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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2021/11/18
- 出版社: くろしお出版
- サイズ:21cm/275p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-87424-881-2
- 国内送料無料
紙の本
上方落語にみられる待遇表現 (龍谷大学国際社会文化研究所叢書)
著者 角岡 賢一 (著)
日本語待遇表現を語用論的に考察する試み。研究対象を上方噺に絞り込み、船場言葉を中心とする上方言葉を対象に、今まで省みられることがなかった卑罵語や尊大語も含めて分析する。【...
上方落語にみられる待遇表現 (龍谷大学国際社会文化研究所叢書)
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商品説明
日本語待遇表現を語用論的に考察する試み。研究対象を上方噺に絞り込み、船場言葉を中心とする上方言葉を対象に、今まで省みられることがなかった卑罵語や尊大語も含めて分析する。【「TRC MARC」の商品解説】
上方落語にみられる待遇表現について分析した書。待遇表現の言語化が求められた商いの地である船場の言葉遣いを中心に、今まで省みられることがなかった卑罵語や尊大語も含めて考察。龍谷大学国際社会文化研究所叢書として刊行。
◼︎「端書き」より
商いの中心地である船場においては、当主-番頭-手代-丁稚という職階が厳然としてあり、自ずから待遇表現の言語化が求められます。また尊敬語と謙譲語を分析してみると、尊敬語は上方言葉独自の語彙が多いのに対して、謙譲語は現代の標準的な日本語と共通している語が多いことなどが明らかになってきました。尊敬語と謙譲語を敬語として捉えるのは伝統的でしょうが、本書では卑罵語と尊大語を仮に「卑尊語」として括り、敬語と対置してみました。(中略)
本書の構成は、通常の言語学書と些か趣を異にしている面があるかと考えております。それは、船場言葉を中心とする上方言葉を対象にしている点、丁稚や女子衆が住み込みで店で働いていた時代などに起因するものと思います。言語学という眼鏡越しですが、本書が古い時代の船場言葉を記録に留めるという役割を果たすことも望みます。【商品解説】
目次
- 第一章 はじめに
- 第二章 待遇表現
- 第一節 はじめに
- 第二節 日本語待遇表現の体系
- 第三節 統語範疇別の考察
- 第三章 尊敬語
- 第一節 はじめに
- 第二節 尊敬語の語彙項目
- 第三節 否定形式
- 第四節 尊敬語の女性語
著者紹介
角岡 賢一
- 略歴
- 〈角岡賢一〉神戸大学大学院文化学研究科単位取得満期退学。龍谷大学経営学部経営学科教授。著書に「日本語オノマトペ語彙における形態的・音韻的体系性について」など。
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