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紙の本
一期一会の女性
2008/03/02 14:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ダブルディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品の10巻の書評にも書かしてもらった
ことであるが、この作品の不満なところとして、
表題作でない作品が、内容的に深くないことを
挙げる。
だが、この12巻においては、表題作でない
『贈答詐欺』は、表題作である『倒産詐欺』と
ストーリー的にもつながっているし、登場する
シロサギも一人同じであったりと、重要な
役割を果たしている。
この巻の見所として、黒崎同様家族が、
フィクサー桂木の計画した詐欺の犠牲になった
女性が登場することを挙げる。
その女性が、実によく描けている。
黒崎よりも年齢的にかなり上であるが、
黒崎とは違うかたちで、仕事において一定の
地位を築いている。
その女性を通して、桂木の存在の大きさを
黒崎に知らしめる展開が、憎い。
また、その女性の対比として、この作品には
なくてはならない存在であるが、今回は、
ストーリー的に出番のない吉川氷柱を
さりげなくしかも意味のあるかたちで
登場させているところが、本当に上手い。
それ以外にもこの巻では、黒崎の行なった
詐欺をきっかけにして、初めて人が一人殺されたり、
フィクサー桂木の過去の仕事等が描かれていたり、
重要な意味をもつ巻である。
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