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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.3

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本

愛こそすべて、は愚か者の台詞なんだろうか。ハードボイルドです。

2011/09/16 11:19

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハジメマシテの作家さん。
そしてデビュー作。

といっても最近デビューしたわけではなく、
著者が注目を浴びたのは本書の次に刊行した
『償いの椅子』という作品だろう。

読む前からのなんとなくの感覚なのだけれど、
沢木冬吾といえば、ハードボイルドなイメージがある。
文庫の裏表紙にある内容紹介をざっと読んだだけで
受けた印象だけれども。

本書もハードボイルドではあった。
そして哀しい物語だった。



前妻が引き取った息子・慶太の誘拐事件の身代金運搬係に
指名された探偵の久瀬。
ほとんど接点のなかった慶太のために久瀬は奔走し、
慶太はなんとか保護される。
そこから慶太との生活が始まる。
なぜならば、慶太の母・恭子とその内縁の夫・釜崎が行方をくらましたからだ。
恭子の行方を追ううちに久瀬は、
釜崎たちが裏の世界に関与していることに気づく…。



久々に会った息子とのぎこちない父子生活。
その生活に対して父も子もそれぞれ思うところがあって必死だ。
久瀬は大人だからまぁいいとして、慶太を思うと切ない。
小さいながらも生きようと
いろいろと頭を巡らせ、必死なのだ。


本書を読んでいて、
先に読んだ『小夜しぐれ』(高田郁)で種市という
料理屋の主の言葉が思い出された。

――信じて寄り添ってくれる誰かが居れば、そいつのために幾らでも生き直せる



本書にはそれができた男がひとり登場する。
そして、できなかった男もひとり。

そのできなかった男は端的にいうと悪者なのだけれど、
彼を思うととてつもなく哀しくなってしまった。

慶太には幸せになってもらいたい。
そう願わずにはいられない。
そんな物語だった。

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2008/05/05 11:25

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