「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
絵はがきの大日本帝国 カラー版 (平凡社新書)
著者 二松啓紀 (著)
大日本帝国とはいかなるものだったのか。外交や産業、民俗、拡大する版図、数々の戦争。世界的な絵はがき収集家ラップナウ夫妻の膨大なコレクションから厳選した390点の絵はがきを...
絵はがきの大日本帝国 カラー版 (平凡社新書)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
大日本帝国とはいかなるものだったのか。外交や産業、民俗、拡大する版図、数々の戦争。世界的な絵はがき収集家ラップナウ夫妻の膨大なコレクションから厳選した390点の絵はがきを題材に、大日本帝国のイメージを読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
膨張を繰り返し崩壊に至った大日本帝国。日清戦争から太平洋戦争終結まで、絵はがきを道標に“土地”と“時”の両面から追体験する。【本の内容】
目次
- 序章 絵はがきと「大日本帝国」のイメージ
- メディアとしての絵はがき/日露戦争とニッポン/多様性と国際色が豊かだった大正期
- 帝国の拡大と縮小するイメージ/自画像か虚像か
- 第一章 勃興する島国──北清事変から日露戦争へ
- 北清事変と欧米列強/北清事変以降の満洲と朝鮮/日本は「小国」か「大国」か
- 日露戦争の勃発/欠かせなかった神頼みと借金頼み/描かれた戦場の「現実」
- 旅順を巡る日露の攻防/奉天会戦と日本海海戦/戦勝に沸く日本人と三越
- ルーズベルトとポーツマス講和条約/ロシア兵俘虜収容所と「マツヤマ」
- 日英同盟の結実/黄禍論とサンフランシスコ大地震/第二の黒船「白船」
著者紹介
二松啓紀
- 略歴
- 〈二松啓紀〉1969年京都市生まれ。同志社大学大学院修了(社会福祉学修士)。京都新聞記者。立命館大学BKC社系研究機構社会システム研究所客員研究員。著書に「移民たちの「満州」」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
絵はがきの大日本帝国
2020/02/20 17:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ人のラップナウ夫妻の大日本帝国に関する絵はがきコレクションを紹介しつつ、大日本帝国の歴史を辿る。絵はがきもまた表現行為として、発行者のメッセージが隠されているが、それに惑わされることなく解説を加えていくスタイル。教科書などで見たものもあるが、今まで見たことのないものが多い。絵はがきの紹介が主ということもあって、歴史解釈が揺さぶられるということはないが、解説は信頼できると思う。
歴史に関する本は著者の姿勢が問われることが多いが、著者の態度はあとがきの最後の文に表れている。
「過去に幻影を追い求めたりしてはならない。歴史とは、決してノスタルジアに浸る素 材ではない」
この著者は信頼できると思う。