紙の本
炎上に縁のないひとには必要のない知識 ?
2010/05/30 22:58
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうタイトルをみると,ついつい買ってしまう. 私自身もブログへのコメントに気をつかった経験はあるが,幸か不幸か炎上したことはない. そういう私にとっては読む必要のない本だったかもしれない. 炎上のタイプを 6 種類に分類してみせられても,あまり興味はわかなかった. とはいえ,ウェブだけでなくメイリングリストに書くときなどにも共通する部分はあるとおもう.
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ネットは、オジサンたちが作った20~30代のガス抜きであるという。それによって中高年齢世代は逃げ切りが出来るのだ、と著者は言う。結局、日本のネットはやっぱり残念で、平均年収350万の30~34才の愚痴の吐露に過ぎないらしい。「ネットはバカと暇人のもの」の続編的な新書。とはいえ、前半のソーシャルメディア分析とか著者は相当のネットユーザーであるとうかがえる。
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「ウェブはバカと…」と基本的にスタンスは一緒。著者は相当、ネットごしの他人にイヤーな思いをさせられてきたんだろうな。
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笑える新書。
最後のオッパイ論争は筆がすべっているような…まぁ、宝島新書だし、いいのか。
前のこの人の本でも思ったのだけれど、2chとかで読まれるスレッド、とかネット情報の見出しを幾つか挙げて説明しているけれど、これは最近の新書にも当てはまるなぁ…と思いました次第です。
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http://www.tribalmarketinglab.jp/communitainment/2010/03/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%82%92%E7%82%8E%E4%B8%8A%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1.html
中川氏の主張は明快で、「ウェブなんてたいしたもんでもなんでもない」、「ネットに使ってきた時間はムダ」、「ネットはすごいもの・すごい人がますますすごくなるためのツール(ただのものやただの人が有名になれたり得をするもんじゃない)」というものだ。
中川氏は、某ネット系ニュースで編集を担当しているため、それこそ毎日相当長い時間をネットの中で過ごしているネットの住人だ。だからこそ、ニートやフリーターの多い団塊ジュニア(ロスジェネ世代の暇人)が2chやニコ動などで大騒ぎをしていたり、芸能人ブログにコメントをつけ、日常生活やリアルな人生をないがしろにしていることに危機感を持っている。
たしかに、本書を読むとネット住人の負の部分がよくわかる。しかも、これはフィクションじゃない。でも、間違いなくネットには正の部分だってある(別に僕はネット原理主義者じゃないけどね)。
笑っちゃったところを引用。
『Twitterの衝撃』なんて書籍タイトルは所詮「単4アルカリ乾電池の衝撃」と同じ程度の意味しかない。単4アルカリ乾電池はすごい。これがあるお陰で、小さな電子機器も外に持ち歩けるようになった。だが、それは当たり前の便利さとして誰も論じない。酒を体質的に飲めない人でも居酒屋を楽しむことを可能にさせた「ウーロン茶」のすごさだって、誰も論じない。
それなのに、インターネットがかかわるととたんに評論家が続出するのである。そして、彼らはタチが悪く、インターネットがいかに優れているかをネットに詳しくない企業や一般人に力強く説明し、洗脳しようとするのだ。
ネット信奉者やソーシャルメディア原理主義に近い人たちは、こういった情報から目を背けず、それら全てがウェブでありソーシャルであることを前提とした話をしていかなきゃいけないんじゃないかと思う。
ということで、ツイッター本はそれくらいにしておいて、こちらの本、2冊ともオススメです。
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著者の持論である「ネットは暇人のひまつぶし」の場という意見はこの本も一環してそれに徹している。ブログ・ツイッターもネット愚者のものという。
ネットはリアルに世界には依然かなわないし、web2.0もない。
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相変わらずネットの世界が実社会に取り込まれたことをきちんと踏まえた観点から物事を見ていて首肯する点は多い。
ただ世代論に物事を落とし込もうとする点についてはどうかなと思うし、文体が偽悪的なのが一寸気にはなるけど…
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実質的には「ウェブはバカと暇人のもの」パート2っぽい。
匿名で情報発信できるネットの負の部分をクローズアップしすぎてて、ちょっと論調が過激で極端な点はあるけど、「ネット上で過剰な叩きや中傷をする人間はバカか暇人」というのは同意。匿名で攻撃してくる人にパワーを裂いて、得することは何も無い。
前著は読んだことないけど今度読んでみよう。
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ぶっちゃけすぎなタイトルだが荒らしや炎上にムダに労力を使わないノウハウは現実的。
WEB2.0なんてありえん、という話も説得力がある。最近だと民主主義2.0というのがあったが、あれも実現できるとは思えない。著者もそう考えるだろう。
ロスジェネどうこうの世代論は雑であまり面白くなかった。
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著者の本を読むのは3冊目。
1冊目は「ウェブはバカと暇人のもの」
2冊目は「今ウェブは退化中ですが、何か?(講談社BIZ)」
3冊目が、この本である。
(2冊目については、まだブログでは記事にしていない)
内容は「ウェブはバカと暇人のもの」とあまり変わらないかな。
ツィッターについての話が加わったけれど。
相変わらず炎上させる人と、ネット漬けの人たちを取り上げて、ネットに過剰な期待はするなよと訴えているんだね。
うん・・・。
いいんだけどね。
確かに、炎上させる人たちは「バカ」か「暇人」なんだろうな。
その「バカ」に付き合わされたこともあるし。
その「バカ」に真面目に付き合った私は「暇人」だったんだろうし。
でもねぇ・・・。
そんなにウェブ漬けの人って、日本中の何割いるんだろ?
私の職場では家にネットを引いてないっていう人もそれなりにいる。
最初聞いたときは「今どき?!」って私も驚いた。
でも、驚くほどでもないのかも。
30代でもPC使えてるかっていうと、そうでもない。
「ブラウザ」という言葉もわからないし、アイコンとファイルの区別がつかない人もまだまだいる。
結局はさ、著者はウェブの世界が好きなんだよ。
だから、その場所を汚さないでと言いたいんじゃないかな。
ネット漬けの毎日を送って、ネガティブな部分ばかり見て過ごしているから、嫌気がさしているんだろうけれど、その職業を選んだのは何故?
ネットの世界が好きだったからじゃないのかな?
「バカ」と「暇人」の割合は、そんなに多くないよ。
だから、こんなに声高に「ネットに過剰な期待をするんじゃない!」って叫ばなくてもいいんじゃない?
炎上させてるような人たちがこういった本を読むことなんて少ないだろうし。
「ネットに過剰な期待をしている」と著者が言うような企業の方々が読むかな?
私は今日、4冊の本を買った。
で、読みかけの本も数冊ある。
でも、この本を手に取った。
「B級アイテム」的なタイトルが私を惹き付けたわけだ(苦笑)。
著者が言うように、「B級色」の強いものは人を惹き付ける。
何となく、ね。
で、さて問題は、ウェブについて学ぼうとしている人たちが、こういった「B級」っぽい本を手に取るかな?ってことなんだ。
ウェブにそれなりに親近感があって、面白い話題を探している人たちが手に取るんじゃないかな。
自分たちの世代を「団塊の世代が”団塊ジュニア世代のガス抜き”のために作ったウェブにはめられた世代」として、被害者ぶる後半部分は納得いかない。変な論理だ。確かに団塊ジュニアの著者の世代(私も含めて)は、「受験戦争」「就職氷河期」を経験してきているけれど、それとウェブを結びつけるのは無理がある。本当に変な論理。
まぁ、「炎上」ネタについてはいろいろと書かれているので、その手の話が好きな人にはオススメ。「炎上」や「おかしなクレーム」についての対処法も書かれているけれど、「炎上」させる方法も書かれてる(自分で燃料投下する方法)。
それにしても、この著者は、カルボナーラが嫌いなのかしら(苦笑)?
「今日のランチはカルボナーラ♪」というブログの記事に「おいしそうですね~」とコメントする、という設定が今回も出てくる。意味するところは、「こんな記事のどこが面白いんだよ!こんな記事にいちいち面白くもないコメント入れんなよっ!」という感じだ。
まぁ、わからないでもないけれど、次回は他のバージョンを期待したい。
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タイトルが軽いため、軽薄な内容に思えてしまうが、書かれている内容は「炎上」に関する概略のみならず、著者が経験を通じて得た実践的な炎上対処法などのノウハウも書かれているので、オススメできる新書です。
この本が書かれた当時にネットで騒がれた炎上事例も具体的に取り上げられているので、「どういうことをすると炎上が起きるのか?」という視点からも参考になることが多いです。
インターネットに慣れていない人(というか「炎上って何?」という人)は事前に読んでおくことをオススメしたくなる内容です。
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ネットは本来接するべきではなかった人同士の無駄な接点を増やすこともあれば、そうでない事もあるのかな。憂さ晴らしにガス抜きもいいんだろうが、成長がなきゃ時間の無駄でしかないのかも。
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この著者の前著「ウェブはバカと暇人のもの」も読んだが、そこで書き足りなかったのか、同じ路線での著作、だと思います。
前著でも、端々の事例や考えはわかるのだが、今ひとつ言いたいことがわからない。
ボクの頭の中では様々な事例が解へと収斂していかない。シナプスがつながらないというか。
本書にある「ネット原理主義者」って、誰のことなんだろうか。そんなMacエヴァンジェリストみたいなユーザってあんまり周りにいないけどなあ。
むしろ、何日かに一編しかPCを立ち上げないとかいう人の方が目に付くか。
ただ「痛い人」は掃いて捨てるほどいますわね。多分、若年層を中心に多いのでしょう
その「いなし方」というところに惹かれて、読んでしまいました。決して前著に感動して読んだわけではありません。
インターネットに世界を変える力なんかないと。力のあるのは、それらを正しく使える人間だと。
そんなことは声高に叫ばなくてもわかってます。
そりゃ、もちろん、ツールはツールでしかないです。
それは電話やファクスにも言えることで、通信革命ですよね。
ファクスなんか、つい最近まで、そんなモンなくても仕事できる、って言ってる零細企業の社長はいましたから。
どんなツールでもユーザにエキセントリックな人間は存在します。
もともと偏執的な人が、こりゃいいわいと使い始めて、その存在があぶり出されるように顕著になったっていうのが現状じゃないのでしょうか。
「ウェブはバカと暇人のもの」というのは、やはりあまりにも一面しか表現していないと思います。
著者は、ネット住人でもある代わり、多くの偏執的なネットユーザの被害者でもあるので、あえて、辛辣に断じてるように感じました。
最近、どのように使えばいいのか悩んでいるSNS。
Google+で一応の収束なのか?なかなか整理してついていけませんが、可能性は感じています。
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[ 内容 ]
ネット漬けのバカと暇人に絡まれたらどうする?
『ウェブはバカと暇人のもの』著者最新刊、ウェブ世界を荒らす「困った住人」たちの生態と対処法。
[ 目次 ]
第1章 炎上させる人間はやっぱりバカか暇人(無闇矢鱈に人間関係を増やしてどうする;ネットの「祭り」は“いじめという名の娯楽” ほか)
第2章 ウェブは「集合痴」の世界―誠実に対応するだけ時間と金がムダになる(プロに対して誰でも簡単に噛み付けるリスペクトなき時代;バカな客、バカ過ぎるクレームなど、何の役にも立たない ほか)
第3章 ウェブ炎上への対処法(炎上を逆手に取って企業イメージを向上させる;「かまってちゃん」に振り回されたKDDIの“ハッシュタグ”事件 ほか)
第4章 ネットは成熟した。ネットのオプティミズムから卒業しろ(近所の人を警戒し、ネットの人に安心する矛盾;うっかりつぶやいて明るみになった蓮舫議員の「マジコン“援助”事件」 ほか)
第5章 20~30代のネット世代は、全能感を持った「ただの負け組」(実感として「ウェブはリアル世界に対してほとんど意味を持たない」;ネットの普及とともに日本人の生産性が低下している ほか)
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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この本は、あえてウェブのネガティブな部分を取り上げて、
「炎上」を避けるための対策を伝授。
ポイントは、
スルー力。
そのお手本としてあげられていたエピソードをご紹介すると、
著者の中川さんが、05年春、タイ・バンコクのドン・ムアン空港にいた時のこと。
SARSの影響で飛行機がキャンセルされ、空港は長蛇の列。
一人の日本人男性のイライラが頂点に達し、タイ航空の職員に
"You Funcking! Hurry up!" (急げよ!)
と叫んだ。
するとその職員、
"Next!" (次の方)
と言ってその人を列から外す。
"You don't have to ride on Thai Air!" (タイ航空に乗ってもらわなくて結構)
と言うと、その後、この男性を完全無視した。
なるほど。
ほほえみの国タイの人たちは、こういうふうにクレーマーに対応しているのか・・・
勉強になりました。