サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー19件

みんなの評価3.8

評価内訳

19 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

解散総選挙に先立ち・・・

2012/11/18 00:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Fukusuke55 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ねじれ」のために、にっちもさっちも動かなかった赤字国債法案などが、するするっと可決し11月16日、あっという間に衆院が解散しました。

野田総理が党首討論で「解散」宣言したことを機に、2009年の政権交代を支持した一人の有権者として、この3年間の総括をしたいし、する責任があると思い手にしたのが本書。

本書では、自民党末期の小泉退陣から安倍・福田・麻生内閣に始まり、政権交代、鳩山内閣・菅内閣の混迷、大震災から野田政権へ、その間の凋落を時系列に、そして淡々と追っています。この淡々とした描写がなんともいいです。
終章では、民主主義の再生は可能か?という問いかけに各種の調査結果を踏まえて、代議制民主主義の機能不全をいかにして正常に回復するか、政治学者としての著者の面目躍如。具体的な提言がいくつか示されています。

全体の3/4を占める過去3年の総括を読みながら、「おお、そうだった、そうだった・・・。」と振りかえっていたのですが、徐々に無常感にとらわれてきました。われわれが付託した「民主党」の個々の政治家が、プロフェッショナルではない(むしろ素人)だとわかっていながら、あまりにナイーブに彼らの「清新さ」に賭けてしまったことを正直反省しました。

3年前に民主党のマニフェストをさっと一読した記憶があるのですが、そこに書かれていた政策を支持していたかというと決してそんなことはなくて、単に旧来のスキームを打破したかったことが、私の投票行動の原点でした。終章の「有権者の投票にいたる意識」を読むと、私のような有権者の日本中で積算され、あのようなムーブメントとなってしまったのだなぁと。自分たちも勘違いしていたし、民主党を勘違いさせてしまったなぁ・・・。

著者は、現在の選挙制度スキームでは、「民意」を反映した代議制民主主義は立ちいかないということを客観的に示した上で、マニフェストに明示した政策の「予算登録」を制度化すること、首相国民"推薦"制度など、「よりよい民主主義」のための提言をいくつも掲げています。
それぞれに、いくつものハードルがありそうではあるものの、ここまでしないと、「民意の反映」などはあり得ないなと思うのです。これは、「素人の意見をプロに押しつける、参加したがるB層」ということではなく、また「放置」、「諦観」とも違う民意の示し方です。

さすがに本日現在で14-15ある政党をひとつひとつ比較検討できないので、候補者個人の過去・現在・未来をきちんと見てみる必要ありかと思います。この3年間、「政権交代」が日本にとって何を意味していたのか・・・有権者の一人として再度、日本の現在と未来を付託する代理者を、自らの責任の下で投票したいと思います。

# 1ヵ月で新しい日本のリーダーが決まるのですが、一方で4年間かけて選び抜かれていくアメリカ大統領選挙とは候補者、有権者・・・本当に対照的だ・・・。候補者も成長する、有権者も成長する。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

私なりの政権交代の最終的総括です。一体いつまで日本政治の閉塞・漂流状態が続くのか?

2012/12/24 00:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミルシェ - この投稿者のレビュー一覧を見る

期待できそうな政党が見つかるまで投票は見送りたいと悩みましたがどこにも投票できませんでした。以前にレビュー執筆済みの「政権交代とは何だったのか 山口二郎 岩波書店」に続き、私の中での政権交代総括最終編です。更に踏み込んで、なぜ民主党政権は、正常に機能しなかったのかと、一体三年前の政権交代とは何だったのか?を、包括的に取り上げていて非常に良いと思います。また、この著者の立ち位置も各党を総括して眺め、評価している姿勢がいいと思います。政党の問題、小選挙区制の問題、そしていまだに自らで主体的に考え、成熟しているとはいえない有権者の問題など、総合的視野が良い。感じたのですが、これは私も「政権交代とは何だったのか」でも書いている通り、民主党自体にも、新しい政治を作っていくという、確固たるビジョン、戦略、覚悟がなかったのもありますが、有権者達にも希薄で、単に劣化が明らかになった自民党への嫌気だけで今度は民主党に入れてみるかという、あくまで傍観者的なお任せ的な意識でしかなく、いわば「疑似政権交代」・「お任せ政権交代」でしかなかったのでは?という虚しさが、強くなっています。これも書いている通り、民主党の理念・政策など甘っちょろい書生論くらいに思っていた人の方が多かったはず。漠然とした期待だけで民主党に政権交代をさせ、傍観していたような人達ばかりで、これでは政権交代したって、日本の政治が具体的に良くなる訳がないと書きました。やはり、民主党って、大半の有権者にとっては自民党の代用品だったん(自民党の劣化コピー、政権交代のための過渡政党でしかなかった事が露呈したし。)民主党の所属議員達も同様。現在でも野党議員のままで大臣になっていなかったら、有権者達にこんなに関心を持たれるようにならないままだったんだろうなと思われる、民主党の閣僚達も何人も見えますし。本人達は、実力だとか、やっと政策が理解してもらえたとか思っているのでしょうが。やはり自民党が劣化・凋落していった結果ではないかと。この国の有権者にとって政治家は、基本的に誰かの代用品なのでしょう。これは伊藤惇夫氏の「国家漂流」の日本人の政治リーダー軽視傾向と重なりますが。所詮、日本人って、政党側も有権者側も絶対にこの政治家こそがリーダーにというのがないんですよね。だからすぐ、政党も人気が落ち目になったと思ったら、すぐ取替、有権者もまるで流行りものみたいに、すぐに次から次へと目移りする。その時その時の、いわば旬の人気者になっている政治家達というだけで、漠然とした期待を抱くだけ。それで、別に自分達で積極的に彼らを政治家として育ていこうという努力は何もしない。主体的な応援もしない。何かをきっかけにすぐ冷める。私は積極的な期待を、民主党に抱いていたのですが。数年間の中で裏切られましたが。それから今回の自民党圧勝という選挙結果を知って、更に日本の政治に、閉塞感・絶望感が深まりました。三年で、また逆戻り?という思いです。この三年間、自民党だって、基本的に民主党の揚げ足取りばかりで、とても新たな政党として、反省すべき所は反省し、やるべき党内改革はやり、新たに生まれ変わったとは思えませんし、結局与党しかできない自民党と野党しかできない民主党、という感じですね。日本にはいつまで経っても、こんな政党達しかないのか?という絶望感が、募っています。二大政党制には、程遠い。もはや、政権交代すれば必ずしも政治が良くならないのは心に刻みますが。しかし、いつになったら日本の政治は新しい第一歩に進むのか?本当に期待できる政党の誕生は、難しいのでしょうか?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2012/10/11 10:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/11/28 01:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/10/29 10:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/11/02 09:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/11/11 05:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/11/25 15:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/12/26 14:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/12/28 07:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/12/28 14:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/01/20 19:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/02/09 21:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/02/11 19:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/09/08 13:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

19 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。