紙の本
レバレッジをかけるということ
2013/04/21 18:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:40代のサラリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな作者のひとりです。この本では、彼がが常々述べているリスクを取るということについて具体的に商品名もあげて紹介してあり、分かりやすかったのが良かったです。文庫版では追記もしてあり、値ごろ価格でお得感もありました。
電子書籍
日本は資産を海外に持ち出すのが難しい国ではあるが
2018/12/31 07:54
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の他の本と共通する部分は3割ほど
生き残るためにはマイクロ法人設立や、この本の中で示唆されている方法に頼るのがいい
ただネックなのは日本は資産を海外に持ち出すのがやや難しい国であるということ
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海外ETF、FX(外国為替証拠金取引)やベトナム株や、タックスヘイブンの話など、海外に対する資金運用商品の説明や、その歴史、現状を紹介してくれている。
タイトルから想像するに、いろいろな海外投資の方法を、著者の運用の仕方を交え紹介してくれるのかと期待していたが、内容は違うものだった。
期待したものではなかったが、ただ一点、
日本企業で働くという行為が、日本の資産に依存(投資)していると考えるならば、ポートフォリオ(分散投資)の観点から、海外投資をすべきだという考えには凄く納得した。
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橘玲著。
タイトル通りのない内容ではないけど、
美味んぼの「究極vs至高」を投資において、シュミレーションし、人的資本が日本なら、金的資本は海外にってとこや、
「ノーマネー・ノーフリーダム」ってこと、
みんなは自分より正しいってことなど・・・・
うん、橘玲。
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儲けた自慢話の発展途上国や海外投資を推奨するだけの指南本ではない。
ネット証券
海外旅行の手軽さ
インターネットによる情報革命
による従来の国家の枠組みが変化をしつつあることを硬派に著述されている。真のグローバル化を予見。
論拠、最新情報も補足されて、結構刺激的な内容。
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MSCIなどの投資商品
人的資本のあるサラリーマンは全てをリスク資産に傾けるべきといった主張。
ジムロジャースといった投資、旅を叶えた人物。
100%儲かっていたベトナム。
ADRという商品。
ミセスワタナベというレバレッジが生んだ人物
タックスヘブン
SWIFT、コルレスバンク制度。
クリアリング機関。
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『臆病者のための株入門』のステップアップとしての本。
内容は、私のような初心者が読めるものではなかった。
細かい金融商品が沢山書かれているので、そこはほとんど流し読みをして、理解できるところを読んだという感じ。
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金融の基礎の基礎。
運用に関しても基礎。
国内でしか投資した事ない人、ヘッジファンドやタックスヘイブンを知らない人、武富士裁判の意味を知らない人・・・ホンマ基礎の基礎。相変わらず、橘玲の本は読みやすく分かり易いです。
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美味しんぼになぞらえた、究極の投資VS至高の投資は、わかりやすかった。やってみよう!という気になる。誰でも億万長者になる方法もわかりやすい。
本が後半に行くに従って難しくなり、素人にはとっつきにくく、前半に書いてあったことも行動に移すのがおっくうになる。
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世界は何でもありのワンダーランド
個人のリスクを国家から切り離し、「金融2.0」時代を生き延びろ!
「金融2.0」時代は、特別ではないすべての人にチャンスがもたらされる「自由」な世界が広がっている。世界経済が大きくその姿を変えつつある中、「個人のリスク」を「国家」から切り離すことだけが、家族の生活を守り、生き延びる唯一の道となる。いまこそ国境を越え、プライベートバンカー、分散投資、エマージング投資、ミセス・ワタナベ、ヘッジファンド、タックスヘイヴン……数々の神話を巡る旅に出よう。その先に、あなたの新しい人生の扉が開く!
●さよなら、プライベートバンカー
●究極の投資vs.至高の投資
●誰もがジム・ロジャーズになれる日
●タックスヘイヴンの神話と現実
●億万長者になるなんて簡単だ
※本作品は2008年3月、ダイヤモンド社より刊行された『黄金の扉を開ける 賢者の海外投資術』を文庫収録にあたり加筆、修正したものである。
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橘玲氏の投資本を初めて読んだ。2007年頃書かれた単行本に、2011年に加筆して文庫化されている。2017年の現在読むと、既に変化してしまっている部分もあるが、幅広い海外投資商品に言及してあるので、参考になる。日本で働いている以上、生涯賃金を人的資本として日本に投下しているので、日本株を買うなどして資産ポートフォリオに日本を組み込むのは愚策だという作者の視点は面白い。
ターゲット読者としては、中級個人投資家と思われる。上級者には物足りないだろうし、投資初心者には不案内な言葉もたくさんあるに違いない。
中級個人投資家の私が個人的に面白いと思ったのは、各種ETF商品の紹介や、ミセスワタナベの戦略、非居住者の税金の箇所など。マメに可能な範囲でリスクを取れば、誰にでもそこそこ儲けは期待できるようだ。まぁでも投資商品の中身や仕組みが自分でよくわからなければ、下手に触らないほうがいいだろう。
自分自身の投資経験から言えるのは、投資はゼロサムゲームで、自分が儲かったら、その分誰かが損をしているということ。また、投資商品を扱う会社は、投資家の知識のなさに付け込むので、詳しくない人は要注意ということ。
現代の海外投資ダイジェスト本としてなかなか良かった。
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あとがきによれば、本書は「臆病者のための株入門」の上級者版だという。
ここで紹介されている「究極の投資」はおそらく上級すぎるため、片手間の投資によって資産を少しでも増やしたいと思っているような人たちが、試そうと思うような方法ではない。
本書のメインコンテンツというべき「究極の投資」は、”人的資本を担保として、ETFの信用取引や株価指数先物のデリバティブの取引などを活用して金融資産に大きなレバレッジをかけること ”だからだ。
したがって、投資初心者や、中級者が利殖のための実践的なノウハウ本を得ようと期待して読むと、肩透かしを食うだろう。
本書のほとんどの部分は、ヘッジファンドの盛衰、タックスヘイブンの現実など、金融読みものとして、このような世界があるのだなぁと見識を広げるのに役立つ内容だ。読みものとしては読み応えはある。私は面白く読めた。
この本が発行された2011年から、10年経った2021年の現在、ETF、インデックスファンドは数多く登場し、状況はだいぶ変わってきている。当時よりも、もっと簡単に、コストも安く、様々な組み合わせでポートフォリオを組めるようになっている点では、有利な状況になっていると言える。本書で、過去を振り返り、個人投資家にとって恵まれた環境になってきたことを実感するのもいいかもしれない。