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紙の本
経済史から考える 発展と停滞の論理
著者 岡崎哲二 (著)
何が発展と停滞をもたらすのか? 日本の経済発展を研究してきた著者が、日本経済の発展を支えた要因、再び成長を実現するための条件、アベノミクスの限界を近現代の歴史的パースペク...
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商品説明
何が発展と停滞をもたらすのか? 日本の経済発展を研究してきた著者が、日本経済の発展を支えた要因、再び成長を実現するための条件、アベノミクスの限界を近現代の歴史的パースペクティブから明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
■経済学の理論と第一次史料の分析をもとに、日本の経済発展の論理を一貫して研究、経済史研究のフロンティアを切り開いてきた著者による「歴史からみた日本経済論」。
■メッセージは明快、刺激的で、歴史をベースに現在、未来を見通す格好の視点を提供する:
マクロ政策については、アベノミクスの柱の一つ、「高橋財政」をモデルとするリフレ政策、異次元緩和の誤りを指摘。異次元緩和に固執するのではなく、経済成長の趨勢を引き上げるための施策に政策の重点を移すべきだ、将来のインフレリスクに備えることこそ肝心だ、と主張します。
■戦前戦後を通じての日本経済の成長の源泉は1980年代には枯渇していた。それが今日の長期停滞の背景だ、と喝破。成長率を再び高めるには、イノベーションを醸成する政策、新たなビジネスモデル、新規参入の活性化が必要だ。こうした成長政策の舵取りと実行力は、戦前の産業構造の変化や、戦後の「所得倍増計画」に学ぶことができると説きます。人材育成、イノベーション醸成の点で、現在の高等教育の貧困、大学の置かれた惨状についてもきびしく批判します。
■東芝問題に象徴される企業ガバナンスについても、戦前の社外取締役の努力と奮闘、財閥の機能に学ぶことが多いと説きます。また、憲法改正の動きに関連して取り上げる戦前の秘密保護法、国家総動員法の帰結についての記述も、論争的であり、刺激的な内容になっていいます。
■全編にわたり、日本経済めぐるエピソードを通じて、現在の政策や制度、組織のあり方などについての豊富な示唆が繰り出されます。【商品解説】
目次
- 序 章 経済の歴史からどう学ぶことができるか
- 第1章 「アベノミクス」をどう評価すべきか
- 第2章 マクロ経済政策の是非
- 第3章 根拠なき楽観の帰結
- 第4章 政策形成の理念と現実
著者紹介
岡崎哲二
- 略歴
- 〈岡崎哲二〉東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。同大学大学院経済学研究科教授。経済学博士。IEHA会長。著書に「経済史の教訓」など。
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経済の発展と停滞の要因を歴史的視点から捉えた希少な書です!
2017/11/25 09:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、経済の発展や停滞はどのようにしておこるのか、という素朴でありながら、難しい質問に答えるために、一貫して経済史を研究されてきた筆者によって編纂された書です。経済学の枠組み及び資料やデータを駆使して、歴史的な出来事、歴史的人物のエピソードなどから、経済発展と停滞の要因を見事に解き明かしてくれます。これまでにない経済の書と言え、とても興味深い内容となっています。