紙の本
さっきまで「ちょす」とか言ってたのに…
2002/02/11 23:45
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投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田宗典と言えば、見かけによらず、困っちゃってばかりいる作品が多い。エッセイが多く、またその内容が本人の体験的、小ネタ的なものが多いために、その本質を見抜けなかったのかもしれない。こんな真面目な、考えさせる作品を書いていたなんて…失礼しました。パッケージを見たときに、なんかおしゃれだなあ、ちょっと原田さん違うなあって予感はありましたが、期待通り、イメージを裏切ってくれました。もちろん、その内容はその意外感を抜きにしても、ちょっと冷やっとするような、夏の夜の海辺でのキャンプファイアーで繰り広げられる怪談を思わせるような作品あり、短編で終わらせずに長編にしてもいいんじゃないのといった作品ありで、盛りだくさん、これで今の時代、300円台は安いよなあと言わざるをえません。値段を考慮に入れたら、5つ星かもねえ。
紙の本
少しシュール・・・
2017/04/06 13:03
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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後がどこかシュールな作品があるような印象が残る・・・
不思議な作品。
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ジェット・ストリーム向けに原田氏が書いた原稿を、ショートストーリーに書き直したもの、だそうです。すっごく短くて物足りないって思ったけど、そういうわけだったんだね。なら、いいや。城さんの声が、聞こえてくるような、そして、読み終えてからも、その余韻が残るような、やさしくて不思議な物語でした。
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旅先で読むのにぴったり。装丁とか可愛い。全部面白かったので読んで損はない、小粒ぞろい(いい意味で)。不思議な雰囲気に引き込まれるよう。
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0129-0130
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なんでもこの島には一般の人に紛れて黒魔術を使う魔術師が大勢いるらしい。彼らの掌には不思議な模様の入れ墨があるというのだが…。「黒魔術」ほか、美しい南国の海に秘められた幻想的で不可思議な掌篇小説集。
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少し不思議なお話達。
読後何も残らないけど、またふとした時に読み返したくなる。
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一本一本の話が読みやすく、ストレンジなお話が妙な感慨を起こす。
推理小説やサスペンスみたいに夢中になる感じはありませんが、読みやすいのに面白いので、普段小説を読まない人にもオススメできる、読み手を選ばないマルチな本です。
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夏になるとむしょうに読みたくなって開く
もう何回読んだんだろう
だいすきなバリの風景を思い出す
異国の街 しおの香り 強いひざし
どこかべつの世界にきてしまった感覚におそわれる
だいすきなだいすきなお話
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海にまつわる不思議なショートストーリー。
これを読んでいると、ときどき自分が深海に沈んでいるような錯覚を覚えます。爽やかな海風の印象ではなく、暗い深海のイメージです、この本は。でも不思議と引き込まれちゃう。
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初めて読んだときは、ちょっとぞくっとするものもあった。
原田さんの作品はこれが初でしたが、一番インパクトがあった気がする。
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いつも読んでる爆笑エッセイとはまったく一線を画した短編集。
怖くて不思議でぞっとする話ばかり。引き出し広いですね、この作家さん。
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アジアかポリネシアか、そんなリゾート地の海を舞台に、観光客である主人公が体験したちょっと霊的な話の短編集。TOKYO FM「ジェットストリーム」用に書かれたシナリオの中から選ばれた小話に加筆したもの。どの話も結末はなく不思議な体験のままおわることで、淡々とした雰囲気を作り出している。ちょっと池澤夏樹っぽい空気も?
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再読本。
昔読んだときに、読んで想像した風景がやたら綺麗だったな、と思ったけど、もう一回読んでも綺麗なままだったので、私的には満足。
てか読んで、改めて自分が投げっぱなしジャーマン的なオチの話が割と好きなことに気づいた。
なのできちんとオチがつかないとダメな人は読んでてイライラすると思う。
オススメは贋のビーチと夕陽に間に合えばと岬にいた少女かな。
綺麗な海見たいけど見れない人は読んでみて下さい。
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南国の海を舞台で起こる謎めいた不可思議な出来事を集めた短編集。
一編一編が短いのでさらっと読めます。
がこれを南国のビーチサイドやプールサイドで読んだら少し怖くなるかも…
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良い。
ライトだが、この著者ならではのうまみがある。
巧くて、美味い。
もともとはラジオ用の原稿だったそうな。
バカンスに、南の島に、夏のお供にこの一冊。
行ったことないけど。
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海を舞台にした12編からなる短篇集。もともとはラジオ番組用に書かれたもので、一話一話がとても短かったそうだ。それに加筆して、出版となった。ちなみに単行本のタイトルは「透明な地図」。
さわやかなタイトルと装丁にだまされるが、これはなんとも不可思議で、ちょっとぞぞっとする短篇集だ。海辺の町にやって来た主人公が、不思議な石を拾ったり、黒魔術にかかったり、“人の魚”を釣ってしまったり…。とにかくどれも信じられない出来事に遭遇するのだが、中でもあやしい雰囲気を醸し出しているのがその土地の人々だ。彼らはなにくわぬ顔で現れては、主人公を非現実の世界へいざなう。