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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
路地裏にたたずむカフェくろねこ屋に集う人々
(主にオーナーと店員)
失業してこちらに流れ着いた(まさにそんな感じ)ナズナ
店長のヒイラギ、副店長のシロタエ、パティシエのタンジー、料理担当のアマリネ、
黒猫のシラー
そして、オーナーのネコヤナギに
高校生・エイスケ
店員たちは皆本名ではなく、
でもその名前でそこに存在する。
ゆらゆらと揺れるような現実感とファンタジーな感覚
そこに存在する人々
その人々のきらめく感情
穏やかに時には激しく
あるいは拗れてその空間の揺蕩っているような作品
ナズナ君がカフェくろねこにやってきて
色々質問したり出会ったり知ったりすることで
読者が知りたい世界観を説明してくれているようです。
今のところお相手がいない唯一の男子なので、
どなたか良い人が見つかると良いですね。
(親心のように思ってしまったりします)
淡々と緩やかに描かれているので、
そこが魅力的な作品なのですが、
そこにはまれるかどうかがこの作品にはまれるかかどうかの境目かもしれませんね。
個人的にはタンジーとエイスケの関係はきゅんときちゃいました♪
☆3.5評価の4です。
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BL小説ってどんなだろう‥と思って、漫画でそこそこ売れたやつのノベル版みたいなものを買ってみたのですが、うむ!なるほど!とくに名作ではなかった!
くも先生の絵や4コマが挿入されていて、全体的にとっっってもかわいい本でした。装丁も本文デザインも突き抜けてすばらしい!こんなふうにデザインしてもらえる、視覚化してもらえる小説って幸せだなあーと思いました。
こういうふんわり系のBL小説で満たされる人がいて、その熱望によりこのような素敵な本が企画され完成すること、それがとても喜ばしいことだなあと思います。
BL漫画は、表紙やあらすじや前評判でだいたいアタリをつけられますが、BL小説は漫画の3倍くらい混沌としている印象です。
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まんが編より読みやすく面白かった。
オーナー・ネコヤナギ×店長・ヒイラギ
パティシエ・タンジー×高校生・エイスケ
フード担当・アマリネ×副店長・シロタエ
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全二巻(+コミック一冊)。
コミックもあわせて読むのが○。
三組(コミックは別)のCPの短編集。
・くろねこ屋のオーナーと店長
・コックとウェイター
・パティシエと客(高校生)
いろんな人のお話を少しずつ、という掻い摘んだ形式なので一組のCPの成り行きをじっくり読むのが好きな人にはあまりオススメしません。ほのぼので心理描写が中心なので、性描写を求める人にもオススメしません。
ナズナの恋や少し大人になったエイスケとタンジーなど、気になるところを残しつつ二巻が終わったのがもどかしかった。この不完全燃焼感、妄想する余地がある、とも取れるけれど……ううん。
こういう短編にキリのいい終わりとかってないような気もする。いつか思い立ったときに続編とか出ないかな、そんな期待感を残して。
追記190924:今となっては既知かもしれませんが、椹野さん(多分他の作家さんも)の作品は、各出版社やレーベルに続編の需要が届いたときに族執筆依頼が入るそうですね。
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あぁ、いいなぁ……読んでてなんだか宝物感。
空間・時間・雰囲気・人間模様……この物語はそんな宝物でいっぱいでした。
読後にはとてもあったかい気持ち。お気に入りの1冊になりました♪
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コンセプトといいスタッフの面々といい、とっても素敵な雰囲気のカフェですね。たとえばこのスタッフの顔ぶれを男女混合にした場合を仮定(想像)してみる。すると途端にドロドロと生々しい空気が漂い、寄り付きたくなくなるのはどうしてだろww。BLマジックが効いてるね。ナズナくんだけがポツンと一人、どうか彼に春を!