紙の本
炎症と酸化
2017/05/13 09:13
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投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
老化の原因は炎症である。炎症であるから治療は可能である。だから老化は治せるのだ。というお話です。
炎症をなるべく起こさないような生活を心がけることが胆っていうところです。食事運動ストレス軽減などなど。
酸化についても老化の原因とされていますが、酸化による炎症の発生という観点で語られています。
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読書メモ
①最高齢122歳フランス人女性で世界最高齢
②歯周病予防するための歯磨きは、
食習慣にあります。
野生の動物は糖分の多いものはめったに口にしませんが、
ヒトだけが好んで甘いものを食べて、歯周病を引きおこす。
最近の疫学研究から、65歳の男性で18本以上歯が残っていれば、
平均的には80歳まで寿命を伸ばせる。
③便秘は長寿の敵、便秘を治すためには。
1。食物繊維の多い食物(こんにゃく、海草類)を食べる。
2。便を柔らかくするために、多めに水分摂取する。
寝る前と起きた後に水を飲む。
3。毎日排便する時間をきめる。
4。排便時にあまり力まないように、腹筋を鍛える。
5。排便のツボ、左下腹部を強く圧迫する。
④水は生命の源。
睡眠時に300ミリリットルとか1リットルの汗をかいて、
水が不足する。
体内から体重の2パーセントの水が失われると
意識がボンヤリして、10パーセントを失うと、生命に危険な状態になる。
水は体にとって大切。
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老化とは炎症という病気なのだということを、1冊の新書で述べられております。
読み終わった段階でいえることは、「なるほど」ということ。
ついては、私にできることは、歩くこと、過剰にならないような食事、かといって、栄養不足になってはならないので、そのあたりは、結局腹八分目あたりにすること。
歯を磨くこと。
7時間くらいの睡眠をとること。
悩まぬこと。
そんなあたりでしょうか。
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性成熟までは遺伝子にプログラムされているが、以降は自然炎症・慢性炎症・急性炎症で身体が損傷を受ける。修復機能も衰えていくため、老化が促進する。
老化は炎症という病気である。だから治せる、というロジックです。ただ、ここで言う「炎症」には自然炎症、つまり生物としての代謝=エネルギー活動も含めているため「治す」と言い切れるものでしょうか。老化をめぐる最近の研究結果の紹介本です。
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[ 内容 ]
老いのメカニズムがついに解明された!
老化の原因は炎症、ならば「老化」は治せるのだ。
すでに医学の世界では、炎症の治療法・治療薬の研究が進んでおり、「老化」はもはや治療可能な疾病なのだ。
炎症と老化の関係に早くから着目し、早老症、老年症などを治療・研究してきた著者がやさしく解説する最新の「不老の医学」。
「老化」を治して若返るための生活術も。現代人、必携の書。
[ 目次 ]
老化学に新しい知見
第1章 老化イコール炎症という新方程式(老化と病気;炎症の範囲はとても広い ほか)
第2章 不老の妙薬?(古代にも「鎮痛剤」があった?;錬金術と科学の接点 ほか)
第3章 夢の「抗酸化剤」は老化を抑制できるか(アスピリンの代役;新しい抗炎症剤 ほか)
第4章 老化は予防できる(動脈硬化にならない人々;老化を防止する亜鉛 ほか)
老いの意味を自問する
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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老化防止のノウハウ本ぽいタイトルですが、身近な病気やクスリについての基本的なメカニズムや医学の発展の経緯などが素人にも分かりやすく書かれている。
自分の健康のことなのに、基本的なこと全然知らなかったなあと気付かされました。