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難しい。文体も方言?なのか読みにくいし、想像したくないような表現も出てくるので、読み進めるのに苦労しました。
プロレタリア文学が好きな人には絶賛されてるようですが、私には無理でした。
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プロレタリア文学。
多喜二ってこんなん書いてて政府に目ぇ付けられて死んじゃったんだ。って思うと凄く重い本になります。実際はページ数の少ない本なんですけどね。
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どうも、面白くないし、理想が充満しすぎている気がするけれど、でも、こういう作品を書いた人が獄死するわけだからなあ。知らないといけない、と云う風な分野でしょうか。
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諸事情により「読まなければならない」状況に追い込まれて読んだわけだが…バスの中で読むものじゃないな、と。酔った。教養として知っておかなくちゃいけないことだと理解しても、目を瞑りたいのが本音。人間の尊厳はいったいどこにあるのか。屈辱的だ、と思った。同じ人間として。
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小林多喜二の「蟹工船」はあまりにも有名な小説です。ですが、読んだ事がなく、また興味も持てませんでしたが、ふとした時に「読みたいなぁ!」と衝動的に思って、購入しました。
蟹工船は蟹を捕まえて処理する船の中での出来事に関するお話ですが、リアリティがありすぎて、読むに耐えないくらいでした。
なんだかこちらもその場にいるような気がして、異臭とか、漂ってきそうな気分でした。
力強い文体に惹かれました。
一九二八・三・一五も、特高に暴行されるお話ですが、小林多喜二も共産党だったため、やられました。
その経験に基づいてかかれたものでしょうか……。
あまり詳しくはないので、分かりません。
いずれにせよ、この頃は言論の自由なんてあってもなかった時代でしたね。
今の日本は言論の自由が保障されており、理不尽な暴力はされなくなってきた平和な時代なので、
「平和だなぁ」
と思わずにいられません。
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工船とは、漁業船ではなく工場と言う位置づけなので、漁船、工場どちらにも当てはまらない、労働条件の空白地帯。コレを読むと、貧しさや搾取と言う言葉が頭に浮かぶ。10年前までは過去の事と切り捨てられたが、ワーキングプアが問題になっている現代は、この時代に逆戻りしているような気がする。
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高校生の頃、歴史の時間にタイトルだけは聞いたことがありましたが、読みたいとは思っていませんでした。
最近、新聞などでよく聞くようになったことから興味をもち、試しに読んでみました。
もっと堅くて難しい本かと思っていたけれど、案外読み易かったです。船上での出来事がリアルに描かれていました。
それにしても、最近この本に共感する人が増えてるっていうのは、本当なのかしら。私には、蟹工船で描かれているものは、ワーキングプアの言葉では片付けられないように感じられました。もっと主体的に闘っているようにみえました。
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8/4 蟹工船 心にさざなみすら起たず。
歳のせいか?
資本主義が洗練されたのか?
きっとローンのせいだろう。
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5月29日読了。一般的には「蟹工船 党生活者」の方が有名か?(私が持っているのもそちらだが)蟹工船での劣悪な環境での重労働にさらされる労働者たちの団結・共闘と挫折を描く表題作と、警察に拘留される組合員たちの暗闘と激しい拷問を描く中篇を収録。感情が抑えられた文章ながら、薄汚れた菜っ葉服・暗い路地裏の雰囲気・汗と油にまみれた体臭が匂ってくるようだ。「党生活者」もそうだが、「一九二八・三・一五」には運動する組合員たち自身とその周囲の女性たちの「何のために戦う?何のために耐える?」という疑問も描かれており、単純に資本家=悪、労働者=善とはくくれない深みを感じる。読んで面白い小説ではないが、価値のある小説であると思う。
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まったくもってつまらない。
読書に何を求めるのか。
私は単なる娯楽しか求めないので「教養」のためと思って読んだこの本は、苦痛以外何者でもなかった。
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東京ミルクホールのお芝居を観たときから読もう読もうと思っていて、やっと手にとってみた。
蟹工船のラストは、あんな風になっていたのだと知って納得。
何だか読み終わった後に重苦しくなる本。
何箇所か、あまりにも生々しすぎる表現にまともに読むことが出来ない箇所もあった。
著者自身も、拷問によって殺されていることを考えると、更に気分が重くなる。
目を背けてはいけないことなのだとしても。
一時ブームになっていたのは、いつの時代も労働者が苦しいのは一緒という事実からなのかもしれないけれど、自分がやりたいと思った仕事を目指すことが出来ている自分は幸せなのだと思った。
結局そうやって比べてしまう自分の小ささにまた少し嫌気がさしたり。
一九二八〜も読んで、特有の時代背景や環境があったにせよ、自分達が次の時代の人達のために世を変えようと犠牲を払って運動を進める馬力は、今の自分には絶対にないものだし、そこまで信念を持って行動出来るということに自分がすごく甘えた人間に思えたりもした。
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『おい地獄さ行くんだで!』
流行に若干乗り遅れて読みました。
流行の理由として「現代の社会状況と通ずるものがあるから」というのがあったと思うんですが、果たしてどうなんでしょうか。
私は別に読んでいて現代社会との共通項は見出さなかったです。
ちょっとこじつけっぽいと思いました。
内容に関しては、匿名性(個人の感情の描写の無さ)という点が気になりました。
プロ文の根底にある思想を思えばまぁ確かに。という感じでしたが。
前にレビューをあげた「こころ」などのいわゆる王道文学とはまた違った味わいがあります。
蟹工船ブームということで舞台化に映画化にとさまざまなメディアミックスが展開されているのでブームに乗り遅れないうちにぜひご一読ください。
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以外に短いお話だったことに驚いた。
でも、読んだ後、「自分のやりたいこと」って何だろうか?と考えた。
歯車になって働くことに、不満も抱かなくなってしまってるんじゃないかと思ってしまった。
蟹の缶詰を作る人たちの名前が一切出てこず、集団として、また駒として扱われていることが伝わってきた。
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日本のプロレタリア文学の古典。
組織と個人、労働と搾取。
この問題はいまだ解決することなく、組織に対して皆さんもどこかで不満なり疑問を抱いているのではないでしょうか。
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私は、蟹工船よりこっちが好きかなぁ。
じわりとくるような冷たさ。
生々しさ。
相変わらずハマっております。