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商品説明
食堂やレストランのガラスケースに入った食品サンプルを見つめていると何がわかるのか? 何が面白いのか? それは「食の方言」が出ているところである。日本各地の食品サンプルを見つめ、食の個性を発見する異色の食紀行。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
野瀬 泰申
- 略歴
- 〈野瀬泰申〉1951年福岡県久留米市生まれ。東京都立大学法学部卒業。日本経済新聞文化部編集委員。著書に「秘伝たこ焼きの踊り食い」がある。
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紙の本
実に楽しく読みやすい、食文化考察&エッセイ
2002/02/16 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
堅苦しい感じのタイトルに騙されてはいけません。『観察』ですからねー。食品サンプルの歴史や職人、作り方や素材などは出てきませんので。食品サンプル自体は写真として味つけ程度に出てきますが…。
文章は非常に読みやすく、ユーモアたっぷり。著者の頭の中で膨らんだ妄想が暴走し始め、ちゃんぽんと会話を始めたりして、話は一体どこへ向かおうとしているのか、脱線しかけた話がどう戻っていくのか目が離せない。「大阪のある店でちゃんぽんを注文し、食べた」事をこれほど長く面白く書ける人もそういないだろうと思われます。
地方によって違う食の傾向、例えばうどん一つとっても麺に重きを置くか、つゆに重きを置くかで一緒に注文する食べ物も変わってくるとか、そんな事を分析してみたり。ひとところで長い間生活していれば、あまり気にしない食の違いを見せてくれる本です。
同じ著者がかかわっている『偏食アカデミー』という本があるようなので、次はこれを読んでみようと考えています。