雪子さんのレビュー一覧
投稿者:雪子
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紙の本霧のむこうに住みたい
2014/11/04 02:17
イタリアの慎ましやかな生活
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女性に人気ある作家とのことで、初めてエッセーを読む。イタリアの出来事の思い出をつづった短いエッセー集。文章が美しい。イタリアの慎ましやかな生活の断片が目に浮かぶ。
紙の本病院で死ぬということ
2019/06/27 12:26
死を受け入れること
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前半は病院で失望の中で亡くなる患者さんのの厳しい話、後半はいずれも癌患者で亡くなるのですが、死を受け入れてやすらかに亡くなる感動的な話。最後は中学生の息子への遺書で始まる壮絶な胃がんと戦った男性の話。日本で傷みを和らげるモルヒネの使用が行われていない現実も書かれている。死を受け入れること、しかも癌患者の例を通して、考えされられる1冊です。
紙の本たとへば君 四十年の恋歌
2015/06/03 02:26
短歌の伝える力
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若い日の歌と生活から、晩年の河野が癌の再発で亡くなるまで。河野の作品は生活実感がそのまま歌に表れる根っからの歌人。永田の歌が反対の立場の心を表す。文章以上に相手に伝える歌の力があるのかを教えてくれる一冊。
紙の本ミーナの行進
2014/11/04 01:40
マッチ売りの少女
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読後ほのぼのとした余韻が残る作品。従妹のミーナと主人公朋子との心温まる交流の物語。マッチ売りの少女がマッチで夢を見るように、おとぎ話のような楽しい日々を、マッチすりが上手なぜんそく持ちの可憐なミーナとともに送る。ミュンヘンオリンピックのバレーの話と叔父の家族との逸話が混ざって物語に現実味を与えている。アンネフランクの足跡を尋ねた著者らしく、アウシェビッツの写真の感想をミーナではなく朋子が初めて図書館の青年に伝えたこと、ドイツ人のおばあさんのローザの家族がナチによって亡くなったことで静かに歴史の悲劇をも伝えている。
2015/06/03 02:17
短歌で日常を語る
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河野裕子さんが癌になってからの家族のエッセーと短歌のリレー。家族全員が日常を短歌で語る素晴らしさと家族の愛を伝えてくれる。
2015/02/10 01:30
家に一冊あれば便利
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健康診断で数値に危険信号が付いたら、この本で食品の成分をチェック。カラー刷りで見やすい。初心者にぴったり。
紙の本ブラフマンの埋葬
2014/11/04 02:26
ほのぼのメルヘン
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ほのぼのとした小品。ビーバーのような動物との短い交流を描いた話。読みながら、題が埋葬なので、どこかで死ぬのかなあと思ったら、車にひかれて死ぬとは意外な結末。著者の心やさしい文章と、説明的な動物の書き方が可愛い。この動物を嫌っていたレース編みの老女が、埋葬時にレースのおくるみを一晩で編んだのは、心温まる。
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