紙の本
ゴミの大量廃棄の実態を学べました
2019/08/20 21:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴミが大量廃棄されるのは、「食」だけでなく、「衣」でも同じなのですね。
しかし、やはり今の社会は無駄にゴミをつくり出しているな、としみじみ感じました。
多くの方々に読んでいただきたい1冊です。私も勉強になりました。
紙の本
服も食べ物も大切にします。
2019/08/05 12:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
着てみたい、美味しそう、と思えば、いつでも手軽な価格で手に入る。
とても幸せなことだ。
気楽な消費の裏側では、大量廃棄が行われている。そのうえ、作り手や売り手は、過酷な労働を強いられている。
廃棄に携わる人たちは、真摯に取り組んでいる。
私ひとりのチカラは小さいが、少しでも廃棄が減るよう心がけたい。
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<目次>
はじめに
第1部 アパレル業界編
第1章 それでも洋服は捨てられ続ける
第2章 アパレル”生産現場”残酷物語
第3章 リサイクルすれば、それでいい?
第4章 「透明性」と「テクノロジー」で世界を変える
第2部 コンビニ・食品業界編
第5章 誰もが毎日お茶碗1杯のご飯を捨てている
第6章 フードロスのない世界をつくる
第3部 消費者編
第7章 大量廃棄社会の、その先へ
おわりに
<内容>
朝日新聞の記者二人による、大量廃棄社会の中心である、アパレルとコンビニを中心とした食品業界をレポートしたもの。そこから見えてくるのは、「消費者」の要求から大量廃棄を習慣化している業界の様子。高級ブランドは売れ残りに対するブランドイメージ維持のため、ファストファッション業界は、安い商品ゆえに簡単に捨てられるから。また「メルカリ」のようなリサイクルも、結局は購買意欲を高めるきっかけに過ぎないこと。ファストファッションは、バングラデッシュなどの生産者側の問題も考えないといけないこと。
商品業界はもっとひどい。特に日本の「賞味期限」の問題は、消費者への「忖度」が過ぎるところから生まれている。この悪しき習慣と消費者に阿りながら、新たなブームを作ろうとしている(例えば「恵方巻」)業界の悪しき様子も見て取れる。
結局は、消費者である我々が「賢くならない」といけないわけだ…。
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今はダメだよね、という話と、
消費者意識をあげる、というお話。
後者の事例がすごく面白かった。
広島市ドリアンの絶対捨てないお店の話がめちゃおもしろい。
朝早いパン屋というイメージを一新し、
素材に投資することで4-5時間程度の労働で済むようにして
残ったパンは、旅するように移動販売をして、
いろんな人に会って
コミュニケーションをとって販売していくスタイル。
素敵だった。
フードロスを半分にするという閣議決定もしていて、
この領域にはこれからどんどん
すごくいい素敵な人材が流れそうだなぁと思った。
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名著です。衝撃的なテーマ設定とともに、10億枚の新品の服が捨てられているという算出根拠もあって、ビビらせてくれながら、それなりの解決しようと奮闘している方々のルポ、最後には、消費とは何かを考えさせてくれる。世界一豊かな国で、世界一食べ物が美味しくて豊富、世界一クリエイティブな日本の、影の惨状をしっかり目に刻め
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洋服や食べ物が毎日大量に廃棄されていることは多くの人は「なんとなく」知っていると思う。
しかしその具体的な数や実態を知ると驚愕しますね。
人が生きる上で必要とされるのが「衣食住」
この本では「衣」と「食」だけで「住」に関しては触れていないが、今の日本は「住」もすでに同じ状態だと思う。
誰も住んでいないという状態で「住」もまた大量廃棄されていて、これも今後の大きな問題になるはずです。
この本では「衣食」のこれからの新たな取り組み方も書かれていてとても興味深く読むことが出来た。
ぜひ多くの人が知っておくべき情報だと思います。
おすすめ。
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本のタイトルだと少し堅苦しいかんじがするけど、実際に読んでみるとすっと頭に入ってきて、いろいろなことを考えさせられる。
知っておかないといけないことが書いてある。
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記事は相対的、fitセミナー
尾原さん
実習生と雇い主と企業
圧倒的弱者
リサイクルのジレンマ
リサイクルのもともとのありかた
ザトゥルーコスト
最後の出口がない
システムに問題か??
10yc
透明性
セールのジレンマ
クラウドファンディング
ノルマは前年度の発注の実績をもとにする
三方よしとほどほど
販売機会ロス
値上げを受け入れられるか
知ることからはじめる
フェアトレードはビジネスである
山田進太郎
限られた資源を分かち合う
目の前のものと向き合うことが大切
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最近特に注目を浴びるようになりました
恵方巻きの大量廃棄。
2019年以降はさすがにメーカーも何と
なく製造数を調整するなどの兆しは見え
ています。
そしてファストファッションです。
こちらは何年も前から安い人件費で大量
の服が作られることによって「服は使い
捨て」と言う考えを加速させている、と
言われています。
そんな世論に対してメーカー側もリサイ
クルBOXなどを店頭に設置し、不要な服
を回収する、という姿勢を見せています。
しかし回収された服はどうなっているの
か。リサイクルBOXに入れさえすればい
いから、次々を服を買い替える罪悪感も
薄れる、という指摘もあります。
購入者は買った物に対して、それがどう
いう人が作り、どうやって作られたのか
という問いに対してキチンと向き合って
考えているのか。
最後に著者が発した問いかけは、胸に
刺さります。そんな一冊です。
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数年前に出たドキュメンタリー映画の「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」の延長軸。安く早く仕上げ消費者に届けている一方で新品の洋服4枚に1枚が手つかずのまま廃棄されている現状。
※以前見た映画のレビュー↓
https://booklog.jp/users/gooocci/archives/1/B01CHXVHPE
じゃリサイクルすればいいのだろうという意見もあるが、リサイクルされた先は一体どうなっているのかというのも考えなければいけないと改めて思った。
全てリサイクルできるわけではないもの。
化繊からコットンから、新しい新素材が日々開発さえているのに
一枚一枚の洗濯表示混率タグを見て分別しなきゃいけないのかと思うほど、ゾッとする。
(フェアトレードを謳い文句にしているピープルツリーは私は悪いけど嫌い。)
もちろん服だけではなく食品も大量に捨てられている今のこの世の中。
そういえば今年、甲子園球場名物「カツ丼大」も、インスタ映え目的でやって来た客の食べ残しで
販売を苦渋の中止していたのは記憶に新しい。
それこそ季節商品のクリスマスケーキや恵方巻き等々、実際消化できない数量がさも当り前の如く
生産されそのまま廃棄されていく現状。
動物のエサになるからいいじゃんとか、そんな問題ではない
何でも廃棄すればいいやという勝手な気持ちが独り歩きしているような気がする。
誰でも簡単に手が入るものが簡単に手に入りすぎて飽和化している、そんな世の中。
大事に使うって簡単なようで今の時代難しいのかもしれない。
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アパレル、食料からコンビニ店長問題まで。大量廃棄社会を概観できる本。自分服がどうやってできているのか、それを知るところから始まる、のは同意。化繊の入った服は高機能だが、ウェスなどとして再利用するのは難しい。結局、燃やすしかない。
メルカリ社長のインタビューはちょっと無理が…
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日本人が昔から持っていた「もったいない」という感覚はどこへいってしまったのだろうか?食べれるのに捨ててしまう、まだ一回も袖を通していないのに廃棄されてしまう。作った人への冒涜です。衣類ならばちょっと流行りが遅れても着たいと思う人は多いだろう。経済的に厳しい人たちへ安く提供しても良いのではないだろか?もっと全国的な展開になってほしい。
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大量廃棄社会と題し、衣料と食品の廃棄の実態と改善の取組を紹介している。SDGs17の12にある「つくる責任とつかう責任」を踏まえ、消費者がよりよい選択を行っていくことが大事である。しかし、社会全体を変えることは難しい。
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洋服と食品の大量廃棄について。その廃棄と向き合っている企業の例が紹介されていて良かった。
やはりリサイクル促進ではなく、最初から大量に生産するのが良くないと改めて痛感。
しかし消費者の意識も大事だが、最も重要なことは企業の姿勢だ。消費者は広告や商品を見て購買欲求を掻き立てられる。その欲望はある程度までは抑制がきくかもしれないが、そう簡単にコントロールできるものでもない。やはり、企業側が大きく方向転換しないと、エシカルは浸透していかないと思う。
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ぜひ読んで欲しいです!!
全ては「当たり前になる」ことから始まると思った。
当たり前って興味の損失なんだね。
1人1人が一消費者として、自分の買う、利用するという行為が、当たり前ではないのかもしれないと、一度考える事が、これから必要だなと感じた。
なんで、恵方巻って食べるの??
なんで、ファストファッションって安いの??
寄付した服はどこへ行くの??
確かに考えたこともなかった。当たり前になってた。
まずは興味を持って、子供の頃のようにたくさんの疑問を持ちたい!
押し付けではなく!楽しく、楽に、エシカルに、の延長線上に、長く続くサスティナブルが存在して欲しい!!