サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

タイトルにたがわぬ内容の入門書

2004/12/04 13:50

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は1946年生まれの旅行作家。少年時代から西部劇に熱中し、映画館に通いつめたそうです。本書に登場する西部劇映画の数はかなりのもの。病膏肓に入るといった感の強いこだわりの一冊といえるでしょう。

 400ページを越える本書は、西部劇を引用しつつアメリカ合衆国の開拓史をたどる第一章から始まり、西部劇に出てくる英雄・悪党・先住民族を切り出して紐解くかと思えば、「西部劇ビデオ100選」と「西部劇スター名鑑」を編み上げるといった具合に、手を変え品を変えて西部劇の魅力を多角的に紹介していきます。各章の間で記述に若干の重複はありますが、それは特段気にはなりませんでした。

 著者自身が「本書はあくまで西部劇の入門書」で「評論」ではないとあとがきで書いていますが、その点にむしろ好感が持てました。かりに西洋哲学を振りかざして大上段から映画「評論」を400ページも展開されていたら、おそらく読んでいてげんなりさせられていたことでしょう。衒学的にまとめた一冊ではなく、軽い読み物にまとめ上げたことが良かったと思います。

 大部の書物にしたことを逆手にとってパラパラ漫画を載せたのは、著者の遊び心が伺えて楽しくなります。

 シェリフとマーシャルの違いについて解説してくれている箇所や、南北戦争時の南軍のリー将軍が実は奴隷解放論者であり、思想的には北軍に近いものを持ちながら出身地である南部を敵にはまわせないとあえて南軍に身を投じた人物だった記述などは特に興味深く読みました。

 私のように映画は好きだが、どちらかというと西部劇には疎い類いの人間には、この程度の入門事典風のつくりがレベル的にもあっていたということでしょう。楽しく読めました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。