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紙の本
15年前に内閣法制局見解に異を唱えた貴重な本
2016/12/07 08:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
15年前に出版された本書は、新書で入手可能な集団的自衛権という堅いテーマを扱った稀な本だった。
既にPHPから一藝社に移ってその後の経過を踏まえた改訂版がでており、そちらをご覧になられたほうがと思う。
ただし、当時、日本は権利があるけど憲法で行使を禁じられているという法制局の解釈に正面から国際情勢や軍事技術の進展から、集団自衛権の違憲判断墨守に異を唱え、まして新書で出版する学者などいなかった。著者のスタンスは改訂版でも変わっていないけれど、当時は憲法の本で集団的自衛権の章を読んでも、かけらのなかった主張であり、内閣が新たな見解を出した現在とは隔世の感がある。
この本で命脈を保った、これを繰り返し読んだ記憶は本書の価値を減じることはない。
紙の本
良いのはタイトルだけ
2001/11/07 00:03
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく読みにくい。文章がこなれていない。だらだらと意味のない引用が多く、しかも構成が不十分。佐瀬教授は頭に血を上らせながら本書を執筆したのではないか。戦後の安全保障論議で優位を占めてきたサヨク連中を論難するに急で、どうも重厚な論理構成にかける嫌いあり。佐瀬教授、そんなに怒らなくても世の中は佐瀬教授が正しいと思う方向に急速に方向転換しつつあります。だから相手をののしらなくてもいいんです。内閣法制局を不遜だ、なんてわざわざ非難しなくても良いのです。奴らは所詮道具に過ぎない官僚なのですから。むしろ戦後政治家が果たすべき政治的決断を回避し続けてきた方が問題なのです。そっちの方も、もっと掘り下げて欲しかったなあ。せっかく良い話題を選ばれているのに、非常に残念な仕上がりに留まっています。買わないほうがいいと思う。
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