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紙の本
周りの人も自分自身も、実は、天命や人生で求めるものに深く関わる特徴をあらわしている、その人の「短所」がゆえに、どうしようもなく、おもしろいのかもしれない。
2009/09/21 00:16
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
たった2つの質問に答えるだけで、相手との相性がわかるという。
Q1 あなたは、どちらかというとホット(情熱的)ですか?
それともクール(冷静)ですか?
Q2 あなたは、どちらかというとドライ(合理的)ですか?
それともウエット(情緒的)ですか?
この問いの組み合わせにより
4つのタイプである「四魂(しこん)の窓」ができる。
「勇」:情熱的で合理的:行動を重視する人
「愛」:情熱的で情緒的:愛情を重視する人
「智」:冷静で合理的:探究や美を求める人
「親」:冷静で情緒的:調和や平和を重視する人
「勇・親・愛・智」が四魂である。
本書の著者・出口光氏は、『天命の暗号』の著者でもある。
『天命の暗号』では、
人の話を「どんな聴き方」をするかということを
天命をつかむヒントとし、
聴き方は次の4つあるとしていた。
・達成的傾聴
・親和的傾聴
・献身的傾聴
・評価的傾聴
この4つの聴き方による区分が、
それぞれ四魂の窓と次のように対応する。
「勇」:情熱的で合理的:行動を重視する人:達成的傾聴
「愛」:情熱的で情緒的:愛情を重視する人:献身的傾聴
「智」:冷静で合理的:探究や美を求める人:評価的傾聴
「親」:冷静で情緒的:調和や平和を重視する人:親和的傾聴
四魂診断は、
「人と直接対面することで相手を感じて診断する方法」で、
「人は4つの要素を全て持っていて、
それぞれの強さが違うことで性格ができている」と捉えている。
「四魂は努力することでどんどん発達する」という。
著者は、米国に留学したときに、人の性格を、
外向性、親和性、誠実性、感情的安定性、知性の
5つの性格特性から成り立っていると捉える五因子論と出会った。
五因子論を講義で聞いた著者は、
子どもの頃に祖母の家で教わった
日本に古くから伝わる魂の構造である
「一霊四魂」を思い出した。
(著者の祖母は宗教家の娘だったそうだ。)
「一霊四魂」が、『天命の暗号』やこの『四魂診断』の基になっている。
著者は、「魂をとらえる訓練をすると、
しだいに相手の顔の「雰囲気」(人相)を見るだけで、
相手の魂とその奥にある本質を読めるようになる」という。
私は2つの問いに答えるだけでも、
結構悩んでしまったのだが・・・。
比較的はっきり特徴が出ている方については、
おそらくこの要素が強い方なんだろうなぁと思うのだが、
自分のことはよくわからないものである。
それでも、4つの特徴を読んでいくと、
人からよく~と言われ、
~という考えが強く、
~といった言葉を頻繁に使っている
と書かれており、
具体的にイメージしやすくなっている。
その4つの特徴を読んだ段階では、ある1つは、
自分はこれではないだろうなぁというのは明確にわかった。
そのないだろうなと思う要素が一番弱く、
あとはやや強めに持っているのかなと。
もっとも強い要素は、いろいろなヒントからわかってきた。
(周りの人はすぐに私のタイプを見つけていたりして・・・。)
4つのタイプを紐解いていくときには、次の項目を挙げていく。
・人生と価値観
・コミュニケーションの目的
・評価の基準
・不安を感じること
・歴史上の人物
・知られたくない心の秘密
・人生のイメージ
・人生で求めるもの
それぞれの項目でキーワードが太字で書いてあり、
「四魂の世界観」として見開き1ページにまとめられている。
著者は、特に「心の秘密」に着目している。
これは、自分の心に出てくる認めたくない
ネガティブな言葉である。
著者は、「人間の負の側面を受け入れないプラス思考だけでは、
表面的な人間の理解しかできない」と考えており、
それが、『天命の暗号』と『四魂診断』のベースにある。
聴き方の違いが相互批判を生むが、
自己批判や相互批判から短所に見える特徴こそが
その人の個性であると見る。
それぞれが「人生で求めるもの」があるがゆえに、
それぞれに特徴的なマイナスの言葉が発する。
特有の魂の強さが特徴的な心の声を生じさせていると見ているのである。
著者は、「心の奥にある魂の輝きを見ること」で、
「人の魂を見分けること」ができ、
その人への愛情と尊敬が出てくることを体験でき、
そのことが人生を開いていくことになると語る。
タイプ別のコミュニケーションについて書かれているところでは、
自分はずいぶんと相手を怒らせるようなことを言ってきたのだなぁと反省した。
このタイプの傾向が強い人にあんなことを言ったなんて、
まるでけんかを売ったみたいだったなと。
ほんのちょっとの表現の違いで、
本当に伝えたかったことが伝わったはずなのだ。
相手の大切に思うもの、
核となっているところを尊重しようと思った。
目標達成、やる気、励まし、アドバイスなど、
それぞれの場面でそれぞれのタイプの力を引き出す言葉は
ずいぶんと異なるものである。
相性を「心の相性」と「魂の相性」で見ている点もおもしろい。
お互いに共通項があるほど心の垣根を作らないので「心の相性」はよいが、
共通項が少なく意見が合わずストレスがたまる、
魂バランスが対極にある相手の方が「魂の相性」は良いと捉えている。
なかなか含蓄のある見方である。
ちょっと気軽に相性診断でも・・・と思ったら、
『天命の暗号』や書き込んだ『天命練習帳』を見直そうということになったのだった。
周りの人も自分自身も、実は、
天命や人生で求めるものに深く関わる特徴をあらわしている、
その人の「短所」がゆえに、
どうしようもなく、おもしろいのかもしれない。
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