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そしてこの月の下で成長してみせる。
再会のプロット短編だとちょっともったいないような気も、そしてあの事件のもうひとつの後日談もいつか読ませて欲しい
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結局座間味くんがハイジャックでなにをしたかは明かされないんかい、と思ってたら続編だったのね。前の読みます。
それにしてもめっちゃくちゃな論理ばっかだけど、いつも飲み屋で話してるのと、その描写が書き慣れない同人小説作家みたいでほほえましいから嫌いじゃない。
表題作の「心臓と左手」だけは好みのタイプだったけど、最後に収録の「再会」はひどいっすね。書かないほうがよかったのでは・・・。
まだ前編読んでないからか? それにしてもなあ。
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淡々と読めたけど、理解するのに面倒になった・・・。
警察官なのに一般人(頭がいいけど)に負けてない?主役を立てる役だからそうなのだけど、もっと激論を繰り広げたらよかったのに。石持さんの小説って、一般人だけどすげえ優秀でカッコイイヒーロー+それを盛り上げている(かわいそうな)一般人、な作品って印象を持つ。
っていっても、まだ2作品しか読んでないのでその程度です。
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座間味くんが登場する前作「月の扉」は大好きでした。
だから期待してたんだけど、タイプがぜんぜん違ってました。
これは〝安楽椅子探偵〟ものですね。
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『月の扉』の続編と言えば続編であるが、それをあまり意識しなくても読める作品。
ただ、座間味くんが最強すぎて少しばかり刑事さんが可哀想にも思える。
私のお勧めは「地下のビール工場」。既に終わった事件について語る分、この話が最も恐いと感じた。
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6月14日読了。「このミステリーがすごい!」2008年度の第18位の作品。前作「月の扉」でハイジャック事件を解決した「座間味くん」が安楽椅子探偵として、すでに解決済みの事件の別の側面を警察に示す・・・。居酒屋でのんびり飲み交わすシーンからテロリストや新興宗教が絡む陰惨な事件の数々、そして切れ味鋭い推理と余韻を残す終わり方と、テンポ良く読めた。
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『月の扉』のキャラクターの座間味くんが安楽椅子探偵役を務める。
また『月の扉』が読みたくなる。
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「月の扉」に登場する
《座間味くん》の安楽椅子探偵モノの短編集。
かつてハイジャック事件に巻き込まれた座間味くんと
事件に警察側として携わった大迫警視。
偶然、新宿で出会った彼らは
すでに捜査の終わっている過去の不思議な事件について
酒を酌み交わしながら語り合う。
そして座間味くんは警察も気づかなかった矛盾点を指摘する。
「月の扉」が面白かっただけにちょっと…。
あまりに全章とも展開が同じすぎて疲れる。
エピローグにあたる「再会」もなんか後味悪いし。
好きな作家だけど、これはイマイチ。
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この方の本を読むのは3冊目。
読んだのは月の扉、水の迷宮。
いや~、座間味君。いいですね~。
月の扉では、かなり唐突に強引な展開で
主人公(?)の女性を乗っ取った感じで驚きましたが
やっぱり、あれは彼が主人公だったんでしょうかね??
この作品では彼の魅力がいっぱいでした。
3冊のうちでダントツ一番良かったです。
短編集なのだけど、ひとつひとつのボリューム、
まとまりがちょうど良く、テンポ良く一気に読んじゃいました。
最後の彼のひとことがまた何とも良いです。
多分、この短編集を読んだ後に彼の登場シーンを知るという意味で読んだのなら月の扉の評価はもっと高評化にしていたかもしれません。
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「月の扉」で探偵役を務めた「座間味くん」(仮名)の活躍譚。続編。
先の事件で知り合った刑事と時折食事を供にするする座間味くん。そこで事件の話を何気なくふられ・・・という構成の短編集。
徹底したデッキチェアディテクティブと時系列ごとに進む話で彼のその後の人生が紐解かれていく・・ようなそうでもないような。
探偵役が再登場する、というだけで前作とのからみは、一部を除いて、そんなにありませんので前作を読んでなくても問題ない・・・と思う。
短編、というせいか話のテンポはよいものの、座間味くんの人となりなんかはあまりクローズアップされないためちょっと完璧超人すぎるんじゃないか?という印象もありました。
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前作の月の扉が好きで読んでみました。
前作の人質兼真相を探る役割を担っていた座間味くんが主人公
今作はその座間味くんがショートストーリーの事件を
それぞれ違う視点から座間味くんなりの真相を語るカンジで
最初は面白いものの
全てのストーリーが警察の見解とは違う見かたを語るとこに
つまらなさを感じてしまいました
ミステリーっぽい思いがけない展開を期待しちゃ裏切られる作品かなw
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「月の扉」の続編と知って手に取ったんですが、続編として描かれているのは最後の一編だけで、しかも石持作品にしては珍しい後味の作品でした…。人の心を解く、っていうメイン・ミステリはかなりこの作家さんの得意ジャンルではあるんですが、うーん…。
そういや私、ワイダニットそんなに好きじゃないのに、石持作品に関してはそのポジション抜きで楽しめてるな。って今思った←
ワンパターンな展開が続く短編の連打は、後半には少し飽きがきてしまいました。でも、こういう推理展開はちょっぴり火村先生を彷彿とさせるような…? あ、やっぱりそういうロジック・ミステリ目指していらさるのね、と思ったらちょっぴり嬉しくなりました。
が、最近再読したスイス時計が絶品だっただけに、今作は次作への期待を込めて少し辛口評価。
面白い面白くないじゃなく、読むタイミングが悪かったのと、恒例の期待しすぎ病が原因です…私が悪いんです…。
沖縄の米軍基地に対しての作者の考え方を垣間見ることもできた作品。…やっぱり人がいいっていうか、性善説だよね!←
ハイジャック事件で知り合った「座間味くん(仮)」と大迫警視が酒杯を交わす時、酒のつまみとして持ち出した事件はがらりとその様相を変える。
「月の扉」の11年後を描いた「再会」も加えた連作短編集。
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「月の扉」で活躍した座間味くんが主人公の安楽椅子探偵物。
どれも意表をつく真相ばかりの良作です。
【貧者の軍隊】この過激派組織がリアリティがあっておもしろかったです。密室殺人事件の解決の着目点が素晴らしい。
【心臓と左手】異様な事件、猟奇的な信仰を持つ新興宗教と、現実的な真相のギャップが良いです。この作品も看破の手掛かりとなる着目点がおもしろい。
【罠の名前】どの作品もそうですが、注目を脇に逸らしておいて実は…という驚きが気持ちいいです。犯人の凶悪さに惑わされました。
【水際で防ぐ】人物が組織が目的がくるりとひっくり返っていく楽しい1編でした。
【地下のビール工場】この真相には大迫警視と一緒にわたしも背筋がぞくり、としました。
【沖縄心中】これも他と同じく以外な真相が楽しい。観光地としても人気の沖縄に対する座間味君の思いが印象的です。
【再開】わたしが「月の扉」を楽しめなかったせいもあるでしょうが、イマイチな印象。なんだか最後に後味の悪い思いをしてしまいました。
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2012/2/11
石持浅海の短編ミステリがまた読みたくなって衝動買いしてしまった。
楽しみながら少しずつ読み、感想があれば加えてみたいと思う。
(税別495円)
2012/2/18
”貧者の軍隊”(P29)を読みました。
主人公”座間味(ざまみ)くん”と警視庁大迫警視との会話シーンであり、およその筋書きは・・・
”貧者の軍隊”は、日本における優秀な頭脳、技術をもったたった5人のテロリストであり、位の高い人をターゲットとし、身近な材料で作った武器を使い、他人は巻き込まない、告発したことはマスコミを通じて事実として暴かれるといったところから””現代の仕置人”と呼ばれ、一般にはうけがいい。
警視庁はテロリストの手がかりがない中、5人のうちの一人が死亡事故を起こしたことを契機に5人のアジトが判明、家宅捜査中したところもう一人が密室で死亡していた。
しかし、残り3人を検挙する手がかりなく、警視庁は行き詰まっていた。
飲み屋で大迫警視から一部始終を聞いていた座間味くん、あっさり全貌を推理してしまった。
(N談)
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座間味くんの切れ味鋭い推理(想像?)が冴え渡る安楽椅子探偵もの。
面白かったですが同時期に発表された「Rのつく月には気をつけよう」と比べると若干見劣りしてしまう。
内容が重大なだけに違和感を覚えてしまう面が無きにしもあらずというか…
それでも些細な点から論理を広げていく様子は良かったです。