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久々に女王様の本買ってよかったーと思った。
私の戦っているのは結局「私」であり、自己愛と自己破壊のハザマでどうしていくかっていったら、そんな自分を笑うしかないというのは、けっこう救われる結論なきがするのだけど、どうでしょう。
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中村うさぎって整形依存症の人というイメージしかなかったのでこんなにサバサバした性格とは知らず。ふざけた感じの本かと思ったら意外とまともな事ばかり書かれていたので、いい勉強になった。バサバサ切っていく感じがたまらない。
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笑った。おおいに笑った。特に岸恵子と瀬戸内寂聴につっ込みを入れるくだりね。
木嶋佳苗を分析している、その分析力にも脱帽。
ほんとに頭のいい人だなと思う。
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「他者のいるドラクエ」ら辺の内容は、欲求と欲望がごっちゃになっているのでは?とちょっと思いました・・・?
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【民よ、女王様は死の淵から蘇った!】閉経後のリアルセックスであがいていたらまさかの入院! 三度の心肺停止! 奇跡の生還を遂げた女王様が綴る、死との闘いの記録。
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意外に真面目でびっくり。いちいち納得!好きに生きればいいのだし、ドロドロした部分も当然あっていいんだ、と思えて楽になった。
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中村うさぎさんの本をちゃんと読んだことはないような気がする。
文春連載をまとめたものの1冊、なんでしょうが
この本1冊だけで、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた興味深いテーマがたくさんあって
読み応えありました。
何しろ、体張ってお金使って大騒ぎしたからこそ出てくる言葉の数々は
説得力と迫力がある。
ただ自分のことを赤裸々に書くだけでなく、
その先の分析、哲学的なものと、客観的な視点からの文章にも
いろいろうなづかされること多々あり。
まあ説教じみた文章もあるし、
女性の中でも「モテ」を志向するタイプにだけ当てはまることなんじゃないのか、とか
疑問のあるところもあるが、
頭の中だけで組み立てられた言葉ではたどり着けない結論は
誰にでも出せるわけではなく、
でも誰にでも届くように書いてくれるのは素晴らしいことだなと思う。
「他者からの承認」を求め続けて、
でもその他者が、突き詰めると「こうありたい自分」だったと分かった時の
抜け出せなさ感が凄い。
欲望があったからこそ人間は社会を作り進歩させてきたんじゃないか、
との認識はもっともだと思うが、
以前読んだ橋本治の著作の中に
「いまや欲望にしか、経済のフロンティアは残っていない」な文章を思い出し、
欲望を相手にしたら、ゴールなんてないんだよな、と思う。
他者からの視線を捨て、自分になる、という終盤の結論は
同時進行で読んでいた「オリーブの罠」とシンクロ。
オリーブ少女的な女は、最初からその地点にいて、
それはそれで苦労があるんだけどね、と思った。
この手の話は、ホント奥が深くて面白い。
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重い話になるが
『死はむしろ煩わしい生からの解放であり、私にとっては救いである。死ぬのは一向に構わんが、死ぬ際に苦しむのは嫌だなぁというのが目下の本音なのだ。』
『死ぬことよりも、死ぬ時に痛かったり苦しかったりするのが怖いだけじゃない?眠っているうちに安らかに息が止まるなら、べつに明日死んでもよくないか?』
激しく同感した。
全く私が考えていたことと同じでビックリした!
とくに生きたいと感じたことはない。
というかむしろ1日に一度は死について考えてるいるから。
『メメントモリ』のこともそうだけど
みんなはそこまで死について考えてないのか?
まして10代や20代でこんなことを
考えているなんて珍しいのか?
著者も「まだ輝かしい未来がある若者はそこまで考えてないかもしれないが…」
というのようなことが書いてあったので
他の人にも聞いてみたところ
あまり考えてないようだった。
私が毎日考えていることを
私世代の人達はあまり考えていなかったなんて!
「生きるのが面倒くさい」
「何もかもが嫌になる」
わたしも最近、
このままあの世に行けたらと突然思うことが多々ある。
辛い時とかじゃなく
本当に何気無い時に過るの。
夜、寝ようとベッドで横になって
外を見ていて
ベランダをみて
飛び降りたくなる衝動に駆られことが何度かあった。
わたしだけかと思っていたが
他にも思ってる人がいたなんて
意外な発見だった。
この著者のように
客観的に物事を見れたらいいのだが
自分にはまだそれができない。
それができれば
たとえ傷ついても
もっと早く立ち直れるだろうな。