冴 さんのレビュー一覧
投稿者:冴
15 件中 1 件~ 15 件を表示 |
紙の本恋と節約のススメ
2002/03/23 16:56
お買い得な一冊
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「……もう、一人でいるのは嫌だ……」失ってみて、初めて分かる本当の気持ち
極度の緊張から他人と一緒に食事が出来ない「会食拒否症」の帆南は、ある事がきっかけで、同級生でモデルの聡史とルームシェアする事に。
いざ、同居をしてみると聡史の俺様な態度と徹底した節約ぶりに翻弄されながらも、健気につき従う下僕に(笑)
でも、帆南の誠実な人柄が聡史のかたくなな心にも伝わり、二人の関係が少しづつ変化してきて……
シリアスとコメディを上手く使い分けた真船るのあさんの切なくて笑える、そして節約なだけにお買い得な一冊
紙の本十角館の殺人
2002/03/25 22:27
興奮するミステリー
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
綾辻行人のデビュー作、「館シリーズ」第1弾。綾辻さんの他の作品も読んでますが、私は「十角館の殺人」が1番好きです。
外部との連絡が一切とれない無人島、気心しれた大学のサークルの仲間、まるでマーダ-ゲームのように次々起こる殺人事件、
徐々に減るメンバーの中に犯人がいるのか? それとも、建築家の呪いなのか…
この話を読み終わった時、私はミステリーを読んで 久しぶりに興奮を覚えました。
本を読み終え、犯人を知ってなお、読み返したくなる ミステリーを描ける小説家は綾辻行人、ただ一人です。
紙の本戒音 dieとliveの脳内麻薬物質 (花とゆめCOMICS)
2002/03/25 16:33
時としてソレは毒にもなりうる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
エンドルフィン、それは脳の中で発生する麻薬物質。痛みを和らげる効果があるが、時としてソレは毒にもなりうる。
熱狂的人気ロックバンド「エンドルフィン」のヴォーカリスト戒音。
戒音は双子の弟・凌と交通事故にあい、車は大破し炎上した。
凌は意識不明の重体、戒音は即死だった。
戒音の代わりに、戒音として生きる事になった凌だったが、次々と命を狙われる!!
最初の事故も仕組まれた事だった、戒音は誰に殺された?
それらは全て悪い夢なのか?
戒められた音に秘められた想いは…
壮絶のラスト、人の脆さ、醜さをコレだけ綺麗に描ける人は他にいない。
光と闇を書いた由貴香織里の名作「戒音」
紙の本銀の檻を溶かして
2002/03/23 23:24
衝撃のラストに残された想いは…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
記念すべき薬屋探偵妖綺談、第1弾。高里椎奈のデビュー作です。
デビュー作という事もあって、荒削りな部分も見られますが、勢いがあり、この先が楽しみな作家さんの一人です。
学校の校庭で男児が死んでいた。校庭は雪におおわれ、「雪の妖精」と呼ばれる綺麗で不可思議な現象が見られた。
男児は誰に殺されたのか? そして殺害方法は?
その事ばかり、推理して読んでいた私に待っていたモノは…
衝撃のラストに残された想いは、切ないまでの愛情です。
紙の本黄色い目をした猫の幸せ
2002/03/23 16:44
言葉にならない想い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
初めから悪いことだと思っているなら、それはしてはいけない しかし、それよりも大事なことがあったら……
ゴミ捨て場のダンボールから見つかった胴体 駅のホームから見つかった手足 大学の教室から見つかった頭蓋骨
それぞれのパーツに添えられた 桔梗・ダリア・ヒマワリ……
バラバラにされた遺体には、ちゃんと意味があった! 花に隠されたメッセージとは?
薬屋探偵妖綺談シリーズ、第2弾。 今回も美少年妖怪・秋が大活躍。
紙の本森博嗣のミステリィ工作室
2002/03/29 21:36
冷酷な数学者(笑)
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
森博嗣はあとがきを書かないので、本のイメージから本人は「冷酷な数学者」のような人だろうと思っていた。この本を読んで、その印象が180度変わりました。
薬局のサトちゃんが好きなんですね(笑)
「ミステリィ読者の十戒」笑いました、必ず守ります。
他にも意外な一面が満載です。
特に私が好きな部分は「森の日常」奥様、ささきすばる氏のエッセイです。
森博嗣は犀川先生を超えるキャラクターの持ち主のようです。
そして、書評される行為が嫌いとの事……
すいません、あまりの本の面白さに書評してしまいました。
紙の本迷路館の殺人
2002/03/25 22:50
迷路の中で起きるゲームのような殺人
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「館シリーズ」第3弾は、迷路館と呼ばれる屋敷の地下室で起きる。屋敷の主人、ミステリー小説家が客を呼び寄せ、その夜に自殺する。
集まった客人達は遺言状に従い、それぞれミステリー小説を書く事になるが、地下室に閉じ込められ、次々殺されてゆく。
迷路の中で行なわれるゲームのような殺人。目をひくのは、その劇的な殺され方と謎の血痕。死者は生きているのか?
全ては解決したかのように思えた、しかしその真相は…
先入観が邪魔をする、人を不意をついた綾辻のミステリー。読み終える頃、あなたも、騙されたと悔しがることでしょう。
2002/03/23 12:41
時代の背後の隠された事実
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本の歴史を作ったあの織田信長が異常性格者だった?ヒトラーやナチスの指導者達の精神鑑定の結果、ほとんどが人格障害者だった!!
権力者とは=権力志向以外に何もない、名誉欲が異常に強く異常なほど攻撃的な人物なのか?
歴史を作った権力者たちの、決して歴史書には書かれていない もう1つの歴史書、時代の背後に隠された真実を……精神科医が書いた衝撃の一冊。
貴方の上司は大丈夫ですか?
2002/03/23 12:30
ユニークな
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
幻覚が狂った人だけが見る特別なモノだと思ってませんか?
今、自分の瞳に映るモノが100%真実だと言いきれますか?
もしかしたら、ソレは脳が誤って察知した錯覚かもしれない。
そして夢と幻覚、妄想と信念が境界がつけられないほど 隣り合わせなモノだと言われたら……
自覚していないだけで、幻覚とは私達の生活に密着しているのかもしれません。
「幻覚=狂気」というイメージを吹き飛ばし、幻覚、妄想を人生に活かす方法を教えてくれる
精神科医が書いたユニークなハウツー本です。
2002/03/11 12:01
蒼、成長の記録
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
建築探偵シリーズ、短編集の第2弾です。第1弾の「桜闇」を読んだ時も思ったんですが、篠田真由美の短編集は長編と匹敵するぐらい面白い!!
「センティメンタル・ブルー」はタイトルからも分かるように蒼がメインの小説です。11歳〜20歳の蒼が出会った4つの事件を通して蒼の成長の記録が描かれています(笑)
シリーズ本編では、京介、深春、神代教授に守られ、可愛がられている子供というイメージが強い蒼ですが、同世代と接している彼は、意外と大人な面を持っていることがこの本の中で分かります。
また、シリーズ本編では探偵京介の助手ですが、ここでは探偵に挑戦し、見事に謎を解いています。
いつもと違った彼が見れる、蒼ファンには必見の1冊です。
2002/03/23 12:56
貴方の恋人が激辛料理の愛好家なら〜
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
味覚で人格が左右される?
「もし貴方の恋人が、激辛料理の愛好家なら恋人はマゾヒストかもしれない。」
どこからが信用できるデータ−で、どこまでが迷信なのか解りませんが、この本を読んで、気になる相手の食事に注目してみたら以外な事実が解るかもしれません(笑)
その他にも、フロイトの食卓分析や、宮沢賢治の驚くべきベジタリアンぶりなど…
精神科医が書いた「食の話題」を中心とした一冊。
紙の本部長のため息、課長の肩こり ビジネスマンの精神医学入門
2002/03/23 12:17
ため息をつく前に、この本を
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
リストラ、不況で中高年の自殺率は驚くほど増加しています。
仕事のストレス、将来の不安が積み重なって、誰もが「心の病気」になってもおかしくない現状の中で、「心の病気」になったら、どうしたらいいのか? その答えを知っている人はあまりに少ない。
他人事だと思ってないで、いざという時のために読んでおけば……
この本が貴方の不安を軽くしてくれます。
精神科医が書いた「ビジネスマンのための精神医学入門書」
2002/03/23 12:06
本能の壊れた動物
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
人間だけなんです。同種族の間で、殺し合いをするのは。
凶暴な肉食の動物でさえ、決して殺し合う事はありません。
理性を持った人間だけが、なぜ人間を殺すのか? その理由を知りたくないですか?
残虐な事件が起きると、犯人に精神異常者だというレッテルをつけて安心しているだけでは、物事は解決しません。
私達、一人一人が考えなければならない問題ではないでしょうか。
「人はなぜ、人を殺すのか?」その行為の底にある人間の精神構造の不可思議さを解き明かした心理学入門書。
紙の本理想の結婚
2002/03/21 21:28
ラブラブなバカップル
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
家の借金を返済するため、良家の嫁を探す世間知らずの満智、13回目のお見合いで待ち合わせ場所に現れた相手は、どうゆう手違いか男だった!!
しかも、見合いの相手の真神は満智に一目ぼれをし、そのまま「結婚を前提としたお付き合い」が始まる 強引です、真神さん(笑)
後半は初夜、お嫁さんだっこ、永遠の愛の誓い、新婚旅行。
手順は完璧です、真神さん(笑)
このまま、ゴーイング・マイ・ウェイを貫いてほしい、ラブラブなバカップルです。
紙の本気まずい二人
2002/03/11 23:29
本当に気まずい二人
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ドラマの脚本家として有名な作者ですが、私はドラマの脚本よりもたまに映画や舞台のPRでTVに登場する彼のあの妙にオドオドした所と意味不明の発言がツボにはまる可愛いおじさんです。
そして彼の書くエッセーは彼のキャラクター満載で、本当に面白い。「きまずい二人」は人見知りなうえに口下手な作者が無謀にも初対面の女優と対談する様子が事細かに書かれています。
当事者たちは冗談抜きに、本当に気まずかったんだろうなという現場の様子が読んでる側にヒシヒシと伝わってきて、本人達には悪いけど笑ってしまう1冊です。
15 件中 1 件~ 15 件を表示 |