ゆうき ようこさんのレビュー一覧
投稿者:ゆうき ようこ
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紙の本リセット
2001/01/25 16:35
「優しい」時間をどうぞ
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北村薫の作品は「優しい人が書いた優しい本」という感じがする。読みやすい文体、心優しい登場人物、日常そのものの風景とすこし不思議なハプニングと。
この「リセット」についても同様である。ストーリーや手法に目新しさはない。しかし、何度でも読み返したくなる優しい時間が物語全体に流れており、それが読後の優しい気分につながるのが北村作品のいいところなのだ。
紙の本白い迷宮
2001/01/25 16:23
田中芳樹ファンなら買いましょう
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夏(「夏の魔術」)から始まった耕平と来夢の一年も、とうとう雪景色となりました。いつものように怪しい館、怪しい人物、怪しい魔術。スーパーマンのごとき耕平と限りなく理想的小学生である来夢。理屈で考えてはいけません。予定調和ばんざい!!田中芳樹ファンなら、ぜひ買いましょう。
2001/09/24 23:43
つまり、私はエルメスをもってはいけないってことね
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書いてあることは以下の2点に要約されます。1)若い人にはエルメスは似合わない。ただし、エルメスを持つにふさわしいおうちの人が親からもらった場合は別。2)エルメスを買う人はエルメスにふさわしい品格と容姿と経済力をもっていなくてはならない。いい家柄に生まれ、やせていて、お金持ちであることが絶対条件である。
あとは、有名人についてのイニシャルトーク(当然、悪口)。最初から最後まで「大きなお世話」な本でした。どうしたらエルメスが似合うようになるか書いてある本だと思って買ったのに。
紙の本ライオンハート
2001/01/25 16:14
期待外れでした
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以前から恩田陸という人の作品には、むらがあると思っていた。例えば「光の帝国」「上と外」といった作品と「Puzzle」「不安な童話」のような破綻した駄作とはとても同一人物の書いたものとは思われない。
とにかく当たり外れの激しい作家という印象の人だが、新作が出るたびに、当たりを信じて買ってしまうのだ。
今回は、はっきり言って「外れ」であった。ストーリー自体がよくある話の焼き直しであるばかりでなく、登場人物にも、設定にもオリジナリティのかけらもなく、読み直す価値もないものであった。「ジェニーの肖像」へのオマージュということだが、言葉に出すもおこがましいといった感じ。がっかり。
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