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仕事は誰かに怒られないためにする。そんな真実の現場を次々と紹介する。
くだらない人や現場の話は面白いけどそれだけなら読み損。しかし、この本の最後の章は素晴らしい。就活中の学生や日々頑張ってる仕事人にぜひ読んでほしい。
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どうしても成功した人間の仕事論に目が向きがちで、
そうした人たちのほとんどが「夢を追い続ける」ことが
成功の秘訣みたいなことに集約されているのが
どこか気持ち悪さを感じていたのが、本書でスッとした感じがしました。
特に広告代理店に勤めている人は頷く箇所が多いんじゃないかと思います。
どんな人間に仕事が回ってくるのか、夢の期限を設ける、
個性という言葉の意味、みたいなことが興味深かったです。
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冒頭から想像する以上に読後感は爽やか。就活中の学生もいいのかもしれないが、すでに社会人(会社人?)な若い人や人事部の人が読んだほうがいいかもしれない。仕事のどこに楽しさを見つけるか、再発見する一冊。
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『仕事の本質』とは、
1.生活のため。
2.人から怒られないようにするため。
筆者の体験談を元に、リアルな話が展開される。その通り!と思うところも多々ある。
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こちらも大学の先輩の本。「ウェブはバカと暇人のもの」の中川さんです。
広告代理店での話は、シニカルで笑えまくります。代理店をやめた後は、ライターやアメーバニュースの編集をやったりしておられます。でも、本の後半で急に仕事のすばらしさが語られるのが違和感。前半とのギャップに驚きですw
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アメーバニュースの中の人による、現実的な仕事論。
金を出す人間が一番エライ、サラリーマンNEOのようなトホホな現状など、リアリティがあり、一度でも組織に属した経験を持つ人なら、頷ける内容。
組織のバカな力学などは、どの組織でも程度の差こそあれあるものだと思う。しかし、著者の経験が、広告代理店のみであるため、もう少し多様性のあれば、広い範囲の読者の共感を得られたのではないかと考えられる。
サラリーマンの仕事とは「好きでも何でもないオッサンの出世と名誉と富のために自分の時間を差し出し、働くこと」は、至言。そして事実。
やりたいことがやりたければ、1)会社に莫大な利益をもたらし、怒られない存在になるか、2)個人で仕事をする、と。
それが出来ないなら、甘いじて汲々とプレイする、だな。
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仕事なんてしたくない、元をただせば、仕事は生活していくための手段のはずだ、と考えていたが、この本を読むと、その手段があまりにも人生の多くを占め、大きな影響を与えてしまう以上は、その手段自体を楽しめるようにした方が幸せなのではないか?と考えられずにはいられなかった。就職活動をする前に読んでよかったと思う。
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・ビジネスの世界で「聞いてないよ」を回避することはかなり重要である。連絡はこまにし、関係者全員が知っている状態を作ることが仕事では重要である。
・イケてるひとは、その実績を元にやりたい放題にできる。なぜなら誰もその人を怒らないからである。
・メールを受けた側は返事を出すのが面倒くさいかもしれないし、全くメールを見ていないかもしれない。それなのに「メールを送った」ことで「合意された」と思う人が最近多すぎる。実際に「了解しました」という返事が来たところで合意はされたこととなり、仕事は先に進む。
・「妄想」とは、達成できなかったとしても「あまりにもレベルが高かったからしょうがない」と言い訳ができてしまう。「目標」であれば現実的ではあるが故に、達成に向けてやるべきことも現実的なものになる。
・人生に大事なものをどこに置くか?それは現実的な方が良い。
(必ず毎週末は休める、それなりの給料は手に入っている、毎週必ずフットサルができる、安定した生活を手に入れる=人によってはこれでもかなり充実した人生である)
・20代は自分の能力を磨き、それからの人生、どんな仕事をしていくかの基礎を作るために極めて重要な年代である。
・いつ夢をあきらめるべきか、そのタイミングはビシッと決めなければならない。
・会社と会社同士の仕事や、会社の中でチームを組む場合にしても、結局は「気が合う」や「安心して任せられる」といった理由で仕事が発生することが多い。仕事というものは才能や夢ではなく、いかに人間関係が大事か。
・1日24時間の生活はどこかで仕事に直結していると思い、仕事に役立てる為に日々の生活を送る方が良い仕事ができる。
・結局いろいろと楽しい人生を送っている人は「仕事ができるひと」「カネを稼いでいる人」なのである。
・他人のせいにするより、自分のせいにする方がいい。そうすればその後もう失敗をしないように努力するようになる。
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トラの威を借りるキツネが仕事の世界にはうじゃうじゃいる。
自分の口で何も言いたくない、何是なら責任を取りたくないから。自分から意見を言うと責任が発生する。
クビを覚悟すれば自由に何でもできる。
能力よりも重要なもの。それは感じがよいことと常識的なこと。才能よりも人付き合いの良さ。
代替する人間はいくらでもいるから。
生き方をドラスティックに変える。
ストレスの正体は自分の力ではどうにもならないことで自分が怒られることにある。
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■「カネを払っているヤツがエライ」「上司がエライ」
■好きでも何でもないクソオッサンの出世のためにあなたの時間を使うのが仕事ってもんだ
■サラリーマンの仕事とは「好きでも何でもないオッサンの出世と名誉よ富のために自分の時間を差し出し、働くこと」がまずは求められること
■怒られてまずい理由は「自分が怒られてばかりだと会社にはカネが入らなくなるから、そして、自分はクビになるから」である
■どいつもこいつも「私は会長のためを思い、ちゃんと事前に手は打ってますよ!」をアピールしたいのである
■下々の小物連中が皆で「先回りした配慮」をしまくっている
■「とにかくエライ人が喜ぶかもしれないことをやっておこう」「エライ人が怒るかもしれないことはやらないでおこう」という無駄かもしれぬ気遣いが企業には蔓延している。そこから何が生まれるかというと「イノベーション」なんかよりも単なる「先回りしてゴマすりする小物」が続出するだけである
■小物同士が大物の意向を聞く前に、裏でコソコソと相談をすると「怒られることを回避する」に向けた保身の策しか出てこない。あげくの果てにはそれがまったくのムダ行為であったという何たる皮肉よ!
■流行もので何かをしたい、といったことをクライアントから言われた場合、相手はさほど真剣でないことが多いし、ただ「この新しいツールを使って何かをやらなくてはまずい」「とりあえず試しておかなくては、自分が情報感度が低いヤツだと思われてしまう」という程度の気持ちであることもある。その時は「どんな効果を狙ってますか?」とキチンと言い、「手段の目的化」を避ける提案をすべきである
■仕事の多くは「誰かに説明し、作業をさせること」
■「抜本的」という言葉ほど、うさんくさい言葉は無い
■どーんと大きなことを言っておけば「何もしなくていい」ってことになる。掛け声だけ大きく掛けておき、具体的目標を発信しなければ「そういう気持ちで行こう!という我々の意思表示です」ということになる
■世の中の「抜本的」「根本的」「徹底的」を聴いた時、「それは本当か?」と疑った方が良い。「で、具体的に何やるんですか?」と聴かなくてはならないだろう
■自分の口からは何も言いたくない。だからエライ他人に言わせてしまえ!というのが「有識者会議」の正体
■「知ってる」「知らない」は仕事上では実に重要
■パソコンは「仕事をするふり」ができる最高のツール
■CM契約をするにあたっては「ステータスを変更してはならぬ」という条項がある。「ステータス」とは「タレントの実生活の立場」
■夫婦揃ってCMに出ている芸能人同士の不仲が公然とささやかれている場合でも、なかなか離婚をしないケースがある。この場合は「違約金を取られるのは避けたいので、CM契約が切れるまで離婚するのは辞めよう」ということが理由(中略)そんなリスクを避ける為にもてはやされているのがアニメキャラである。彼らは普通に考えれば不祥事は起こさない
■「客の利便性を考えよう」「情報を必要とする人に教えてあげよう」ということよりも「何か問題が発生したらマズい」ということを組織は重視するわけで、更には仕事量を増やさないという副次的な効果も見込めるなど、個人情報保護法は大いに役立っている
■イケてる人はその実績を元にやりたい放題にできる。なぜなら、誰もその人を怒らないから
■「ウミを出し切る」「体質を改める」と言った言葉は、人間が犯したミスや犯罪であったとしても、それを漠然とした「会社」「役所」といった組織の問題にすり替え、責任の所在を不明確にしてしまう
■メールは「とりあえず自分は仕事をした」と思わせることが可能なツール。メールを受けた側は返事を出すことが面倒くさいかもしれないし、全くメールを見ていないかもしれない。それなのに「目メールを送った」ことで「合意がされた」と思う人が最近は多過ぎる
■本来、留守電に吹き込まれたことと「合意したこと」はまったく異なる
■「夢」だのなんだの言いながらも、結局は「カネ」と「名声」に行き着くのだ
■ナンバーワンになればオンリーワンも自然とついてくる
■オンリーワンは供給過多
■仕事が無い時に仕事を選ぶのはバカ
■「クリエイティブ志向」を持った若者と会い続けると妙な違和感を覚えるようになる。どいつもこいつもニットの帽子をかぶり、ピアスをつけているのである→マイノリティのマジョリティ化
■重要なのが「夢を諦める日付」
■結局色々と楽しい人生を送っているのは「仕事ができる人」か「カネを稼いでいる人」
■フリーランスほど実は一つの場所に定着する
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雑誌やネットで悪態ばかりついてるので、ひねくれた人だと思っていたが、根はマトモなことを考えいる人だったんだなぁ。
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社会人は「しごと」とは「生活を成り立たせるため」に「そのために怒られてはまずい」ものであると考えてる、と著者はいう。しかし本書終盤では、「仕事は人生は左右しすぎる それは良い方向にも悪い方向にも 仕事はすればするほど、人間を新たなステージに押し上げてくれる 仕事はプライベートっぽくなればなるほどうまくいくし楽しい だからワーク・ライフ・アンバランスでいいじゃないか 仕事を『プレイ』と考えればいい」と著者は読者に語りかける。最後に少しやさしく、力強い気分にさせてくれる一冊。
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読み始めてすぐ「あまりにふざけた内容で、勝手損した」と思ったが、中盤あたりから、まじめでまともな主張に変わり、かなり共感できる内容であった。仕事に対する姿勢に関しての著者の主張であり、すぐに転職したり、夢を抱くばかりで行動に移さない若者を批判している。
『「ウミを出し切る」「抜本的改革」は個人の責任を放棄する実に便利すぎる言葉』、『ワークライフバランスはくそくらえ仕事を「プレイ」として考えよ』、など共感できる言葉がちりばめられている。
最後に、仕事を始めると途端に世界が「自分」から「社会」に広がり、仕事をすればするほど、人間を新たなステージに押し上げてくれるは真理だと思う。
仕事に対する姿勢、すなわち「仕事はプライベートっぽくなるとうまくいくし楽しい。だからワーク・ライフ・アンバランスでいいじゃないか。仕事をプレイとして考えればいい、これが結論である。」
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ウェブはバカと暇人のもの、の中川氏の著書。最高に面白い。図書館で借りた。
前半、いや後半のほとんど迄は、あれこれ苦労話というか馬鹿話。最後の章だけちょっと真面目。仕事は24時間切っても切れない関係であり、仕事を仕事プレイと思って、○○大学仕事部だと思ってやれと。
はじめの方の、怒られないための仕事学とか、夢死ねとかもかなり面白い。
ネット系以外の本だが、なかなか。
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冒頭で、仕事をするにあたっては怒られないようにやるということがとんでもなく重要だと。のっけから笑ってしまったけど、これまことに真実。会社の偉い人見てれば分かるね。
こんな感じで本書では著者が経験してきた仕事上のとほほなエピソードが次々と紹介されている。そして実際のところ会社では笑い話にしか思えないおかしなことが行われているもんです。
それは事実として変えようがないので、僕ら凡人は仕事をプレイとして考えればいいじゃんということで・・・
明日からも仕事プレイがんばります(^^)
というわけで、一社会人として楽しく読める本でした。しかし中川氏ってすごくいい人だよね。悪態ばかりついてるけど。