐちっていた(She railed at God for keeping her waiting.)という。女史自身は、はたして、“死の瞬間”(this moment)に、自らが叙述したような穏やかな死( a peaceful death) を“意識”されたのであろうか。 「かけがえのない人生を送り、人類の歴史という織物に自分の人生を織り込」まれたこと、その織り込まれたものは、我々のような凡人とは質量ともに比較にならないものであることについては全く議論の余地もないだろうが・・・・・・

 本書は、1969年に出版(原書)されて以来、現在に至るまで全世界で広く読みつがれており、日本語訳の読売新聞社刊版も百回以上の版を重ねている。自らの「死」をみつめようとする者にとっても、死に臨もうとする近親者に接する者にとっても、必読の書であろう。

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紙の本

いつか死と向き合うときまでに読んでおきたい1冊

2009/09/03 23:19

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

私が本書を読了したのは、実は、2008年の6月中旬だった。

本書のあとに、『「死ぬ瞬間」と死後の生』、
『人生は廻る輪のように』、『ライル・レッスン』を
一気に読み、それも含めて7月上旬には読了していた。

読み終わったとき、風が吹き抜けていくようだった。

その頃の私は、本書について何も書くことができなかったのだが、
今読むべき本だったのだと強く思ったことは覚えている。

医療、看護、福祉の分野、特に終末期医療の分野では、
エリザベス・キューブラー・ロスの名、
『死ぬ瞬間』(原書名:On Death and Dying)という書名、
そして、本書で展開されている「死の五段階」説は、
あまりにも有名である。

2008年3月、どういう話の流れだったか思い出せないのだが、
知り合いからキューブラー・ロスの自伝を薦められた。

彼女の人生は壮絶だけど魅力的だという内容だったと記憶している。

その1ヵ月後、私の大切な人が亡くなってしまった。

その頃の私は、かろうじて食事も睡眠もとり、仕事も行っていて、
何かに憑かれたかのように英語の多読だけはやっていた。

そんなとき、エリザベス・キューブラー・ロスのことを思い出した。

何らかの答えをこの本がくれる気がして、まとめて文庫で買ったのだった。

英語の多読は進んだのに、本書は少しずつしか読めなかった。

そうやって出会った本書だが、
読了から1年以上経ち、今日はなぜか書くときだという思いがした。

本書とその後の著作については、
訳者があとがきに次のようにまとめている。

  本書を執筆した段階では、著者はまだ
  「死後の生」を視野に入れていなかったことを付記しておきたい。

  というのも、キューブラー・ロスが
  死後の生や輪廻転生について熱弁をふるうようになってから、
  そうしたものを信じる多くの人びとの熱狂的な支持を得たと同時に、
  キューブラー・ロスは宗教家あるいは
  神秘主義者になってしまったとして、
  彼女のもとを去っていった人、
  彼女の著作を読まなくなってしまった人も多いのである。

  死後の生や輪廻転生を信じる信じないにかかわりなく、
  本書は、死へといたる人間の心の動きを研究した
  画期的な書物としての価値をいまも失っていない、
  ということを強調しておきたい。

ちなみに、訳者は、「死とは生の終着点であり、
死の向こう側にあるのは無のみである」と捉えている。

Death and Dyingというタイトルについては、
直訳すると『死とその過程について』となり、
著者の基本主張は、
「死とは長い過程であって特定の瞬間ではない」というものである。

だが、すでに旧訳で、『死ぬ瞬間』という邦題は定着しているので、
それをそのまま使って、直訳は副題としてつけたのだという。

訳者は、著者の考え方と自身の捉え方、
旧訳との関係などを冷静に考えて言葉を選んでいかれる方で、
この距離感が訳をするときに良い方に作用したのではないかと感じた。

本書は次の12章で構成される。

1 死の恐怖について
2 死とその過程に対するさまざまな姿勢
3 第一段階/否認と孤立
4 第二段階/怒り
5 第三段階/取り引き
6 第四段階/抑鬱
7 第五段階/受容
8 希望
9 患者の家族
10 末期患者へのインタビュー
11 死とその過程に関するセミナーへの反応
12 末期患者の精神療法

著者は、本書を執筆した時点で
2年半にわたって瀕死患者と関わってきていて、
本書は、その経験の初期の頃についてまとめたものである。

著者の言葉を借りると、
「患者を一人の人間として見直し、彼らを会話へと誘い、
病院における患者管理の長所と欠点を彼らから学ぶという、
刺激にみちた新奇な経験の記録」である。

「人生の最終段階とそれにともなう不安・恐怖・希望について
もっと多くのことを学ぶため、
患者に教師になってほしいと頼んだ」のである。

  私の願いは、この本を読んだ人が、
  「望みのない」病人から尻込みすることなく、
  彼らに近づき、彼らが人生の最後の時間を
  過ごす手伝いができるようになることである。

  そうしたことができるようになれば、
  その経験が病人だけではなく
  自分にとっても有益になりうるということがわかるだろうし、
  人間の心の働きについて多くを学ぶことができ、
  自分たちの存在のどこが
  いちばん人間らしい側面であるかがわかるだろう。

死への五段階は、死に瀕している患者200人以上への
インタビューから見出された。

自分が不治の病であることを知ったとき、
最初は自分のことではないと思い、
いよいよそれが自分のことだ、間違いなんかじゃないとわかると、
怒り・激情・妬み・憤慨といった感情がやってくる。

そして、避けられない結果を先に延ばすべく、
なんとか交渉しようとする段階に入っていく。

もはや自分の病気を否定できなくなると
楽観的な態度をとりつづけることはできなくなり、
大きな喪失感に囚われる。

これまでの段階を通過するにあたって何らかの助力が得られれば、
やがて患者は自分の「運命」に気が滅入ったり、
憤りを覚えることもなくなり、最期の時が近づくのを静観するようになる。

本書は、死へと向かう末期患者のことを書いた内容だったが、
この五段階の変化は、
肉体的に死へと向かう場合だけではなくて、
ずっとつきあっていくような病や障害を得た場合、
病や老いによって社会からの死を経験する場合、
また、大切な人を失った場合も
同じような心の軌跡をたどるのではないかと考えさせられた。

私はまだ、医療専門職、福祉専門職のようには、
本書を読むことができなかった。

異なる経験が語られているはずなのに、
ふと語っている患者と気持ちが重なることがあった。

でも、末期患者ではなくとも、そんな風に患者や家族に近い視点で
本書を読んだこの時期を覚えておきたいと思った。

この1年半去来した様々な感情を思い出す。

そして、これらの感情を超えて、
読んで考えることのできる自分に戻ってきた。

もう少し時間を置いたら専門職に近い視点で読めるのかもしれない。

何年かしてまたきちんと読んでみたい1冊である。

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2004/09/30 21:56

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2006/05/02 05:49

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2006/06/20 19:57

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2006/07/24 00:19

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