紙の本
救われた
2015/01/13 22:25
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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この本に命救われました
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思っていたより、本の内容が薄かった。多分改行とかをやりまくらずにきちんと改行して、同じことを何度も言わなければ相当短い本になるのでは…。
でも、1人の時間を通じて成長するということや、今の自分より少し上の理想を常に持つことで、よりよい成長がてきるといった点は共感できた。
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前半は子供向けかな?と思いながら読んでいたけど、『他者』と『他人』の違いについて、私は区別していなかったので、なるほどと思いました。勉強になりました。
死なないでというメッセージを何度も書かれているのも好きです。年甲斐もなくジーンときてしまいました。
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世間と空気、恋愛の1/2、に続き、かなり好き。著者の目線は、自意識過剰な、繊細で傷つきやすい、多くの人間に対してもちろん優しいが、ただ優しいだけでなく、頑固なまでに一貫して同じメッセージを伝えていると思う。人は全員違う。それが当たり前で、それでいい。ということ。そして、その事実を無理にねじ曲げて伝えようとしたり、刷り込んだりしようとするものを否定する。かわいらしい童謡さえも。この本は、間違ったメッセージを内面化してしまった人に、自分で行う洗脳解除の方法を教えてくれているようだ。
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《感想》
読んだけど、あまり記憶に残ってない。
けっこう独自の意見が書かれていたような気がする。
2006年に書かれた本で、その時著者は40代後半だったようだけど、
まぁそのぐらいの年代だろうな、と書かれている内容から推測できた。
悪い本ではないと思う。
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鴻上さんの考えに影響された十代後半でした。
孤独と不安に向き合おう。
『トランス』を文化祭でやったのは、高校時代のハイライトだったな。
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数年に一度、自分が死んだ後に子どもに読んでもらいたい本と出逢います。何年ぶりでしょう。そんな本に会ったのは。本に赤鉛筆の朱色がたくさん並びました。自分が欠落した人間だと自覚のある方にお薦めです。毎日をうまく生きている人には、きっと、興味のないクラブのフライヤーにしか見えないような素敵な本です。
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人生においての何か大切な忘れ物のようなものを手に入れたようなそんな感じ。決してhow to本でないところがいい。なんか、ものすごい良かった。心に響いた。
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この本には孤独や不安と向き合って生きていくための重要なヒントがちりばめられていて、とてもためになることが書かれております。
はじめに言っておきましょう。この本は、良書です。初めて読んだときは久しぶりに「ホエー」といいたくなる本に出会いました。作者の鴻上尚史さんは、著名な劇作家、演出家で、演劇の世界を離れていてもなお、影響を受け続けています。この本に書かれているとおり、「ニセモノの孤独」と「後ろ向きの不安」は人生を破壊するが「本物の孤独」と「前向きな不安」は人生を広げてくれる。
というのはまことに至言で、自分が現在向き合っているものは果たしてどちらなんだろうと思いながら生きていますけれど、これを読んで自分の「宿命」というものを受け入れられそうな気がしました。
「本物の孤独」と「前向きの不安」を見つけ、それを楽しみ、共に生きられるようになるため荷は本当に時間が駆ると思いますけれど『不安』と『孤独』は私たちが生きている限り、影のように付きまとってくるものです。周りに流されずに『不安』や『孤独』とともに生きて生きたい人には、最良の書であるといえますね。
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本年2冊目の購入。(なぜかいい本が手元からなくなる)
この本以外に、孤独&不安関連の本は要らないと思えるくらいまとまっている。社会心理学にもつながる。
最終的には自分で結論を出すしかないのだか。
(まあ、どんな本も答えをくれるわけではない。自分なりに考えて結論をだして日々生きていくしかない、当たり前だが。)
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「本当の孤独」という言い方はなんとも大雑把な言い方だと思うけれど、
まぁ、分からんでもない。ホームポジションのことだね。
恐ろしくもカッコ悪くもない「本当の孤独」であるところから
始めればシンプルに考えられるよ、という本か。
それにしてもやや鬱陶しいくらい親切だが
著者がこの本を差しだしている相手は本当にいるのかね。
別に本当の孤独にたどりつかないまま、
もがくような人生もあっていいと思うよ。
というか、それを本当の意味で気づけないことはあり得ないでしょう。
生き続けるなら。
名前を捨てたら知らんけど。
そんなやつは僕は知らん。鴻上爺さんは親切すぎるよ。
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「孤独と不安」に決して終わりはない。
大切な事は、それらと向き合い、ともに楽しんで生きていく事です。
「ニセモノの孤独」を知る、
「根拠がない」から始めよう、
つらくなったら、誰かに何かをあげる、
あなたを支えるものを作る
人気演出家が綴る「ひとり」を生きるための練習帳。
表紙のデザインに惹かれて読んでみました。
個人的に孤独と向き合うのは凄く好きな方です。
人が成長をするのは、自分自身と向き合って真剣に考える時と、誰かに指摘をされた時が大きく躍進が出来る時間・瞬間なのではないかなと思っているので、概ね本書の理論には賛同できました。
普段生活をしていると余分な事を考える事が無いけれど、
夜、一人になると手持無沙汰にいらん心配や自分自身を卑下してしまう事もなくもないと思います。
マイナスな不安とプラスの不安。
どちらも同じ不安ですが、自分自身にもたらす効果は雲泥の差があると思います。
要は考え方次第で姿勢も向き合い方も大いに変化をしていくと言う事だと思います。
孤独が辛いのではなく、寂しい事が辛い事だと言う事。
凄く大切な事だと思います。
一人になって、自分自身と向き合う事は人生の大きな糧となり、
今後の人生に役立てる一種の充電時間の様にも思えます。
自分自身を労わり、深く知り合うには、ひとり、自分自身と対話をする事が良い事だと思います。
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第三舞台主宰で、脚本家演出家小説家の鴻上尚史が、孤独と不安への正しい向き合い方を説く。
読んでるうちに私は思った!この本は私に向けては書かれてないのではないかと。もちろん私が読んでもなるほどと思うことは書いてあるんだけど、作者がもっと明確に設定した読者がいる気がした。
じゃあ、この本はどういう人に対して書かれているか!
①孤独を恐れている人
綿谷りさの『蹴りたい背中』のヒロイン、ハツだっけ?だとか、その友達絹代だっけ?とかに鴻上さんはこの本を読ませたいんだろうそうに違いない。でもああいう高校生は難癖をつけて鴻上さんの主張を流すだろう。鴻上尚史?ハッ。っていうスタンス!
②不安を恐れている人
っていうか、うつ病の人。鴻上さんは本の中でうつ病について触れ、「死なないでください」と書いてます。うつ病の読者をはっきり意識しながら書いているんですね。
③孤独を知らない人
っていうかずっと実家暮らしの人。「ひとり暮らしせよ」と鴻上さんは言います。この主張が一番面白かった。
鴻上尚史についてそんなに詳しくないけど、なんかテレビとかで見るとにやけた優しそうなおじさんじゃん。まともな大人に見えるじゃん。この本はちょいちょい過激な内容を含んでるんだけどそれにあんまし気づかせないのはそのイメージがあるからなんだろうな!これを内田裕也が書いてたらさ、ウワー、って思うもんやっぱ!
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昔から、自分がそこはかとなく感じていた疑問や違和感の一端(あくまで全部じゃなく一端)をはっきりと文章化されたような気分になった。世間について説いた昔の原本や、演劇論なんかも織り交ぜて日本にある『孤独と不安』を分解したような印象がある。(『「空気」と「世間」』も同時進行で読み進めている。)
これを実践するには、『バランスのとれた世捨て人になれる感覚』が必要なのかもしれない。
それって、労力のいることだ。逆に教育と文化が創り上げる『常識』という幻想の強固さも知った気がする。
それと、なによりも文章が上手い。
「全体にうったえるものでなく、1人に語りかけるように」
きっと、それを意識しているんだろうなぁ。
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あぁ、みんなはこんな風に「孤独と不安」について考えているんだなぁと再認識。いま僕が利き腕で反対の手の肘あたりをつねった。この痛みは誰とも共有できるはずが無い。そんな単純なことが「レッスン」を受けなくちゃ分からないなかと少し愕然とする。君は僕じゃないし、僕は君じゃない。そのことの絶対性を認識しなくては人間関係なんて構築できやしない。